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徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

WAKU WAKU WORK 2023 in酒田南高等学校

2023-06-01 08:19:31 | 建築つれづれ…
 今年も講師として登録したWAKU WAKU WORK。

 この職業体験企画に参加するようになって、今年でかれこれ5~6年になるだろうか。

 まず今年最初のエントリーは酒田南高等学校。

 今年は少数精鋭で1組4名の2セットと、生徒の興味のある体験を選んで最後に1セット行うスケジュール。

 

 私の設計した作品のパネルや、模型を展示しながら設計作業の話や実際の設計中の逸話を話しながら作業をしてもらった。

 2組とも私の話に耳を傾けながら熱心に作業してくれた。嬉しい限りである。

 当事務所の他にも警察、建設会社、介護施設、ガソリンスタンド、ラーメン店等々バラエティに富んだ参加企業。

 中でもラーメン店は実際にラーメンを作り食べれるとあって、私自身もやってみたいなと思わせる内容。

 参加したラーメン店はご近所で、店主とも仲がいいので生徒の体験前後に会話を楽しませてもらった。

 さて、生徒個人個人の興味のある企業ブースを自由に選択し体験を受ける3セット目。

 設計事務所の作業は地味な作業。

 他のブースは結構派手なブースもあったので、正直3セット目は参加0も予想していた。

 しかし、興味があります…と2名の男子生徒が私のブースに来てくれた。

 好きなことを仕事にできるって理想だと思う。

 これから未来のある高校生や中学生には、好きなことを職業にして欲しい。

 仕事はどんな仕事であれ辛いもの。

 好きなことを仕事にすれば辛いことも結構我慢できる。

 若者にはそんな選択をして欲しいと思い、3セット目は熱が入ったのであった…。
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無駄を回避する6秒ルール

2023-05-17 08:36:29 | 建築つれづれ…
 思うように物事が進まないとストレスが溜まります。これは仕事でもプライベートでも同じ。

 相手との感情のすれ違いが起き、怒りを爆発させてしまう。

 怒りはコミュニケーションにおいて、ほとんどが「無駄」。

 

 感情をコントロールをすることが、対人関係をスムーズに回すために必要なスキルです。

 そんなことは分かりきっていることなのだが、残念ながらこの歳になってもできない自分がいます…。

 常に「冷静」でいることが大切なのは、分かってはいるのだけど…。

 人間は6秒間じっとしていれば、理性的な行動がとれるらしいです。

 怒りそうになったら、心の中で6秒数える…。

 6秒後に、自分の意見を落ち着いた口調で話をするようにすれば、怒りを表さずに上手く乗り切れたりするのだとか…。

 怒らないでいるためには、こういう考えの人も世の中にいると割り切るしかありません。
 
 自分自身にルールを設けている人は、相手にも同じルールを押し付けてしまう傾向があるので、「怒り」を感じ易いとか。

 自分も思い当たる節があります…。

 怒りを表現しない、常に冷静、社会人として必要なスキルだと思います。

 さて、今日も6秒心で数えてから仕事に励むことにします…。
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残念な新築アパート

2023-04-12 09:02:00 | 建築つれづれ…
 先月、息子の卒業式に出席してきたが、その足で娘のところにも足を運んで来た。

 

 以前住んでたアパートが古くて寒い。その上浴槽の排水が悪くシャワーだけの生活になっていた。

 そこで今年1月に新築アパートに引っ越した娘。 

 どんな部屋なのか興味津々に娘のアパートを雨の中訪れた。 

 浴室やキッチン、トイレなどの設備は申し分ない。間取りも良い。

 娘は隣室の音が結構聞こえると不満を漏らしていた…。アパートで隣室との遮音性能が低いのは致命的…。

 私が訪れた際は、隣の音が気にならなかったが、隣人にはこっちの声が聞こえていたのではないだろうか。

 いつもは娘一人だが、その日は私、妻、息子といつもより3人増での話声。うるさかったに違いない。

 さすがに現時点で壁の仕様までは確認できるはずもない…。

 それともう一つ。サッシの結露がひどかった。 

 ガラスはペアガラスで結露していないが、サッシのフレーム部分から半端ない結露。

 建築家として許せないレベルの結露である。

 よく見れば、アルミサッシを使用している。これでは結露するわけだ。。。

 せっかくペアガラスにしているのに、サッシが断熱性能の低いアルミだなんて…。

 最低でもアルミサッシより断熱性の高い、アルミ+樹脂複合サッシを使用してもらいたいものだ。

 建築家やきちんとした設計士が設計をしたとは思えないバランスの悪い仕様にガッカリ。

 娘のように知識のない人は、間取りや設備の良さはわかるが、サッシやガラスの仕様まではわからないよなあ…。

 私は通常、アルミ+樹脂複合サッシよりも断熱性能の高い樹脂サッシを自分の設計での標準仕様としている。

 家の断熱性能は窓から。

 隣室との遮音といい、窓の断熱性能といい、残念な新築アパートであった…。
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先輩建築家の訪問

2023-04-06 08:59:43 | 建築つれづれ…
 先日、思わぬメールがあった。

 人生の大先輩である方からのメールだったが、失礼ながら会ったこともなく名前すら知らない方。

 

 とは言え、酒田出身の建築家の方。

 丁寧にメールを返信すると、次の日に会うことになった。

 当事務所を訪れた先輩建築家は、50年ぶりに地元に帰ってきたと言う。

 東京での第一線は退いたものの、残りの人生を地元で少しスローダウンしながら建築と携わっていきたい様子。

 そこで私をネットで見つけ建築談義をしに来たのだ。

 双方の自己紹介から始まり、酒田の設計事情や今後の生末、建築への思い、実際の私の仕事内容等々を語り合った。

 建築への思いや考え方も大部分が私のものとリンクした。

 あっという間の2時間。久しぶりの建築談義は、時間の経過を忘れさせてくれた。 

 非常に紳士的な先輩建築家であった。

 今後何かに行き詰まった時、相談に乗って欲しいなと思わせる方。

 また一つ、縁を頂いた。
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家系を受け継ぐ息子

2023-03-30 08:22:14 | 建築つれづれ…
 春は別れの季節でもあり、出会いの季節でもある。

 この春、息子が無事に大学を卒業し新社会人としての一歩を踏み出す。

 その門出である卒業式に赴いた。

 

 4年前の入学式。娘の大学の編入とも重なり、当時の我が家は娘と息子の引越と入学式が重なりてんやわんや。

 息子が卒業する4年間で、娘と息子のところに何回か遊びに来たいねと嫁と言っていたが、その後のコロナ禍でその言葉は実現できなかった。

 小学校の頃から「俺、大工になりたい。」と言っていた息子。

 その言葉に「いいんじゃないか。今どき、若い職人が少ないからチャンスだと思うよ。」と背中を押した私。

 代々我が家は、私の父、祖父、曾祖父と大工の家系。

 私が継げば4代目だったが、同系列の道を歩んだものの4代目にはならなかった。

 父からは大工を継げと、小さい頃から催眠術のように言われたが、その催眠術には肩までどっぷり嵌らなかった私。

 亡くなった父の血は息子が受け継ぐことになる…。

 卒業式に出席後、私は仕事の打合せで都内に向かい、その日の夜は横浜に赴き娘と合流し家族四人で会食。

 息子の赴任先は、私も若い頃に1年半通った同じ場所。

 息子はアパートの部屋から、私の設計したビルを眺めながら新社会人、新米大工としての一歩を踏み出す。

 これも何かの縁である。

 私の若い頃の目標は、「私が設計した建築を父が造る」ことだったが、今は違う目標となった。

 「私が設計した建築を息子が造る」

 草葉の陰から父も喜んでいるに違いない…。
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