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徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

建てたい時が建て時

2021-12-01 08:38:51 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 今年の5月から計画を重ねてきた某住宅案件。遡れば年明けからライフプランニングを行っていたので、足掛け11ヶ月が過ぎた。

 

 基本設計が終わった8月に施工会社に概算工事費を算出してもらい、当初予算より1~2割ほどのオーバー。

 ウッドショックやアイアンショックの影響で、思ったよりコスト増が大きかった…。

 そこで以前資金計画をお願いしたライフプランナーに、再度資金計画の相談をかけた。

 ライフプランナーの回答は、1~2割ローン増資をしてもライフプラン上赤字になることはないと回答をもらう。

 クライアントとほっと胸をなで下ろし、予算の上積みを決めた。

 そして10月に図面が上がり11月末に最終見積書が出てきた。

 出てきた見積金額を見てホッとする私。以前の概算金額よりも1割安く提示を受け、増資した予算に対してストライクゾーンである。

 クライアント、施工会社、そして私と打合せをし、クライアントに見積書を提出。

 施工会社と私から昨今の建築業界の情勢を説明する。

 ウッドショックやアイアンショックでの建設コストアップの状況とこの先の予想、建築資材や設備の納入期間の長期化等々…。

 それらの件も踏まえ、いつ工事にGOをかけるか少し考えるとのことでその日の打合せは終了。

 それでもクライアントからは前向きな返事をもらった。あとは世の中の情勢を判断していつ一歩を踏み出すか。

 建てたい時が建て時。あとはクライアントの気持ち一つである。
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続・コロナ禍の地盤調査

2021-09-28 08:31:00 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 先日の地盤調査。調査したその週末に報告書が届いた。

 酒田市内で「地盤補強不要」の結果をかなり出ているこの調査会社。

 その実績に期待をして今回調査を依頼したのだ。

 

 しかも地盤調査から2日後に正式な調査結果が送られて来て、解析、報告書の手際もよく調査報告書の提出も速い。

 今までの調査会社の中でも至れり尽くせりである。

 難点を強いて言えば、他社より調査費用が少々高いのだが、それでも地盤補強不要となれば安いものだ。

 そして一番重要な調査結果は…。

 調査の感じからして地盤補強不要ではと感じていたが、結果を見るとやはり不要との解析結果。

 基本設計時に概算を組んでいたが、その中に組み込んでいた地盤補強工事の項目とその費用が丸々要らなっくなった。

 その後のクライアントとの打合せで「地盤補強不要」の報告と調査報告書を提出すると、クライアントのホッとした表情が見受けられた。

 ウッドショックで木材が高騰している中、いい方向にことは進んでいる気がしてきた。

 巷の製材所の噂では、年末から年始にかけて木材も下がる傾向になりそうだとの話もあり、我々関係者は元よりクライアントにも追い風が吹いてきたか…。
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コロナ禍の地盤調査

2021-09-16 08:33:48 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 コロナ禍でおうち時間が増え、家族の大切さや家族の在り方を考えさせられる昨今。

 そんな中、家を建てる決断をし私にオファーをしてくれたクライアントには感謝の気持ちしかない。

 今回そんなクライアントの住宅建設の為、地盤調査を行った。

 

 10年ほど前に法改正があり、住宅でも地盤調査をし軟弱地盤であれば地盤補強を行わなければならなくなった。

 今回依頼した調査会社は酒田市内で「地盤補強無し」の結果を多数出している会社。

 本敷地周辺でもほぼ補強無しの実績。

 調査に立ち会ったが、ロッド(鉄の棒)が中々地盤の中に入って行かない。

 平野が広がる酒田市は、田圃を宅地に開発した土地がほとんどで軟弱地盤が多い。

 以前立ち会った調査も、ロッドがスルスルと落ちていく光景を何度も見た。

 しかし今回は明らかに違う…。期待が持てるかも…。

 コロナ禍の影響で「ウッドショック」「スチールショック」が起きていて、家を建てるには逆風の状況下。

 しかし地盤補強無しとなれば好都合。その報告を期待しながら待っている…。 
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やっぱりこれが好き…。

2021-06-17 08:11:32 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 コロナ禍の生活がもう一年以上続いています。我々の業界も先行きの見通しが不透明。

 それに追い打ちをかけるように、ウッドショックと言われる木材の急激な高騰。頭を悩ませることばかりです…。

 

 そんな中でも依頼をしてくれているクライアントの方には、感謝の気持ちが絶えません。

 先月設計をスタートさせた案件も、ファーストプレゼンを終えて方向性が見えてきました。

 昨年の今頃はオンラインでの打合せが主流でしたが、先日のプレゼンは対面。やっぱり対面はいいですね。

 オンラインで打合せは可能なものの、ちょっと事務的になりがち…。

 言葉のニュアンスや、お互いの感情や熱量は対面にはかないません。

 気持ちと気持ちが繋がり、意見のキャッチボールができてるなとつくづく感じます。

 当事務所でのオンライン打合せは、県外在勤、在住の方のみ行っています。それも同業の方との情報交換やメーカーの方々との打合せに限られています。
  
 地元に根付いた建築家でありたいと考えている私は、クライアントの地元率がほぼ100%。

 そういう意味では、クライアントとの打合せが対面というのは熱量や意思疎通の意味でも大変助かっています。

 オンラインと言えば…、最近「オンライン飲み会」ってやってます?あまり聞かなくなりました。私もやってません。

 打合せも、飲み会も対面が一番ということですかね…。
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庭が連なる平屋訪問

2021-05-19 08:35:06 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 ゴールデンウィーク前に、施工会社の担当者より植栽工事が完了したと連絡をもらった庭が連なる平屋。

 4月上旬に引渡しを行ったが、植栽を植えるには少し寒いということで、引渡し後の植え込み予定となっていた。

 庭が連なる平屋…庭が5つある。その5つの庭に植栽が整はないと絵にならない。

 そこでゴールデンウィークも過ぎ、引渡しから1か月過ぎたこの日、庭が連なる平屋を訪問した。

 

 玄関前の出迎えの庭には、5月のうららかな日差しが差し込み空の青とグリーンが映えている。

 玄関ホールに入ると彩りの庭が目に飛び込んでくる。

 

 そのままリビングダイニングに入ると、彩りの庭ともてなしの庭の双方を景色として感じることができる。

 もてなしの庭も、彩りの庭もいい感じでグリーンが映えている。

 

 もてなしの庭は、隣家の庭のグリーンも借景として相乗効果を生み出していた。これも想定内。

 奥様から促され、ダイニングテーブルの一番見通しのいい席に着席。

 2つの庭を眺めながらコーヒーを頂いた。感無量…、グリーンのおかげでコーヒーが一段と美味しい。

 

 お風呂から眺める枯山水風のやすらぎの庭もイメージ通り。

 

 いこいの庭は、ハーブ園や移植した梅の木を設えたが、この庭はこの家の主がこれから成長させていく庭。

 さてさて、後日完成写真を撮るのが待ち遠しくなった。

 

 
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