東京見物二日目、午後〜帰還

2019-09-05 22:37:28 | 絵画鑑賞、創作

  晴れ。午後から曇り、所により雨の予報だったがなぜか晴れた。

 東京観光二日目、午後。

 

 東京ステーションギャラリーにて、岸田劉生展が開催されていたので見ました。岸田劉生と言えば大正時代の代表的画家、という印象で、娘の麗子を描いた作品はあまりに有名です。残念ながら今回はやや不気味な印象を与える作品は来ていませんでした。結果から言えば、「この人も一生懸命に描いてたんだなぁ」ということ。

 

 なんと、「麗子こけし」がありました。民芸品好きの私はかなり葛藤しましたが、お値段がご覧のような高額、やむなく断念となりました(笑)。

 

 東京駅のトイレに入りますと、開口部の枠がご覧のようなシャープな納まり。ちなみに私、これけっこうやってるんですが、無念なことに青森という地方ではあまり好感を持たれません。シャープなデザインが地方にも浸透するにはまだまだ長い時間が必要のようです。

 

 移動して東京最後の地、上野。あと半日を無事に過ごすため、上野公園にある神社に参拝します。五條天神社・花園稲荷神社です。

 

 けっこう人が来ています。無事に参拝を済ませました。

 

 犬の張子が販売されていました。ここでも民芸品好きの私は、激しい購買意欲に晒されましたが、相変わらずお値段がご覧のような……、断念です。御朱印を頂き、移動します。

 最後の目的地、国立西洋美術館へ。松方コレクション展ですが、異常な人だかり。どうやらまた日曜美術館を見て来ている方が多いような感じです。チケット購入時点ですでに十五分待ち、嫌な予感……、案の定、会場内は大混雑で、ろくすっぽ絵を見られません。ただ、松方コレクションなので、いつも見ている作品が多いです。そう、国立西洋美術館の収蔵作品が大半なのです。特に見たい作品、フィンセント・ファン・ゴッホ作、「アルルの室内」をじっくり見て、あとは見たいものだけ見て常設展ともう一つの企画展を。「モダン・ウーマン展」。むしろこっちのが良かった。聞いたこともない画家さん達ですが、作品は良かったです。

 常設展は新規購入品を主に見て回り、ルーベンスにも会えました。いいね、やっぱり。近代ですとやっぱりデュフィかな? どうしてあんな風に描けるんだろう。我が生涯、一点でもいいのであんな風に描けたらいいなと思います。

 絵を見て回って既に十六時を過ぎました。上野駅に移動し、お土産(我が家用)を購入、下り新幹線に乗りました。

 いつもは朝行って夜帰る弾丸で、三つは展覧会をハシゴするというバタバタ状態、それを避けるために一泊したのですが、結局は二日とも同じようなバタバタです。弾丸掛ける二、みたいな。行きの新幹線に乗ってから気づいたのですが、グループ展の皆さんへの手土産をすっかり忘却の彼方へおき忘れてしまっていたりと反省点も多いです。講師の先生のコーヒーの味が忘れられない東京二日間となりました。

 

 無事に帰還後は、宇宙の愛(使い慣れた布団)に包まれて眠ります。

 帰還してもう一週間が経過しようとしてるんですね。まるで夢か幻であったかのようです