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致死料

2012-03-13 22:36:30 | 絵画鑑賞、創作

  雪時々晴れ。

 何と! 今春、国立新美術館にセザンヌが来るらしい。驚いた。何せ、「セザンヌ」である。これは行かなければならない。きっとまた日帰りの強行スケジュール(今回は夜七時以降の下り列車とする)にはなろうが、何としても見なければならない。車とバイクのダブル車検で致死量の毒を浴びてはいるが(バイクは四月)たとい致死量たりとも飲まねばならぬ毒である。

 セザンヌの水浴図は嫌いなので見なくていいが、静物、風景、何よりも水彩画がたくさん来ることを期待する。セザンヌは人物を描く際、写真を利用していたことで知られているが、これは彼が一枚の絵のために百回以上も同じポーズをとらされるため、モデルになりたがる人がいなかったらしい。せいぜい奥さんくらい。だからじっくり取り組める静物や風景にいいものが多い。セザンヌと言えば、あの筆触、タッチである。あれが一時に大量に見られる機会を逃すわけにはいかない。

 またアホみたいに混雑するんだろうなぁ…。自分では写真絵画のクセに、どうしてセザンヌを見て「すばぁらしい~~」なんて言ってられるのだろう? やっぱり「ネームバリュー」と言うやつなのだろうか? 私のような俗物には到底理解できましぇん。

 と、そのような不満は抜きにしても行きます。(逝きます?)