一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

「将棋ペン倶楽部 2023年春 第79号」

2023-04-02 23:50:03 | 将棋ペンクラブ
3月は「将棋ペン倶楽部」発行月である。しかし25日だか26日になったとき、我が家にまだ会報が贈られてきてないのを不審に思い、将棋ペンクラブのHPを開いてみた。
すると、会報は20日に発行されたとあった。
そんなバカな!
私はオヤジに事情を話し、家や旧工場のあっちこっちを探した。しかし会報が出てくるはずもない。
そこで、失礼を承知で、事務局にメールを出した。「会費を入れ忘れたでしょうか」。一応下手に出ているが、遠回しに「会報が送られてきていない」と不満をぶちまけた?わけである。
事務局からは返事が来たかどうか分からなかったが(スマホのGメールは送受信が分かりづらいのだ)、先月末、事務局から最新号が送られてきた。
「あなたが紛失したんでしょ?」とでも言いたいところを、黙って最新号を送ってくるところが将棋ペンクラブの粋である(私がメールを送った当日だか翌日だかに、事務局から「最新号を送ります」と返信が来ていたのに気付いたのは、きょう2日だった)。
ともあれ将棋ペンクラブにはいらぬお手間を取らせてしまった。この場を借りてお詫びしたい。

さて、その「将棋ペン倶楽部・2023年春・第79号」である。
巻頭は、将棋ペンクラブ関東交流会のお知らせ。今年は5月21日(日)の開催で、場所はお馴染みの御徒町将棋センター。今年は人数制限を撤廃したそうで、「好きな時間に来て、好きな時間に帰る」が復活となった。私も参加できればと思う。
恒例の新春対談は、蛸島彰子女流六段。昨年の将棋ペンクラブ大賞は、クラウドファンディングで資金を調達し発行にこぎつけた「駒我心 初代女流名人・蛸島彰子の歩み」が同特別賞を受賞した。今回はその絡みもあり、対談が実現したのだと思う。
対談は、両者本音を出し合い、面白い読みものとなっている。これは会員になって、読んでいただきたいところだ。
続いて、昨年11月13日に東京・神保町で行われた、第34回将棋ペンクラブ大賞贈呈式のレポートである。筆者は藤田華子さん。
華子さんは知る人ぞ知る将棋ペンクラブの幹事で、内部でも人気が高い。本文でも安定した文章を披露してくれたが、将棋ペンクラブ幹事はおしなべて文章がうまい。これは一種の才能であって、私などは嫉妬を覚えるのである。
だが残念なことに、この後、華子さんは幹事卒業を発表した。ヒトそれぞれ事情はあるが、貴重な戦力が喪われたのは痛い。今年はほかにも女性幹事が幹事を辞すという波乱があり、ちょっと将棋ペンクラブに激震が起きている。
ほかは常連氏の投稿が続く。
マニアックなのはO氏の「『その他』の棋戦優勝の一覧」で、文字通り、将棋年鑑などで「その他」に分類された棋戦の優勝者を発表している。
これなぞはいかにも将棋ペン倶楽部的で、大手出版社には書けない玉稿である。
今号の裏の目玉は、湯川博士氏、湯川恵子さんによるダブル観戦記である。これは、将棋ペンクラブ新年会の中で行われた、星野幹事と三上幹事の対局だが、私が見た将棋とは別のが掲載されていたので、戸惑った。
どうも、掲載予定局は歩の数が合わず、掲載を見送ったらしい。
恵子さんは久し振りの観戦記、博士氏は将棋ペンクラブの歴史を振り返るというオマケつきで、どちらも「読ませる」。少年ジャンプのコピーではないが、博士氏、恵子さんの観戦記が読めるのは将棋ペン倶楽部だけである。やはり、会員になって読んでいただくよりない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする