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3つの辛さ

2014-05-02 09:50:33 | 子宮筋腫治療~不妊治療
またまたネガティブな内容です…
ゴメンナサイ


私にとって(高度)不妊治療の辛さは3つの面に分けられます。

① 金銭的
② 身体的
③ 精神的


①については言う必要はないかと思いますが…

高度不妊治療は保険が適用されず、高額な治療費がかかります。
今、私が通っている病院では、顕微授精→新鮮胚移植を行いますと、約60万円ほどかかります。
生理周期の1周期(約1ヶ月)でこれだけの費用がかかり、妊娠していなかった時のショックは大きいです。
いくら貯金があっても、これが何回も繰り返されると精神的に辛くなります。

我が家の夫婦の貯金は、中学生レベルにまでなってしまいました。
次の凍結胚移植をすれば、スッテンテンになってしまいます。

貯金がなくなるのは心細いですが、私なりに覚悟ができました。
それにしてもこんな状態でもし子供が授かって育てられるのかしら??とも思ったり…



私の場合、顕微授精のために、薬を使ってたくさんの卵を育て、膣内から卵巣に向かって針を刺して採卵し、顕微授精によって受精卵を作り、育て(培養し)、成長した受精卵(胚)を子宮内に戻します。

たくさんの卵を育てるための連日の注射と点鼻薬、採卵、移植、そして着床を助けるための注射、これらの注射がとても痛く、その日は腕が上がらないこともありました。
でも頑張らねばと耐えて頑張ってきましたが、回を重ねるたびに辛く思うようになってしまいました。

月経周期が乱れることが多くなり、不正出血も出るようになりました。医師は採卵や移植時の傷によるもの もしくは薬によるホルモンの乱れなので心配ないとおっしゃっていましたが、自分の身体がおかしくなっているような気になってしまいました。

身体的な辛さも精神的な辛さにつながります。



精神的な辛さは不妊治療だけには限りません。
不妊治療をしていなくても、なかなか子供が授からないことで辛い気持ちになっている人もおられると思います。

移植するまでは、成長し、生きていた胚が自分の身体の中で死んでしまったことに対する喪失感、そしてこれまで受精し成長していたたくさんの卵が途中で死んでしまったことを思うと悲しくてたまりませんでした。

まだ赤ちゃんの形はしていなくても、夫婦の遺伝子が入った胚が途中で成長を止め、死んでしまったことが悲しくて悲しくて、すぐに気持ちの切り替えができませんでした。

周りからは感情移入しすぎだと言われましたが、こういう私の気持ちをなかなか理解してもらえないことが以前は辛かったです。
周りに理解を求めることが間違っていることに気付いてからは、それほど悩まなくなりました。


前回の治療から、燃え尽き症候群のようになっていました。
自分と向き合うのが怖かったけど、この度自分の正直な気持ちにとことん向き合えたことで、気持ちの整理ができたように思います。
辛い経験、悲しい経験など、生きているからこそできる体験なのだと思うと、現実から目をそらすのではなく、受け入れて乗り越えていく強い心を持った優しい人になりたいと思いました。


次の月経が始まり、ホルモン値に問題がなければ凍結保存している胚盤胞を移植する予定となっています。
無事にここまで成長した胚盤胞の移植に気持ちを集中して前向きに頑張ろうと思います。