もわりと冴えない霧が立ち込めて
じっとりひんやり
夜の霧、乱反射して信号機の光や赤いランプが
滲んでみえます
雨はなんとか持ちこたえましたが、
大気がむくんでいるみたいだにゃあ
猫は軒下で丸くなる。
と、やはり鉄塔がジリジリジリジリ
かなり派手に聞こえました。
「我輩は何者かわからない。
名前はもうある。」
これが近未来小説のコンセプト。
と、ひらめいた。
マイクロチップだの
スマートダストだの。
知らないものが
名前をつけられ歩いてる。
小さすぎて見えないんだもの。
水、氣、土を、穢さないで!