いつも
満堪な
池の水
抜けたら
鴨が大喜び
鷺も大喜び
魚がね。
浅瀬にね。
居るからね。
湧き水の
小川がつくる
自然なかたちは
なぜだろう
ほっとする
ワッディ。
確かアラビア語では
そんな呼び方。
舟で往き来していた頃の
関東平野の川を
想像してみる。
いやぁ、
しょっちゅう氾濫したり
大木が流れてきたり
溶岩や岩が混ざったり
雪融け水や
嵐や洪水で
流れが変わったり
たぶん
ポロロッカのような逆流は
大潮でも起きないと思うけど(笑)
想像以上に難儀かも。
そうして、
人は
川を
飼い馴らそうとする
龍にも見える。
だけど
運ぶのはそれだけではなく
養分や
種子や
魚や
小さな生物
水と地面の境界線は
いつも浸潤
龍を檻におぴきよせるがごとし。
だから
コンクリート護岸は
よほど慎重にね