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腰越状

2022年04月22日 | 神奈川圏


満福寺
は、讒言を受けた源義経が兄の頼朝との和解のため、鎌倉に入るべく一時宿所とし兄への手紙を書いた寺として知られる。
満福寺が相模国腰越こしごえにあったので、その手紙を「腰越状」と呼ばれる。

弁慶が下書きしたと伝わる次の「腰越状」が寺に残る。

「不顧為敵亡命」(敵のために命を落とすことも顧みず)という6文字の脱字があり、これを弁慶が加筆したとされ、同寺に残るものは下書きになる。
文末(写真)に「元暦二年五月日 源義経 進上 因幡前司殿」とあり、義経が頼朝側近の大江広元(因幡前司)宛に書状を差し出している。
玄関の彫刻

                                        弁慶の立ち往生 天井は龍

開山は行基(668~749)で、寺紋が笹竜胆なのは満福寺が源氏ゆかりの寺であるということを示している。
本堂内襖絵に安宅関


弁慶の腰掛石、弁慶の手玉石があり、また「腰越状」を書く時に墨を摺る水を汲んだ硯の池、弁慶手沢の椀、錫杖等々がある……。
義経手洗いの井戸

寺前を江ノ電が通る

 

【 2015年02月10日を加筆 】
        > つづく >>  

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
腰越状 (らいちゃん)
2022-04-22 13:19:52
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、先週、義経が木曽義仲の追討に出かけたところでした。
この後、本格的に源平合戦が繰り広げられますが、この時からわずか1年ほどで平家を滅亡させるのですよね。
ドラマでも間もなく腰越状のシーンが出てくるでしょうね。
楽しみにしています。
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Unknown (りょうかん)
2022-04-22 17:43:29
お寺の前を電車が走っているのを義経が見たら、何と言うでしょうね?
 
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(目覚めた孔雀) さん へ (iina)
2022-04-23 08:36:18
> 義経のブレーンや頼朝公のブレーンで、それを義経に進言する人はいなかったのでしょうか?
頼朝は、義経に源氏の立場を噛んで含めることをしていないのは、歴史を知る後世の者からすると残念なことです。

頼朝に武力は皆無で、身一つの源氏という旗印しかないのを自覚してますから、後白河法皇に牛耳られては敵いません。
戦術家義経は政治的能力はなかったのでしょう。

平家討伐の最大の功労者・義経を追討して鎌倉幕府での源氏は3代で滅んでしまいました。

    (目覚めた孔雀)さんのブログアドレスをコメント上に置きました。
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(らいちゃん) へ (iina)
2022-04-23 08:48:36
4月22日は「よい夫婦の日」でしたね。^^

「鴛鴦の契り(おしどり夫婦)」は、哀しいお話しですが、教訓めいてもいます。
ひとの心は、他人が強制して動かすことなどできません。

肝心な「オシドリ(鴛鴦)」は、毎年冬にパートナーを替えていたなんて( ^ω^)・・・。


義経の首は、首実検後に捨てられ藤沢にたどり着き、その地に頼朝が白旗神社を建てたそうです。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/5853e2553f04df00655594edb2fa6f21

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(りょうかん) さん へ (iina)
2022-04-23 08:53:18
義経が腰越状を書いた満福寺の前を、チンチン電車が走っているのを不思議に思うことでしょう・・・( ^ω^) トオイメ目

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(コウジ) さん へ (iina)
2022-04-23 09:31:56
> 義経にだけ官職を与えなかったんですよね。このあたりは戦術家の天才の義経に対する頼朝の嫉妬なのでしょうか❔
司馬遼太郎が次のように解説しています。
革命軍の野戦司令官が、古い律令体制から官職によって取り込まれては、鎌倉幕府に対する決定的な裏切りになる。しかし、義経はそれが裏切りとはつゆ思わなかった。以後、義経の転落がはじまっていく。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/07135b8e131dc58c392bcd950b3c2d30

   (コウジ)さんのブログアドレスをコメント上に置きました。
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suzuran527 さん へ (iina)
2022-04-23 09:37:19
鞍馬山は、義経の武芸を磨いた原点ですね。^^
     雪の鞍馬寺は好いですねぇ~♪

その末路は哀しいです。

*  suzuran527さんのブログアドレスをコメント上に置きました。
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満福寺 (ウォーク更家)
2022-04-24 08:26:51
頼朝に宛てた「腰越状」が満福寺に残っているんですね。

玄関の彫刻、面白いです。
近いので、出かけたついでに立ち寄って、腰掛石、硯の池、弁慶の錫杖等も見てみようと思います。
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(ウォーク更家) さん へ (iina)
2022-04-24 09:25:15
甲州街道「下諏訪宿」に到着してのゴール、おめでとうございます。

踏破祝いに、旅の疲れをいやそうとしたのに、満席で日帰りになってしまったとは、残念でした。

それでも、「かめや」の「上段の間」で前庭を眺めながら、コーヒーを飲めてなによりでした。

「腰越状」下書きの残る満福寺は、江ノ電「腰越駅」下車です。江の島も近くて歩いて渡れます。

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(モハ1005-モハ1006-クハ2003) さん へ (iina)
2022-04-24 11:24:17
teacup掲示板を4本利用してましたが、8月1日に停止になるのですね。残念です。

江ノ電「鎌倉高校前駅」から少し江の島に戻ると『腰越状』を義経が描いた満福寺がありますょ。
    高校前駅近くの踏切から撮った江ノ電です。
    https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/ca64e0ed6fa708aa8c8899fef25eea35

 
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