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つぼ算

2021年03月17日 | 
二人して壺を買いに行く。買いたい壺は、二荷入りにかい の壺。
道具屋に着くと、兄貴は3円50銭する一荷入りの壺を3円に値切って買った。
「すまん。帰る途中にこの野郎が二荷入りの壺がいいって言うんだよ。取り替えてもらえるかな
「結構ですよ。二荷入りは一荷入りの倍のお値段になりますので、6円になります・・・」
「すまないな。ところでさっき買ったこの一荷入りの壺は買値で引き取ってもらえるかい
「そりゃもちろんです。3円で引き取らせて頂きます。」
「じゃぁこれを返してと、この二荷入りの壺をもらっていくよ。」
「えっ。。。ちょっとお待ちを。お代金を・・・」
「なんだ❔ さっき3円払ったじゃないか。
 で、今、一荷入りの壺を3円で引き取ってもらった。現金3円と壺の3円合わせていくらだい
「6円です。なるほど、失礼いたしました。ではどうぞ。」


落語の世界でもが通じた。

               
注 一荷いっかは、一人で肩にになえるだけの荷物。
二荷入りの水瓶というと50kg×2相当の水が入る。これをリットルに直すと、1kgの水は約1kgなので、100リットルの水が入る水瓶になる。

 桂枝雀

 

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8 コメント

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桂枝雀 (らいちゃん)
2021-03-17 09:46:09
桂枝雀の落語、懐かしく面白く拝聴しました。
自殺してからもう30数年になるのですね。
何が原因で自殺したのか知りませんが、私は好きな落語家の一人でした。

>『うそ替え神事』には、政治家がたくさん詣でているのでしょうね。
さっこんは、目に余るいいわけが、まかり通っています
これだけ嘘が多いと託された鷽鳥(うそどり)も困るでしょう。
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(らいちゃん) へ (iina)
2021-03-17 10:43:48
「悲憤慷慨」を早速 調べるとは、さすがに らいちゃんです。^^
理不尽なことで怒り心頭に達し「悲憤慷慨」しそうです。やるせないですね。

アヘン戦争を起こした利己主義の塊なイギリスに、中国は「悲憤慷慨」したことでしょう。

ハチャメチャに映った枝雀は、笑いを突き求めすぎて鬱に陥り、身を滅ぼした印象です。

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Unknown (りょうかん)
2021-03-17 15:19:31
一度、買ったツボを倍のツボに買い代えるのが、ツボですね。

「時そば」のようです。
 
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こんばんは (延岡の山歩人K)
2021-03-17 18:45:48
 つぼ算
この落語 そうとう昔、聴いたことあります
ねたを考えた人は すご~いと感心します
自分も騙されそうになりました(^.^)/~~~尾
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(りょうかん) さん へ (iina)
2021-03-18 09:16:10
はい、ツボを2度買うのが、味噌 いえ ツボ です。

「時そば」も「つぼ算」も、相手をだます手法です。

どちらが悪意が強いかというと、iinaが思うに「時そば」の方です。
「つぼ算」は売り手が納得していますが、「時そば」はダマしです。

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(延岡の山歩人K) さん へ (iina)
2021-03-18 09:23:57
くじゅうのマンサクの撮影にKさん挑戦の巻きでした。
散りばめたように咲く桜などのお花の撮影は難しいです。
          弩アップの(6)が好もしく、(5)もナイスです。^^

落語の「つぼ算」を東京で2~3度聴きましたが、関西風味の桂枝雀ははじめてでした。
        落語は笑えますが、この論法で騙されては嗤われます。

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hanul-hosu さん へ (iina)
2021-03-18 11:35:37
gooブログ内を検索して、「枝雀」にヒットしたブログを訪ねると、お引越ししたというので、こちらへジャンプしてまいりました。
https://blog.goo.ne.jp/hanul-palam/e/7e81e52b17fc2803117f6070d4e72102

破天荒な枝雀さんがなくなり、残念です。
テレビ高座の枝雀さんの後半は、神経質的な印象で聴いていて笑いが引きつってしまいました。
二人の枝雀が闘っていたなんて、もう少しいい加減に生きていて我々を笑わせて欲しかったです。

「つほ算」の一席を 1+1=1 にからめました。

hanul-hosuさんが、gooブログ3Gの容量を使い切るとは、写真を駆使し過ぎたのでしょうか ❔
当方は、2005/03/06から毎日に写真を多用していますが、まだ1Gほど残っています。

*  hanul-hosuさんの当該ブログアドレスをコメント上に置きました。
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(おとら) さん へ (iina)
2021-03-18 11:56:33
枝雀の追っかけをしていたとは、笑いのツボにはまったのですね。

生誕70年のブログから10年ほどたってますから、いまは生誕80年を超えています。(;^_^A

座談会には、イーデスねぇ。 すごいメンバーです。
20年ほど前に大阪に暮らしていたときに、招待券をもらって寄席を聴いたことがあります。枝雀にはご縁がなかったです。
桂 ざこば、 南光、 米團治 は聴いた気がします。

*   (おとら)さんの当該ブログアドレスをコメント上に置いています。
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