
大人になってから度々感じることながら、少年時代の1日というのは、いま体感する1日よりも、もっとずっと長かった気がしてならない。まして1カ月、あるいは1年というのは、いっそう長大な時間に感じられたものだ。
人は年を取るほど時間の経過が早く感じるようにできているという噂も耳にするが、脳科学の世界ではどう考えられているのだろうか? オスロ大学・認知機能研究センターの末神翔先生に真相を確かめてみた。
「年を取るほど時間の経過が早く感じられるという感覚は、じつは50年以上も前から議論されてきたテーマです。これは国や文化を超えた感覚のようですね」
やはりこの不思議な感覚は、全国…いや全世界に共通するものなのだ。しかし、その奇妙なメカニズムは、いまだはっきりとは解明されていないのだと末神先生は語る。そのうえで、現時点で有力なのは次のような説だという。
「歳を重ねることは、身体機能や脳機能はもちろん、“過去の記憶”の量、社会環境や人間関係など多くの変化を引き起こします。脳科学の世界では、これらの要因が複雑に影響し、主観的な時間の感覚を変化させるもの、と考えられています。たとえば、加齢にともなって身体機能や脳機能が低下すると、どうしても一つ一つの判断や行動にかかる時間が長くなってしまいます。そうすると、1日の仕事や行動量が減り、相対的に1日が短く感じられるようになるかもしれません」
また、末神先生によれば、フランスとアメリカが共同で行った研究で、人は体を使う課題に取り組んだ時は時間を長く感じ、頭を使う課題に取り組んだ時は時間を短く感じるとの結果が得られたという。これは真相解明に向け、大きなヒントになりそう。
今後の研究の進展に期待したいが、少なくともいまの1分1秒を大切にする意識だけは持っておきたいものだ。
(R25から)
[ iinaが考えた伸び縮みする時間 ]
人は年を取るほど時間の経過が早く感じるようにできているという噂も耳にするが、脳科学の世界ではどう考えられているのだろうか? オスロ大学・認知機能研究センターの末神翔先生に真相を確かめてみた。
「年を取るほど時間の経過が早く感じられるという感覚は、じつは50年以上も前から議論されてきたテーマです。これは国や文化を超えた感覚のようですね」
やはりこの不思議な感覚は、全国…いや全世界に共通するものなのだ。しかし、その奇妙なメカニズムは、いまだはっきりとは解明されていないのだと末神先生は語る。そのうえで、現時点で有力なのは次のような説だという。
「歳を重ねることは、身体機能や脳機能はもちろん、“過去の記憶”の量、社会環境や人間関係など多くの変化を引き起こします。脳科学の世界では、これらの要因が複雑に影響し、主観的な時間の感覚を変化させるもの、と考えられています。たとえば、加齢にともなって身体機能や脳機能が低下すると、どうしても一つ一つの判断や行動にかかる時間が長くなってしまいます。そうすると、1日の仕事や行動量が減り、相対的に1日が短く感じられるようになるかもしれません」
また、末神先生によれば、フランスとアメリカが共同で行った研究で、人は体を使う課題に取り組んだ時は時間を長く感じ、頭を使う課題に取り組んだ時は時間を短く感じるとの結果が得られたという。これは真相解明に向け、大きなヒントになりそう。
今後の研究の進展に期待したいが、少なくともいまの1分1秒を大切にする意識だけは持っておきたいものだ。
(R25から)


“歳と共に一年が経つのが早いね。何でかな?”
理髪店の人も理由は分からないが、とにかく一日過ぎるのが早すぎると言っていました。
>人は体を使う課題に取り組んだ時は時間を長く感じ、頭を使う課題に取り組んだ時は時間を短く感じるとの結果が得られたという。
歳をとると頭を使う課題に取り組んでいるのでしょうか?
頭を使えばボケ老人は減ると思われますが・・・。
全く、光陰矢の如しです。
>[ iinaが考えた伸び縮みする時間 ]
賛成の賛成、同感です。
「命あっての物種」は、わかりますが、「○○の妻」は「おれの妻」でしょうか・・・?
調べると、「糟糠の妻は堂より下さず」に由来とは、初耳でした。
>「人は体を使う課題に取り組んだ時は時間を長く感じ、頭を使う課題に取り組んだ時は時間を短く感じる」。米仏共同研究結果にしてはお粗末な、と感じました。
ひとの感性を科学的に解明するのは、難しいと思いますから、ひとつの指針としては理解するところです。
(らいちゃん) へ
ホルモンを滋養のつく食べ物だからと思ってましたが、俗説の「放る物」のほうがが面白いです。
家の近くに、【B級グルメ大賞】を取ったホルモン焼きのお店があるので、最近に行くようになりました。七輪が出て自分で
焼くのでうまいですよ。ただ、後で胃がもたれ気味になります。ここにはテレビ「吉田類の酒場放浪記」が来店したそうです。
頭を使う課題に取り組むのは、年齢に関係しないと思います。その分でいけば、頭を使うとボケ老人は減りそうですね。
物をよく噛んで、考え事をしていれば・・・長生きは疑いのないことです・・・たぶん・・・?
(延岡の山歩人K) さん へ
彼岸花が、妖しく咲きほこってますね。美しくもあり、見る者によっては怖気が走るかもしれません。
きのう、ひさしぶりに近くの県立公園を散策したときに、あちこちに咲く彼岸花を見ました。すこし遅い印象でしたから
撮らず仕舞いです。
そして、[ iinaが考えた伸び縮みする時間 ]に同調いただきました。 m(_ _)m
切に生きる・・短い一日と思っているのに、ナント
お買い物して支払い 家に帰ってきたら 買ったものが
見当たらない・・近くの商店だったからいいものの・・
そんなことしてるから 時間がますます短く感じられます。
加齢にともなって、1日の仕事や行動量が減り、相対的に1日が短く感じられるようになる、というのは、
説得力があります。
また、自分の経験や感覚とも合っているので、ナルホドと思いました。
6才の子供の1年間は、全ての記憶の1/6と大きい割合なので長く感じ、
60才の老人の1年間は、全ての記憶の1/60と少ない割合なので短く感じる、
というのが私の考えですが、どうでしょう。
首都圏に人が吸い寄せられる一方で、地方は過疎化が進んでいます。そうすると将来は共倒れになると警告がなされ
ましたから、知恵を出して食い止めねばなりませんね。(^^ゞ
>お買い物して支払い 家に帰ってきたら 買ったものが見当たらない・・・
焦ったでしょうね。また、お店までもどって帰ると、時間はアッという間に過ぎていきます。
おつかれさまでした。
お店が遠くなったりすると、時間はさらに短くなり大変です。
(更家) さん へ
「奈良井宿」の浮世絵に、更家さんが御嶽山は見えぬはずと難癖をつけたせいで、投稿した日に怒って噴火しました。(^^ゞ
その気配を察したせいか、ひともまばらです。
それにしても、太鼓橋は総桧造りで素晴らしいです。
しかし、いまどきでも宿には一人では泊めてもらえぬとは、宿探しも苦労しますね。
>6才の子供の1年間は・・・1/6・・・、60才の老人の1年間は、・・・1/60・・・なので短く感じる、というのが私の考えです・・・
iinaも、T歳の者が感じる1年を、 1/T と考えたので、更家さんと同じでした。 ^^
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/1be76f0dc82125306bebfa4e2dc38978
老けるのと年を重ねる、これら二つには何かの差があるのでしょうかね?
iinaもそのように思います。 次のように考えるからです。
10歳の子供が感じる1年と、20歳や50歳では次のように感じられると思うからです。
つまり
10歳では、1/10なのに、
20歳では、1/20となり、
50歳では、1/50となるから、
歳とともに、1年を短く感じるようになるのではないでしょうか。