人・企業・地域を元気に!いでっちの奮戦記

イデアパートナーズ㈱の井手修身(おさむ)の地域再生、観光地活性化に関する人・企業・地域の様々なエピソードを紹介する日記。

第6次産業のレストラン (コラム)

2008年02月09日 | Weblog
今回の冷凍餃子問題を通し、今ほど「食」に対して、消費者の
安全、安心、こだわり志向が強くなっている時はないでしょう。

しかし世間がまだ“地産地消”という言葉も使っていない頃から、

農業生産者と連携を図り、地元農家も潤う自然食レストランを
築き上げた、㈱グラノ24K という企業が福岡県岡垣町にあります。

社長の小役丸秀一さんは、

 
「地元の産物や産品は一つも無駄にしてはならず、
 使うのが自分たちの仕事」 と“地産地消”にこだわり続けます。

今では地元の無農薬・減農薬・有機栽培を手がける
20数軒の農家と契約して、
直接材料を調達しています。


そしてその材料を創意工夫し年間500種類にも及ぶメニュー作りを行い、
そこから厳選したものをビュッフェ形式でお客さんに提供しています。

今では岡垣町の「ぶどうの樹」を始め、

天神イムズの「野の葡萄」 など全国に15店舗を展開しています。

小役丸さんは、自らの仕事を“第6次産業”と言います。

農業・漁業の1次、それら産物を加工する2次、
外食業・サービス業の3次を掛け合わせた6次産業。

農産物の「生産」から「加工」を経て、消費者に
「提供する」までを一手に行う、という概念です。

そしてもう一つが、環境適応業

時代環境と地域環境を見極め、一つの型にはまらずに、
周囲の変化に柔軟に対応できる企業を目指しているとか。

固定概念にとらわれない経営感覚、無いものねだりではなく
あるものを最大限に活用するという発想の転換が、
商売繁盛の秘訣なのであろう。

「健康を食べに来てください」とうたう、
普通のレストランとは一味違う野の葡萄。


 http://www.budounoki.co.jp/

皆さんぜひ体感してみませんか。


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