みれいの近郊生活(ITI)

変えられる事も・変えずに済む事も重要

待つのは経済活動?

2020年03月18日 | 公共交通
3月14日にJRグループでダイヤ改正が行われました。
このダイヤ改正について書いているフリーライターは
オフィスへの通勤で週に5~6日鉄道を利用しているわけではない
ので本数削減でも経営努力と表現している文章もあるようですが、
生活や仕事で利用している人にとってはインフラのサービス水準低
下になりかねません。

たとえば
栃木県宇都宮市に茨城県筑西市から通勤している人の場合
宇都宮駅18:41発のJR宇都宮線の通勤快速に乗っても小山駅19:06発
のJR水戸線の列車には乗り換えられません。
その次のJR水戸線の列車は小山駅19:39発で下館駅19:59着になりま
す。
ではJR宇都宮線1本前の列車に乗ろうとすると26分前
宇都宮駅18:15発になり、定時退勤でもこの列車に間に合うエリ
アの職場は限られてしまいます。
つまり定時に退勤しても帰宅は夜8時を回るということです。
それは夜8時帰宅でも残業代は無いことにもなります。

夜のJR小山駅水戸線ホーム(栃木県小山市)

「夜のJR小山駅水戸線ホーム」(栃木県小山市)

 ホームに待合室は無いので
 寒い冬の夜に待っていると風に吹かれた雨が当たる日もありまし
 た。


電車で職場に通勤している人にとって
電車に乗ること自体は「生産活動」ではありません。
ですが交通サービスを利用しているとも言えるので「消費活動」に
はあたりそうです。
では電車を待っている時間はというと…生産活動をしている時間と
も消費活動をしている時間とも言えません。


残業+その後の通勤に時間がかかって
食事や睡眠の時間が不足すれば
免疫力も下がってしまいそうです。



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