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横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

御薬園

2021-11-05 06:15:52 | 日記



会津若松・鶴ヶ城から2kmほど離れた所に御薬園(おやくえん)がある。

1400年代に会津領主葦名盛久が「この地は霊地だ」として別荘を建てた。
1600年代に保科正之(会津松平家の藩祖)が荒れていた別荘を再建した。
1670年、二代藩主・保科正経は園内に各種の薬草を栽培した。
三代藩主・松平正容が園内に朝鮮人参を植え民間にも奨励して御薬園と呼ばれるようになった。







1696年、大改修により借景を取り入れた庭園となった。
左手に見える楽寿亭もその時に建てられたようだ。

楽寿亭は藩主や重役たちが、納涼、茶会、密議をする時などに用いられた。







池の周りをぐるーっと回ってくると、モミやコウヤマキに並んで、枝を張った木が目立った。







ヒイラギだ。推定樹齢は500年だそうだ。







庭園の横には薬用植物標本園があって、薬効のあるさまざまな草木が植えられている。







いま花が咲いているのはツワブキだった。







それぞれの植物に説明板があって、薬用部位と薬効などが記されている。
ツワブキは葉が腫物、切傷、湿疹に効果があるということだ。







ナタマメに大きな豆ができていて驚いた。
歯槽膿漏などに効くそうだ。