goo blog サービス終了のお知らせ 

横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

情緒ある建物たち

2021-11-01 06:01:43 | 日記



2日目は会津若松をぐるっと回った。
まちなか周遊バスがあって乗り降り自由で1日利用できる。







これまでは鶴ヶ城と飯盛山ぐらいしか見たことがないので、ほかの場所も見ることにした。

まず大町通りと七日町通りの交差するところで降りた。
交差点の角に見える会津西洋館は大正時代に郡山銀行として建てられたものだそうだ。

会津藩の城下町として敵が攻めにくいように交差点が筋違いになっている。
城などの枡形と同じような考え方だろう。








この交差点から七日町駅に向かう七日町通りは交通の要衝となる街道で、
会津城下の三分の一にあたる30軒もの旅籠屋があったそうだ。

明治大正に入っても経済や交通の要衝として賑わい、今もレトロな町並みが残っている。

この建物は白木屋本店。創業300年の会津塗りの製造販売店だ。
店内の資料館では会津塗の技法、製造工程、歴史などを知ることが出来る。







白木屋本店は大正3年に建設された建物だ、
その隣にある滝谷建設工業の建物は昭和2年に旧郡山橋本銀行若松支店として建設された。







七日町駅方面に行くのはパスして、大町通りを行くとすぐに黒い蔵造りの建物たちが見えた。

手前の車が止まっている建物は野口英世青春館と言い、元は明治17年建設の旧・會陽病院だ。
この病院は野口英世が火傷の手の手術を受け、医学に感動し書生として基礎を学んだ所だそうだ。
今は喫茶店と野口英世資料館になっている。







野口英世資料館の隣には大きな黒塗り蔵造りの建物・福西本店がある。
明治半ば頃から栄えた会津若松の大商人・福西家が100年ほど前に建てた蔵と商家だ。







通りに面した店蔵の脇を入ると座敷蔵、母屋蔵、塩蔵などいろんな建物が残っている。







国登録有形文化財になっているそうだ。


会津若松も京都と同じように先の戦争での空襲を免れたこともあり、
すぐ近くに明治大正時代の洋館と蔵造りが残されているのを見て感銘する。