細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

誠之堂

2015-03-28 15:32:41 | 散歩・旅  埼玉県

誠之堂(せいしどう)    (国 重要文化財)

 誠之堂は、大正5年(1916)、渋沢栄一の喜寿を記念して第一銀行行員たちの出資により建築された。
 渋沢栄一は、現在の深谷市に生まれ、株式会社組織による企業の創設・育成に力を入れ二本の近代経済社会の基礎を築いたが、その拠点としたのが第一国立銀行であり、明治29年(1896)に同行が第一銀行となってからはその初代頭取を務めた。
 栄一は、喜寿を迎えるのを機に、第一銀行頭取を辞任したが、誠之堂の建築には栄一が同行の行員たちから深く敬愛されていたことが伺われる。
 「誠之堂」の命名は、栄一自身によるもので、儒教の代表的な経典の一つ「中庸」の一節「誠者天之道也、誠之者人之道也(誠は天の道なり、これを誠にするは人の道なり)」にちなんだものである。
 設計者は、当時の建築会の第一人者であった田辺淳吉(たなべ じゅんきち)。誠之堂の設計にあたっては、条件とされた「西洋風の田舎屋」で「建坪30坪前後」を守りつつ、独自の発想を凝縮してこの建物を造り上げた。
 建築面積112㎡、煉瓦造平屋建、外観は英国農家に範をとりながらも、室内外の装飾に、中国、朝鮮、日本などの東洋的な意匠を取り入れるなど、さまざまな要素が盛り込まれ、それらがバランスよくまとめられている。
 平成15年5月30日、国の重要文化財に指定。    (パンフレットより)

    

   

    

見学時間 午前9時~午後5時

 

   

ガイドをしていただいたO川さん作。写真でわかりづらいかな。ご本人は『下手なんですよ。』って言ってましたが上手です 

 


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