細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

津久田の赤城神社本殿

2019-06-18 15:36:10 | 散歩・旅  群馬県

 

渋川市指定重要文化財(平成19年1月26日)

 平成17年の大改修をする際、彫刻を外したところ裏面に「東上州上田沢村 彫物師 関口文次郎」「安永三年午ノ七月□□」「弟子 助次良 徳次良 善次良 傳次良 願主 佐次兵衛也」の墨書銘が見つかり、本殿彫刻の時期と彫刻師が特定されました。

 

関口文次郎   享保16(1731)年~文化4(1807)年

彫刻師。勢多郡上田沢村沢入(黒保振村)に生まれる。隣村花輪村に住む石原吟八郎の門人となり、武州妻沼聖天宮の造営に当たって師匠を手伝う。1752(宝暦2)年、妻沼聖天宮本殿の完成は弟子の立場であったが師匠の片腕としてなるほどに技術を高めた。師匠から独立して在郷の彫工を育てることに努め、上田沢村に彫刻師集団を創設した。文次郎を棟梁とする彫刻師集団は郷の遠近にすばらしい作品を現代に残している。幕府より武江公儀彫刻師の名を許され、日光東照宮の修繕を命ぜられる。代表的なものとして妻沼聖天宮の本殿・幣殿・拝殿、秩父大滝三峰十一面堂の本殿・拝殿、榛名町の岩井堂観音、伊那長谷村の熱田神社、高崎市の山名八幡宮、宮城村の金剛寺、箕郷町の不動寺、藤岡市の秋葉神社、箕郷町の赤城若獅子神社、桐生市の天満宮、黒保根村の栗生神社等があり榛名町の榛名神社は最後の作品である         (案内板より)

 


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