情けない！

ロビン・ウィリアムズさんは、コメディアンでありながらシリアスな演技も素晴らしくまさに名優です。

姫神山さんに、主人の目が似ている…と言われるまで気づきませんでした。改めてアマゾンから届いたDVDを観て思いました。どこか似ている。

ロビン・ウィリアムズさんの優しい目の奥には光と闇があるような…。

「パッチ・アダムス」の中で、恋人を殺された彼が失意のドン底で語るシーン。

理屈に合わない。
神は人間を創った
その人間は悩み苦しみ
最後は死ぬ

人間を創る前に
もう少し考えて欲しかった
憐れみを考えるべきだった

何が神だ
バカバカしい

日本人なら神も仏もあるものか！
でしょうね。

そこにまるで恋人の化身のような美しい蝶が現れます。彼は立ち上がるのです。

私ごとですが、私たちは2年2が月前に発症したガンと2人で一緒に闘ってきました。でもこの俳優さんの目の奥にある憂いをみて、ふと、夫は、私にも言えない孤独感を背負っていたんじゃないか…と思ったりしました。

時折、夜中にふと気づくとジッと私の寝顔を見ていたみたいで、「眠れないの？」と聞いたことがありました。

実は情けないことに、まだまだ受け入れられない私がいます。今にも「ただ今！」と帰ってきそうな感じです。