いろんな表情を見せてくれる富士山。
幻想的ですね。(荻山貴美子)
久しぶりに美容室に行ってきました。
私の隣に座った男性客。
よく喋る…よく喋る。
一冊本を読むつもりでいたのですが、大きな声で喋るものですから集中できず、彼の話を全部聞く羽目に…。
担当美容師に媚びていました。
何でもこの担当美容師は今月いっぱいで退職するとか…
「ショックだよ。もう立ち上がれないほどショックだよ。コトブキ退社?」
「いえ、違います」
「でも彼がいるんでしょ!それもショックだ!」
その話がひとしきり終わったら…
「男でもキレイに年を取らなくてはならないからさ、今、プラセンタの注射を週に3回打っているんだ。効果が出てきて、シミも取れたし、本当に色が白くなったよ」
中身がスッカラカンの30代後半の男性。
この男性客は、私の10分ほど前にやっと帰ってくれました。(笑)
思わず私は「男は黙ってサッポロビール!」とつぶやいていました。
そしたら…
若い美容師見習いの女性(多分20才前後)が「エッ!男は黙ってサッポロビールって何ですか?」
「あのね、三船敏郎さんてご存じ?」
「知りません」
「三船美佳さんてご存じ?」
「知ってます!」
「その人のお父さんが、昔々のコマーシャルでね…」
ここから話さなくては分かってもらえない。ジェネレーション・ギャップを感じましたね。
このコマーシャルが分かる方は結構オトナです。
分からない方はネットで調べてくださいね。YouTubeでも流れているかもしれません。
結局「男性は、竹野内豊さんのように寡黙な人がカッコいいってことね」で一件落着。
このおしゃべりな男性はホストクラブでナンバーワンなんだそうです。
なるほど納得!(荻山貴美子)
映画「テルマエロマエ」で、古代ローマから現代の日本にタイムスリップし「平たい顔族(日本人)」のお相撲の場面に遭遇します。
阿部寛さん演じる古代ローマ人に「何て、友好的な闘い」と言わせたお相撲。
ローマの闘いは命絶えるまで…という残酷なものでしたから…。
私は子どもの頃から、落語、映画、歌舞伎、相撲に目がなかったのです。
でもいつしか、お相撲には遠ざかっていました。
今日は久しぶりに興奮しました。
琴奨菊の優勝です。10年ぶりの日本人力士の優勝。
「君が代」も久しぶりに満喫しました。
相撲は日本古来の神事や祭事だったはず。それがいつの間にか…。
とにかく、琴奨菊関よくやってくれました。
私は今、大阪にいます。(荻山貴美子)
月曜日は、東京は雪。
この日は月一回の「ヨーガまんだら」講座の日でした。
いつもなら10分で着くはずの東上線が1時間半もかかり、久しぶりの大混雑を体験しました。
同じような目にあって朝日カルチャーにお集まりくださった皆さんには感動でした。
さて、母が認知症になってかなりになります。
金子満雄氏著『生き方のツケがボケにでる』という本を大分前に読みました。
この本を読んで、「なるほど」と思い当たるフシが数々あります。
母はもともと、達筆で文章も絵も上手くて、子どもたちの洋服は当然のことながら、靴まで手作りでした。アイスクリームも手作りで、何でもできる母は私が目指していた理想の女性でした。しかし、これは私がうんと小さいときの話です。
父の事業が順調になり経済的に豊かになったころ、母は一切の経理を任されていましたから、食事は店屋物が多くなり、お惣菜はデパートで買ってくる…という生活になりました。夜中まで仕事をしていましたから仕方がないことです。
でも母は自分の役割に燃えていたので、このころは最高に幸せを感じていたと思います。
私が結婚し、さらに弟が結婚し、孫たちに恵まれてきたころは幸せの絶頂だったようです。
それから数年後…
私が実家に行くと父はいつも本を読んでいました。母は…というと。
いつもベッドでした。どこか具合が悪いわけでもないのに昼間に本格的に寝ていました。
そして、夜眠れず「不眠症」だと訴えていました。(笑)
今まで家庭での主役は母だったのに母の役割は失われてきました。
いつしか、自分の毎日の生活を計画することもしなくなり、好奇心も感動もなくなり、相手を思いやることも希薄になりました。
そして、何よりも生きる歓びを感じている様子がなくなりました。
ひたすら、妻として、母として生きてきた人。
自分の楽しみや喜びを家族の中の自分の役割の中に求めてきた人。
好奇心を押し殺してきた人。
その役割がなくなったときの喪失感はどんなだったでしょう。
もう少し、自分の趣味や楽しみを知っていたら、この時こそ新しい自分に出会えるチャンスだったかもしれません。
母は環境の変化についていけなかったのですね。
ある本にこんな話がありました。
一刻も早く友人に会いたい…とロサンゼルス・フリーウェイを走っていたとき、何があったのか、前の車がいきなり急停車したそうです。彼女は、急ブレーキをかけながらバックミラーをのぞきました。すると急接近してくる後続車がうつっていたそうです。
猛烈な勢いで追突されることが一瞬にわかり、「もうだめだ!」と思い、ふと気がつくと、両手でハンドルをぎゅっと握りしめていたと…。
これは意識的にそうしたのではなく、普段の自分だったようです。それが癖だったとか。
なぜだか、この時にこんな風に生きたくない、こんな風に死にたくないと思い、目を閉じ呼吸をととのえ両手をダランと垂らし、力を抜いて身を任せたそうです。
生きることに、死ぬことに自分を明け渡したというのでしょうか。その瞬間ものすごい衝撃があったそうです。
何と前の車は大破、後ろの車も原型をとどめていないのに彼女はほとんど無傷だったようです。
彼女は九死に一生を得たのですが、それよりも大きな贈り物はそれまでの自分の生き方がわかり、それを変えるきっかけが与えられたことだそうです。
かつての自分はしっかりと握りこぶしで人生をつかまえていた。これからは人生をふわっと支えていればいいんだ…ということ。そうすると死に直面したときも、リラックスして、恐怖心を手放すことができそうだ、と思えるようになったようです。
それから彼女の生活は一変して人生を心からエンジョイできるようになった…とか。
彼女にとってこの交通事故は神様のプレゼントだったのですね。
年を重ねていくことも環境の変化。病気になるのも環境の変化、いろいろな環境が変わっていく中で肩肘はらず、ふわっと生きたいものですね。(荻山貴美子)
ある日のことです。
静岡リビングカルチャーに久しぶりに行ってきました。
こんにちは。
日野原重明先生と篠田桃紅先生の愉快痛快生き方指南!
生き方の正反対のお二人…が自由に語られていました。
日野原先生はきちんと日誌をつけ、この先数年の予定をしっかり入れていらっしゃいます。
篠田先生は、今まで計画なんてしたことが一切ない。
あるがまま…。
一見、生き方は違っているようでやはり共通していました。
会話がとても新鮮で、しっかりした信念をお持ちです。
そして何よりも社会性を大事になさっていらっしゃいました。
100歳過ぎてもなお、生き生きとされているかたの共通点は、基本的に自分のことは自分でやる!
これでもうすでに社会性に富んでいますね。
そして、何よりも使命感に燃えている!
言語明瞭、頭脳明晰なお二人。
録画をして観ようと思っていましたが待ち切れず、しっかり夜中に観ました。
テレビ番組は、あまり興味のないことでしたら、つい忘れてしまいがちですが、この豪華な組み合わせはそうそう観ることができない…。そういう気持ちにさせてくれたのですね。人はいつも選択しているのだと思います。
タイトルがいいですね。愉快!痛快!なんて。
ERIKOさん、いつも情報をありがとうございます。
今年もできるだけ自分の気持ちを奮い立たせてもらえるような場に身を置きたいと思います。(荻山貴美子)
7日、木曜日から九州に行っていました。
いよいよ今年も始動しました。