日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

否定的な言葉と戦わない!

2012年05月29日 23時32分50秒 | 思うがままに
不安定なお天気ですね。全国大会が来週に迫り、気ぜわしい毎日です。

日曜日の大槻由生子活動30周年記念の舞台は成功裏に終わりました。

大槻教授の溢れんばかりの才能もさることながら、岩手ヨーガ連盟の田澤光正理事長や平純子教授をはじめ、たくさんの協力と盛り立てが結集した結果だと思います。

井上きよねさん、コメントありがとうございました。

「どんな言葉でも真実として受け入れないように」これって白隠さんの大疑情かしら?について…。

正確には「どんな言葉でも、それをそのまま真実として受け入れないように」ですが、それが大疑情であるかどうか…は私にはわかりませんが、広義にはそうかもしれません。

でも大疑情はもっともっと深いもののように思えます。大疑情は大信根があってのこと…。先ず、信じることなのでしょうね。ワイル医学博士もおっしゃっておられます。
「信じるとはどういうことか?必ず治ると信じることが大切だが、その信じる気持ち、つまり信念が脳と結びついているのは、表面的な意識レベルではない。だからこそ健康を導くような肯定的なイメージを無意識のレベルにまで到達させる方法を探さなくてはならない…」と。

一頃ブームになった「魔法の言葉」。その代表が「ありがとう」でした。
言葉が世界を創る…ということを私たちは信じているので、納得しました。でもその時、闇雲に「魔法の言葉」に踊らされてはいけないと思うのです。耳にしたもの何でも受け入れず「そうかしら?」と疑う…。たとえば「魔法の言葉」が否定的な言葉の打ち消しだったときなどです。

否定的な言葉と戦わないことが大事だとワイル博士もおっしゃっています。否定的な言葉の打ち消しは、否定的な考えにますますエネルギーを与えてしまう…と。
「困ったことは起こらない いやなことは考えない」などはその代表ですね。「魔法の言葉」として書店で見かけたことがあります。

病気を治したくてヨーガのクラスに入って来る方がおられます。理由はどうあれ、ヨーガに出合うきっかけになったのですから大いに結構なことだと思いますが、頭痛を治したい…と思えば思うほど意識はいつも頭痛です。

私は否定的な考えの打ち消しではなく肯定的な言葉に集中するのが最も良いと信じています。

あるとき、私は銀座で友人と待ち合わせをしました。友人は「マリオンの反対側」で…と。場所を指定してきました。
ところが、私はナント「マリオン」で待っていたのです。私は最初に聞いた言葉、発した言葉がインプットしやすい困った性分です。(笑)(荻山貴美子)
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「聞く」ことと「聴く」こと

2012年05月26日 07時38分51秒 | 思うがままに
おはようございます。

昨日の夕方、『ヨーガの四季』が校了になりました。今回も多くの皆さんに読んでいただきたい深い内容になったと思います。スミマセン手前味噌で…。

サンライズの木村健一郎さん、最後まで気長にお付き合いくださりありがとうございました。「これで最後です」と言ってから何度も訂正、訂正…。よくも癇癪玉が落ちないもの…と感心しています。(笑)

校正をしてくださった勝田春江教授、菊池民子教授、武藤利子教授、鈴木郁子教授、宮本のり子教授。細部にわたり見てくださり感謝します。ありがとうございました。明日からは全国大会や定例役員会に気持ちを向けていきます。

全国大会と言えば孔子さま。孔子さまは「学ぶことはよく聴くこと」と強調されました。サッチダーナンダ老師もこうおっしゃっていました。
 
「聴くことの富は、あらゆる富に勝る。つねに耳を傾けなさい。あなたは聴くようにつくられている。あなたには、口は一つだが、耳は二つ与えられている。それが何よりの証拠である。少しを話し、多くを聴こう」と。

聴くという字にこだわりたいですね。メッセージが送られてきたらそれを、分析し、理解し、それから受け入れるようにしなさい…ともおっしゃっています。どんな言葉でも、それをそのまま真実として受け入れないように…と。

サッチダーナンダ老師はこうもおっしゃっていました。

「理解は、感覚だけを通じてなされるのではない。それは心を通してなされる。「聞く」だけでは充分ではない。あなたは「聴か」なければならない。耳で聴き、ハートでも聴こう。「聞く」ことと「聴く」ことの間には非常に大きな違いがある。あなたが「聴く」ならば、ノートをとる必要はない。内部にマルチトラックの、エンドレスの、大きなテープレコーダーがある」と。

そういえば、同じ授業を受けていても「聴いている人」と「聞いている人」の差は顕著ですね。発言や一挙一動で分かります。身・口・意(行動と言葉と心)は一致するのですね。だって、合掌しながら微笑みながら口喧嘩する人はいませんもの…。


今日はクリシュナ先生にお会いしてきます。明日は盛岡に日帰りで大槻由生子教授の活動30周年記念の会に行ってきます。それでは皆さん、良い週末を。(荻山貴美子)


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私は負けてしまいました

2012年05月25日 09時31分41秒 | 思うがままに
『ヨーガの四季』の編集も終わりヤレヤレです。今回も内容の濃いものになりました。荻山貴美子理事長、本当に本当にご苦労をおかけしました。

しかし、私は一つ不本意なことがあります。私の原稿です。

私は頑としてルビはふりたくないと思いましたが、荻山編集長の意向で見事にルビをふられてしまいました。(笑)

「難しい字にはルビをふってください」と、寝ても覚めても訴えて来る人がいます。彼女はそれを意識したのでしょう。基本的には彼女もルビをうるさがる人ですから…。

この「難しい」ということですが、何をもって難しいというのか?基準がありませんよね。

調べることが大事です。調べてこそ身につくというものです。あなたにとって「難しい!」と思える時は学ぶチャンスです。

とは言え、私はついに負けてしまいました。(笑)(雪山童子こと豊道)
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右から左へ受け流す

2012年05月23日 15時43分50秒 | 思うがままに
昨日は大阪サンケイ学園の夜のクラスの授業と懇親会でした。
朝のクラスと師範科は毎月ですが、夜のクラスは久しぶりでした。とても湧き上がりました。
担当案内者であり、常任理事である西山真弓教授、長時間にわたりありがとうございました。

西山真弓教授といえば、こんなエピソードがあります。
インドのジャイプールに行った時のことです。

はじめて体験した「ラフター・ヨーガ」(笑いのヨーガ)。
突然、「ハッハッハッ」と笑うことに一瞬驚きを隠せない私。しかし、私の隣に坐っていらした西山教授は屈託なく何の迷いもなく笑い転げているではありませんか。それはカッコ良くもありました。

私はそれを見てお腹の底から笑いがこみ上げてきました。
それからです。私自身が作ってきた殻が破れたのは…。
今でも時々、クラスで皆さんとご一緒しています。「ラフター・ヨーガ」…を。

私は、いつもエネルギーで自分を満たしていたいので、できるだけ楽しい場所、笑いの絶えない場所に身をおくようにしています。
そこで、ネガティブな人から身を守るために心がけていること…。
それは、波動が低い人と話をするときは、その、会話につきあわないようにしていることです。

愚痴や悪口を囁くその声は右から左に聞き流す。
数年前、流行りましたね。ムーディー勝山さんとかいうお笑いのかたが歌っていたあの歌。

「右から何かが来てる~僕はそれを左へ受け流す~いきなりやってきた~ふいにやってきた~僕はそれを左へ受け流す~」

あのかたは今どうしておられるのでしょう。(笑)

この写真は大阪サンケイの牧野由美子さんの撮影した金環日食です。私はフィルターを通して観察しましたが、大阪は曇っていたとか…で、彼女は裸眼で観察できたそうです。幻想的ですね。


 
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人間も距離をもったほうが…

2012年05月22日 09時53分34秒 | 思うがままに
「太陽の直径は月より400倍大きい。しかし400倍の彼方にある。
この偶然が双方の大きさをほぼ同じに見せて、皆既や金環日食が起きる。
見えた人は、太陽と月と自分が一直線になったのを実感したことだろう」

朝日新聞の天声人語を読まれた田原豊道先生がこうおっしゃいました。
人間も距離をもったほうが一つになれるのかもね…と。

そうなんですね。至近距離にあればあるほど人は争い、ぶつかり合う。どんなに親しくても、ある程度の、距離をおいてお付き合いすることが秘訣かもしれません。

田原先生、また気づきました。今、授業の前、ミスドで一服。

写真は日曜日、羽田空港から乗ったモノレールの中で
…。今はiPadと仲良しです。


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金環日食10分おき…

2012年05月22日 07時30分52秒 | 思うがままに


おはようございます。古川邦宏さん撮影の金環日食。10分おきに撮ったものの合成だそうです。ステキでしょう。
今日も輝かしい一日を…。(荻山貴美子)
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記念すべき一日

2012年05月21日 23時59分53秒 | 思うがままに


ガネーシャさん、ステキな写真ありがとうございました。
「蕗の葉に映る日食の太陽。無限の宇宙を感じ、パワーをいただいた幸せな日でした」というコメントつき。
記念すべき一日でしたね。

美加子さん、ステキな男性に巡り合えますね。きっと。
reiさん、今日は朝日カルチャーに移動中で観ることができず、お気の毒でした。でも古川邦宏さんの写真に感謝ですね。
それでは皆さん、良い夢をみてくださいね。おやすみなさい。(荻山貴美子)
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仰げば尊し(帰命敬禮)考

2012年05月21日 17時44分40秒 | 思うがままに

「仰げば尊し、我が師の恩」。これは、大槻由生子活動30周年記念公演のタイトルです。今月の27日岩手県民會舘で開催されます。

大槻由生子教授は日本ヨーガ学会の常任理事です。多芸多才の持ち主でヨーガを中核に据えて花架拳や日本舞踊、一人芝居など幅広く活動されておられます。

「今こそ、別れめ、いざさらば」。一瞬「すわ!さようなら公演?」。今を盛りの時に、何と潔ぎよいことかと、思ったものです。

然しながら、「身を立て、名をあげ、やよ、はげめよ」。大槻由生子教授のことだもの、そんなはずはない。「こんにちは公演!」とお考えになっておられるに違いありません。

「蛍のともし火、積む白雪」。晋の時代の車胤と孫康にならって刻苦勉励、新たなる大槻由生子活動30年を始めるのかも知れません。

「仰げば尊し、我が師の恩」。この日、今日までの我が師に感謝を捧げるともに、今日からの我が師に誓願なさるのではないでしょうか。

「我が師(グル)の我が師(グル)」は大宇宙の大生命、サムシンググレート即ちブラフマンです。

天地自然に存在するものすべてがグルです。我以外皆我が師ですね。

仰いでこそ尊いのですね。仰がなかったら尊くないんですね。(笑)

まことにまことに「仰げば尊し(帰命敬禮)」です。

(雪山童子こと豊道)
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太陽と月の結婚式

2012年05月21日 17時03分09秒 | 思うがままに

ご覧になりましたか?金環日食。
まさに太陽と月の結婚式でしたね。

撮影は埼玉の古川邦宏さん。場所はさいたま新都心のスーパーアリーナの近くだそうです。もう一枚は明日アップします。ちょっと出し惜しみ?(笑)

さて、今日は「ヨーガまんだら」。ヨーガが大好きな皆さんと共有できる大切な時間です。

「ヨーガ・スートラ」の詠唱は皆さん、生き生きと楽しそう。このペースでいくと年内に一章はすべて唱えられそうですね。
大阪に向かっています。(荻山貴美子)
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慢心は敵

2012年05月20日 17時19分28秒 | 思うがままに
札幌から新千歳空港に向かっています。
札幌塾は20人を超える熱心なお仲間と共に楽しく学びました。

さて、最近、感じること…。

基本のプログラム「ねどこのムドラー」や「太陽の礼拝」のような伝統的なプログラムがいかに、習慣的になり、惰性で行われていることか…。

私はより深い気づきのために一番大事にしなければならないのはこれらの捉え方にこそあると思うのです。
私は完璧。私は学ぶことはもうない!という慢心が起こったら要注意ですね。

慢心はすべてにストップをかけます。田原豊道先生には慢心は微塵もありません。
学ぶことは聞くこと。インドの聖者のお話が何度も繰り返されるのはなるほどと頷けます。
悲しいかな、私たちはそのくらい言い含められないと真に理解できないんですね。

今日、北海道ヨーガ連盟の役員会が行われました。
9月の連盟大会のことも含め、山下厚子理事長が手際よく会議を進めていました。
大ベテランの堀内優子教授は後輩達を温かくサポートし、和やかな会議でした。

連盟大会では渡辺哲雄先生をお迎えし笑いと感動に満ちた一日を過ごせることでしょう。
堀内教授が大会では是非、参加者に田原豊道先生の「ねどこのムドラー」…をとご提案。
ホームヨーガひとすじの案内者ならではの発言です。

とても充実した一日を過ごし、帰京します。(荻山貴美子)




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