”外断熱” ~人に勧めるなら自分から~

店舗も高気密・高断熱に!
今年も子供たちは元気いっぱい!!
乗るゼGT-R、MY・・・15!?

床下暖房

2006-11-30 22:48:30 | Weblog

外気温 10.8℃ 湿度 75.5%
内気温 15.5℃ 湿度 66.8% 
露点温度 9.8℃  サッシ温度 11.0℃

みなさん、こんばんわ。

今日は設計図書を持って、さくら事務所に行ってまいりました。
大下さん、ありがとうございました。

コンクリート打ち継ぎ部分の施工について、地下ピットの断熱施工について話を伺いました。
また、メインの話として、床下暖房についてアドバイス頂きました。

コンクリートの打ち継ぎについては打設工事時に、地下ピット断熱施工については、地下1階床スラブ打設時に現場写真と共にご説明いたします。

床下暖房について、大下さんの最新のメールマガジンにも書かれていましたが、ここでもお話させていただきます。

以前、床暖房の問題について書きましたが、床暖房の欠点を補うものが床下暖房です。
そんな床下暖房が普及しないのは、単純に”みんな知らない”ということだけのようです。

暖房はポイントとして、最も冷気の入り込むサッシ直下でかけることが一つの要素だと思います。

床暖房の欠点は、床面積カバー率が約65%程度であり、部屋の周囲は設置できませんので、当然サッシ直下は暖房がかからないということになります。

今回採用を検討している床下暖房ですが、メリットとして、
①サッシ直下に設置できる
②床下全般的に暖められるので、床面積を広くカバーできる
③床暖房よりローコストである
などがあります。

暖房は冷房より多くの熱量が必要となります。

例えば、建築中の建物のリビング・ダイニングは約16畳。
仮にこれに必要な熱量は、冷房で約2kw、暖房で約3.2kwとします。

この場合、エアコンを2.2kw、床下暖房を1kwとすればOKとなります。

エアコンは一般市販品では2.2kwが最低出力商品となります。
床下暖房は、分散設置が望ましいので、2kwの放熱機を3箇所ほどつけることになると思います。

冬場はエアコンなしで床下暖房を使用し、夏場はエアコンということになります。

今日はさくら事務所で床下暖房機のカタログを見せて頂いたんですが、近日中にメーカーに設置方法や熱源の選定について伺ってきます。

効果が立証されれば、みなさんにオススメしたいと思います。


 


今日は定休日

2006-11-29 22:04:20 | Weblog

みなさん、こんばんわ。

今日は久しぶりの良い天気でしたね。

定休日を利用して、以前在籍していた会社の方々とゴルフに行ってきました。

場所は千葉県にある森永高滝カントリー倶楽部で、朝は4時半に家を出て、18時ごろ帰ってきました。
日ごろの運動不足がたたって、本当にクタクタです。

来週はいよいよロマンスカーで箱根に行きます。
ナオちゃんがどんな顔をするか、すごく楽しみです!

箱根では、ユネッサンに行ってナオちゃんとたくさん水遊びをする予定です。

実は箱根に電車で行くのは2度目なんですが、車ではもう数え切れないくらい行っています。

車のときは、いつも行く このお店がオススメです。
自然薯を使った料理の専門店で、おいしい食事とゆっくりとした雰囲気に大変癒されます。

今回は、餃子がとても大好きなナオちゃんのため、このお店に行ってきます。

たった一泊ですが、今年最後の旅行ですし、ゆっくりしてきます。

明日は、さくら事務所の大下さんにお会いしてきます。
床下暖房の件と、気にかけている地下付き住宅の件で相談させて頂きます。


結露の発生

2006-11-28 14:43:27 | Weblog

外気温 14.3℃ 湿度 72.9%
内気温 22.0℃ 湿度 58.4%
サッシ温度 14.5℃

みなさん、こんにちは。

結露発生のメカニズムですが、まず添付した空気線図を見てください。

下に乾球温度、右に絶対湿度、左上に湿球温度、上に相対湿度とあります。

この表の見方は以下の通りです。

①乾球温度に、”内気温”を入れます。
②相対湿度(右上から左下に走っている曲線)に、”内湿度”を入れます。
③①と②の交点に●を書きます。
④その●から、左に水平に線を伸ばし、一番上の曲線(相対湿度100%の曲線)の交点の湿球温度に●を書きます。
⑤④の●から垂直に下に線を伸ばし、乾球温度を求めます。

今日をモデルに実際やってみます。

①乾球温度は22.0℃です。
②相対湿度は58.4%なので、22.0℃と58.4%の交点に●を書きます。
③左に水平に線を引きます。相対湿度100%の湿球温度は13℃位かと思います。
④湿球温度13℃の位置から垂直に下に線を引くと、乾球温度13℃が求められます。これが結露が出る温度(露点温度)となります。

今日のモデルは、今仕事をしているお店での条件です。
窓のサッシはアルミサッシを使っています。
アルミサッシの表面温度は14.5℃です。外気温が14.3℃ですので、ほぼ外気温に追従してしまっているということになります。

先ほど求めた露点温度が13℃ですから、外気温があと1.3℃下がって、アルミサッシも同じく13℃になれば、いよいよ結露の発生です!

この表からいろいろ分かるんですが、結露がいやなら、結露が発生する物体の温度よりも露点温度が小さければ良いということになります。

④で求めた露点温度(表で言う乾球温度)が左に(小さく)行くほど良いので、それには室内の温度を下げる か、室内の湿度を下げる しかありません。

室温を下げて我慢するのは嫌なので、方法としては、湿度を下げるしかなくなります。
しかし、湿度を下げ過ぎるとインフルエンザウィルスなどウィルスの活動が活発化し、喘息などの原因ともなるので、湿度は最低でも40%以上に確保したいところです。

逆算すると、快適な最低気温22℃、安心な最低湿度40%を維持した場合、露点温度は8℃ということになります。

関東地方でも、12月下旬からは気温8℃を下回りますので、アルミサッシシングルガラスを使っていると当然のように結露が発生することになります。

これで、サッシを樹脂にする理由、ガラスをペアガラスにする理由がお分かり頂けると思います。


外断熱住宅建築 【13】

2006-11-27 23:26:59 | Weblog

外気温 15.0℃ 湿度 94.1%
内気温 18.6℃ 湿度 72.2%

みなさん、こんばんわ。

今日、久しぶりに通勤時間帯に電車に乗ったら、あまりの混雑に閉口していると、すぐ近くに乗っていた中学生くらいの男女が、

「○○君と□□ちゃんは、クリスマスイブにデートするらしいよ」
 「ふーん」
「××君は、何か予定ないの?」
 「おれは一人が好きだから、クリスマスなんて別に・・・」
「ねぇ、××君って、△△ちゃんが好きなんでしょ?」
 「・・・・大きなお世話だよ」
「ねぇ、告白しなよ!」
 「いいんだよ!うるさいなぁ」
「何よ、せっかく背中押してあげてるのに!」
 「おれが好きなのはなぁ・・・・・・・」

たぶん、周りの乗客はみんなダンボになっていたはず。
「お前が好きだ!」って言っちゃえよ!みたいな・・・

いやあ、青春ですね!

■建築状況は・・・

あまり他人の建物に関っていると、自分の建物の問題に足元を救われそうなので、ちょっと集中することにしました。

さて、現在は鉄筋の搬入が終わり、今週かけて配筋作業となっています。

配筋で気をつけていることは、あまり耐震強度を求めるがために鉄筋が増え、コンクリートの回り込み不良やバイブレーターが入らないなどの施工上の問題を回避することです。

基礎配筋の中でも、梁が交差するところは特に鉄筋が集中するので、現場監督に確認しながら問題はないかチェックしています。

(絵を書いて説明したいんですが、描画ソフトがなくて・・・)

鉄筋の本数がキチンと図面どおり組まれているか、おそらく現場監督も設計士も本数まではチェックしないと思います。 たぶん・・・
ただ、結果的に搬入した鉄筋が残らなければOKということになるんでしょうか。
(多少安全を見て多めに搬入しているそうですが)
許されるならば、ヘルメットをかぶって配筋のチェックをしたいところです。

打設は12月入ってからになります。
コンクリート工場の場所、現場までの距離とおおよその時間、連続打設に伴うミキサー車の待機場所、ミキサー車台数、スランプテストの実施、ミキサー車から提出される伝票の保管、などを現場監督と話し合いました。

公共の検査機関もチェックに来るようですが、まああまり期待していません。

また、以前から懸案事項となっている床下暖房ですが、今週さくら事務所の大下さんとお会いして色々伺う予定となっています。

床下について、設計上の問題がありましたのでご報告致します。

床面の構造が、コンクリートスラブ→根太→コンパネ→フローリングとなっています。
コンクリートスラブに直接フローリングを張るわけではないので、セルフレベリングによる床下地はありません。

この方法ですと、不陸の問題と床鳴りの問題が発生するので、根太ではなく鋼製束に変更をお願いしています。

床鳴りはいろいろ原因があるようですが、今回のケースですと、根太を釘でスラブに打ちつけた場合、経年変化で根太に釘のゆるみが生じ、床鳴りが発生するということです。

この床下の構造は、床下暖房機の設置にも影響するので、設置スペースの確保も含めて慎重に検討しています。

明日は、配筋作業の画像をお見せしたいと思います。


もっとがっかり

2006-11-26 23:27:15 | Weblog

昨日、紹介しましたRC造地下付き木造2階建て住宅の問題について、いろいろと分かったことがありますので、ご紹介いたします。

結論として、私の認識不足がたくさんあったんですが、設計において問題がありそうな雰囲気は否めませんでした。

●ホールダウン金物について
2×4工法であれば、ホールダウン金物がないケースはあります。
ただ、在来工法であれば、平屋でない限りホールダウン金物は必要になります。

●アンカーボルトのかぶり厚について
アンカーボルトのかぶり厚には根拠となる法律がありません。
鉄筋に対してのみであり、かつ布基礎だけで、ベタ基礎の場合は鉄筋に対しても書かれていません。

●アンカーボルトの上部露出長さ
土台にめり込みタイプのナットを使えば大丈夫です。

●防湿防水シートについて
シートの厚みに法律上の規制はありません。
私が現地で0.1㍉厚のシートを触った限りでは、こんなのすぐ破れちゃう、と言う感じでした。

●コンクリートのジャンカ
正しく補修できれば、たいてい大丈夫です。
コンクリートの打設量が多ければ多いほど、そのような箇所は生じてしまいます。
それを、工事中にキチンと修繕するかどうか、です。

●地下室の無断熱
温熱環境のことを考えれば、地上露出部分の断熱で環境は良くなります。

●JIO
JIOの検査員になるには、建築士の資格や専門の経験は不要で、ただチェック表に基づく検査業務を行っているようです。

建築基準法を遵守するだけでは良い家はできないと思いますが、問題はこの”良い家”というのには建築主により多種多様であることです。

私は、コンクリートの状況やアンカーボルトの状況、ホールダウン金物の要否など、ある意味建築に興味があるから気になるのであり、全く興味がなければ気にしない、ということになります。

気にならない人にしてみれば、建築基準法は守られているので大丈夫、第三者機関も見ているので大丈夫・・・ 

さくら事務所のマンションセミナーで、コンサルタントの刀根さんがこんなことを言っていたそうです。

「結局、その人の持っている知識や哲学の高さに見合ったものしか選べない」

また、大下さんから言われてハッとしたんですが、

「黒沼さんが2年前に選ぶ物件と、今選ぶ物件は全く違うのでは」

ということ。確かに、2年前の私であれば何が問題なのかすら分らなかったでしょう。もっと言うならば、年々新築物件を売りづらくなっています。
それは、色々と知ってしまったから・・・

私が今回問題視した点は、建築基準法に抵触せず、かつ規制がないからというだけで、OKだとしてもこのブログを読んで頂いている方々には問題だと思ってほしいです。
だって、阪神大震災の経験を考えれば、少しでも耐震性を上げた方が良いですし、新潟の地震で建物が基礎から滑り落ちたのを見れば、アンカーボルトはしっかり接合したいですし、ただでさえ”川の中に作るくらい難しい”と言われている地下室を、何の対策もなしに空間を取得するためだけで作ってしまうのは問題だと思います。

設計士の裁量と言われればそれもそうですが、結局問題は自身に降りかかってくるので、理論武装は欠かせないと思います。

ちなみに、建築基準法通りの家ってこんな感じ。


がっかりな施工

2006-11-26 00:25:38 | Weblog

みなさん、こんばんわ。

明日日曜日はドクターイエローが上ってきます。
東京駅は2時半ごろ到着するはず。

ご興味ある方は、ぜひ見に行ってみてください!

■がっかりな施工

今日は、鉄筋の搬入があり、また図面上で一部問題点がありましたので、その部分の検証をしたいところなんですが、ちょっと別件でお話したいことがあります。

私の家内の友人がRC造地下付木造地上2階建てを建築しており、心配なことがあるから相談に乗ってほしいということで、お会いしてきました。

土地の購入は6月ごろ、建築確認申請が8月ごろ、着工は9月ということなんですが、打ち合わせを始めた7月ごろは年内完成を前提とした話し合いをしていたそうなんです。

年内完成は、正月を新居で迎えたいという気持ちの問題だけでなく、住宅ローン控除のこともあってのことだと思います。
※住宅ローン控除は、18年中の引渡しと19年に越年するのとでは、控除額が少なくなってしまいます。

確認申請が遅れた理由として、その地域の審査機関が地下付住宅を取り扱ったことがなく(本当かよ!)、また耐震偽造問題ともからんで時間がかかってしまったそうです。

いずれにしても、依頼された建築業者は、着工時点で年内完成は無理なのにも関わらず、年内完成できます と言い切り、ところが請負契約書の引渡し期日は未記入というなんとも怪しいことになっています。

そんなことで、実際に現場を見に行くことになったんですが、パッと見た感じすごく雑な感じ。

地下は基礎一体型の構造のようで、配筋が終了した時点でJIO(日本住宅検査保障機構:かなり厳しい検査をするらしい・・・)の現場チェックが行われたとのこと。

配筋に問題はなかったんでしょうが、アンカーボルトは高さも位置もバラバラで、ほとんど真っ直ぐ立っていない。

っていうか、ホールダウン金物がない!

しかも、かぶり厚が27ミリしかないアンカーボルトも何本かあります。

コンクリートはジャンカだらけで、部分補修(きちんとした補修なのかどうかは不明)がしてあります。

ここで、いったん画像をお見せしますね。


木が見えますが、土台ではありません。
水平をだすため、コンクリートのレベル調整をしているんでしょうが、この上に気密パッキン+土台が入るにはアンカーボルトが短すぎます。
ホールダウン金物がありませんが、ミサワホームの認定工法以外でホールダウン金物不要工法はあるんでしょうか・・


亀裂が入っているところが、基礎の外面です。(約27ミリ)
基礎幅は200ミリあるんですが・・・
かぶり厚不足の問題は皆さんご存知ですよね。

また、施主が持っていた矩計図を見ると、地下室は無断熱、防湿防水シートは0.1ミリ、
(以前、私のほうで建築中の建物の地下防湿防水シートが0.1ミリとご紹介しましたが、実際は0.2ミリでした)
地上階は2×4構造で、通気層なし、気密シートなし。

地下の防湿防水シートは、重ね代が150ミリあり、問題なさそうだったんですが、如何せん0.1ミリと薄いため、ところどころ破れていました。

この地下室は、半地下に作られており、居室上部は窓が取り付けられています。

この現場の用途地域は把握していないんですが、周囲の状況から低層だと思います。
建ぺい率も容積率もきついですから、半地下とはいえ、GL+1㍍を超えるわけにはいかないので、(1㍍を超えると地下の容積緩和を受けられなくなるため)
人間の身長分くらいは地下に埋まってしまうはずです。
それでも無断熱・・・

う~ん、かなり湿気てしまうと思うんですが・・・

これから地上階の建築に入るにしても、ジャンカの補修やアンカーの補修はしてもらう必要がありますし、そもそもこの業者に以降の仕事を任せてよいんでしょうか?

お友達には、第三者機関の調査をお勧めしました。
私の実力では・・・すごく歯がゆいですけどね。


中古マンションリフォーム

2006-11-25 00:44:08 | Weblog

外気温  9.0℃ 湿度 51.8%
内気温 19.9℃ 湿度 47.4%

みなさん、こんばんわ。

クリスマスの飾りつけを少しずつ進めています。

 光らせるのが楽しみ!

■中古マンション

現在、リフォーム中の中古マンションを見てきました。
私が以前在籍した会社が専任媒介で売り出ししている物件です。

なかなかマンションの裏側を見ることがないので、紹介させて頂きます。

GL工法(Gypsum Board Lyning Method:ギプスライニング)
白く丸いものがGLボンドです。
このボンドのせいで、石膏ボードとコンクリート壁の間に15ミリほどの隙間ができ、戸境壁に使うと隣接部屋の音が共鳴して伝わってしまいます。
さくら事務所の神尾さんがよく戸境壁のGL工法の問題について指摘されていたので、みなさんもよくご存知だと思います。

赤丸部分が硬質塩ビライニング鋼管の継ぎ手です。
継ぎ手部分の接合で、管内のライニングがはがれ、金属部分が露出してしまい、サビが発生・配管鋼管を余儀なくされるということになります。

床根太と床スラブの間は100ミリないくらい。
奥に見える配管は、雑排水配管ですが、Φ75ミリ。
ほぼ傾斜が取れていない状態。
画像左にオロナミンCの空き瓶が。建築当時のごみがそのままに・・

北側洋室のクロスを剥がしたところ。
内部結露による黒カビが発生しています。

さて、この物件のリフォームですが、内容は以下のとおりです。

・床フローリングの新規張り付け
・壁、天井クロス交換
・一部間取り変更
・キッチン、ユニットバス交換
・扉建具交換
などで、おおよそ500万円以上のお金がかかっている。

しかし、添付画像にある、音の問題、配管の交換、カビの対策などは成されない。

つまり、お化粧リフォーム。

リフォームが終了したら、また画像をお見せできればと思います。


真実の追究

2006-11-24 15:06:45 | Weblog

外気温 18.9℃ 湿度 26.3%
内気温 22.2℃ 湿度 48.2%

みなさん、こんにちは。

昨日の投稿は、まだ知識が浅いのにすこし深く突っ込み過ぎた感があり、申し訳ない内容になっていました。
すみません、背伸びしないつもりだったんですが・・・

今は内断熱が大勢を占めているため、外断熱というと特別良く聞こえるんですが、
事実良いですが・・・
いつか外断熱が増えていったときに、外断熱の中でも良し悪しが出てくると思うんです。

私は宅建業者ですから、理論と実践を比較して真実を追究する必要があるので、普通なら考えないようなことでも疑問視してかかることにしています。

考え方におかしい部分があれば、いつでもご指摘下さい。

今日は定例会の予定でしたが、現場監督の健康診断のため日が改められています。

ステンレスパイプの件、換気計画の件、その他床下暖房の採用など宿題がたくさんありますが、ひとつひとつ解決していきたいと思っています。

 


コンクリートの蓄熱性

2006-11-23 12:45:54 | Weblog

みなさん、こんにちは。

今日は勤労感謝の日ですね。
勤労に感謝しつつ、勤労しています!

■蓄熱性

コンクリート住宅でよく言われる”蓄熱性”。

私も勘違いしていたんですが、蓄熱性と蓄熱量は違います
つまり、
蓄熱量が大きいから蓄熱性が良いわけではないんです。

この蓄熱性の概念を把握すると、なぜ外断熱住宅が良いのかが分かると思います。

高気密・高断熱住宅を考える場合、もうひとつ大事な要素があります。
それは、 「暖まりにくく、冷めにくい」です。

蓄熱性が良いということは、 「暖まりにくく、冷めにくい」ということになります。

では蓄熱性を良くするにはどうしたら良いのでしょうか。

それには、素材の温度変化が鈍い(遅い)ということになるんですが、

熱容量が大きい ・・・温度変化が遅い
熱容量が小さい ・・・温度変化が速い
熱伝導が大きい ・・・温度変化が速い
熱伝導が小さい ・・・温度変化が
遅い

という相関関係があります。

ですから、熱容量が大きくて熱伝導が小さければ、
「暖まりにくく、冷めにくい」
が成立することになります。

熱伝導率÷熱容量=熱拡散率

という式で表されるんですが、熱拡散率が小さいということは蓄熱性が良いとなります。

確かに、熱拡散率を小さくするには、熱伝導率を小さくするか、熱容量を大きくするかしかないですよね?

すごく分かりづらいかもしれませんが、この式がすごく重要になります。

建物には、コンクリート造、木造、鉄骨造、充填断熱、外張り断熱、内断熱、外断熱といろいろありますよね。

まずはコンクリート造を考えた場合、分母である熱容量は大きいんですが、分子の熱伝導率も大きくなります。ですから、熱拡散率も高くなり、コンクリート造の蓄熱性は悪いと言う結果になります。

ですから、こと「暖まりにくく、冷めにくい」を考えたら、コンクリート造はダメですね。

次に木造ですが、分母の熱容量は大きく、分子の熱伝導率は小さくなります。ですから、熱拡散率も高くなり、木造の蓄熱性は良い と言う結果になります。

・・・あれ、おかしいですね?
 今まで思っていたのと逆です。

これには理由があります。

コンクリート造の場合、コンクリートそのものの大きい熱伝導率を補う断熱材を入れます。ですから、分子が小さくなりますので、熱拡散率が小さくなります。

木造の場合、壁の中全て木材というわけではないので、木そのものの熱容量が大きくても、容積を掛け算した蓄熱量が小さいため、結局分母が小さくなり、熱拡散率が大きくなります。

以上のことを考えると、断熱材の入れ方やコンクリートの厚み、木材の使い方で熱拡散率に影響が出ますよね。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、コンクリート造の場合、外断熱でないと
「暖まりにくく、冷めにくい」
が成立しないんです。外気の影響が大きいので、断熱材がコンクリートの外側にないと、コンクリートの熱伝導率は小さくならないですからね。

ですから、内断熱でコンクリートを使うメリットは、耐震性以外ないのでは、ということになってしまいます。

木造の場合も、 「暖まりにくく、冷めにくい」にするには、例えばログハウスの外張り断熱なんか良いのかもしれません。 たぶん・・・

何となくお分かり頂けたでしょうか?

更に続きがあります。

外断熱マンションについてです。

熱拡散率を小さくするには、分母である熱容量を大きくするか、分子である熱伝導率を小さくするか、ですよね。

これは私の推測ですが、マンションの場合、外断熱材つきコンクリートは、真ん中の部屋であればバルコニー側1面、角部屋であれば2面、最上階の真ん中は天井+バルコニー側の2面、最上階角部屋は3面となりますよね?
まあ4面のケースもあるんでしょうが・・・

熱伝導率は断熱材の量に比例し、熱容量はコンクリートの量に比例しますので、

”コンクリート壁式工法の最上階角部屋”

が一番 「暖まりにくく、冷めにくい」になっているんじゃないでしょうか。

逆に、アウトフレーム逆梁構造で真ん中の部屋は、変な話両隣がず~っと留守だったり、買い手がなくて、外気温に近づいてしまったら実はそんなに快適ではないのでは・・・ もしくは、隣の部屋も一生懸命暖めることに・・・

もし外断熱を本当に考えるなら、分子である熱伝導率を小さくする必要があるので、戸境壁の内側にも断熱材が必要な気がするんですが。
おかしいですかね?


今日は定休日

2006-11-22 22:12:06 | Weblog

外気温 13.7℃ 湿度 52.1% アルミサッシ室内側温度 14.0℃
内気温 19.3℃ 湿度 63.9% 室内クロス温度 19.1℃

みなさん、こんばんわ。

先日、外断熱マンションに住まわれている方からコメントを頂きました。
その方も、
ブログを公開されており、外断熱マンションの居住性などが紹介されています。

外断熱が良い悪いと言っても、私自身は住んだことがないので、

だからブログ書いているんですが・・・

何だか心強い味方ができた気分です!

ぜひいつか、大下さん含めてみんなで飲みたいですね!

今日は定休日でしたので、ダンプトラックを購入したナオちゃんが土を運んでみたい、ということで、近所の公園に行きました。

 

ダンプの”積載量”に満足したナオちゃんは、なかなか砂場を離れようとせず、お昼ご飯は2時過ぎになってしまいました。

どうしても”カニ”が食べたいという祖父を連れて、カニ道楽へ。

カニ座のナオちゃんは生きているカニの方が好きらしい・・・
確かにズワイガニもナオちゃんに興味があるようだ。

でもこの後、みんなでズワイガニ会席を満喫したのは言うまでもない。
本人は「これおサカナ?」って言ってるけど誰も答えない・・・