室外気温 20.2℃ 湿度61.4%
室内気温 23.2℃ 湿度66.9%
みなさん、こんばんわ。
建築中の外断熱住宅には、以前もお話しましたが地下室があります。
地下室と言えば、湿気があってカビ臭いイメージがあり、なかなか使いこなすのが難しい印象がありますが、優れた音響効果、安定した温熱環境などメリットがいっぱいあります。
そこで、本当に地下室って良いの?という疑問もあり、地下室建築もチャレンジしています。
ただ、間違ってもただ体験したいから地下室を作るということではなく、ナオちゃんが雨が降っても遊べることや、ドライエリアに砂を入れて、ナオちゃんがきれいな砂で遊べるとか、ナオちゃんのお友達を呼んでパーティーができるとか、色々な意味を持つ地下室です。
さて冗談はさておき、地下室を作るに当たって懸念されることは結露による水の対策となります。
地下室の結露要因として、以下のものがあると思います。
①室内の湿度が乾燥しない
②地中の水分量が多く、水蒸気が透過して室内の湿度を高める
③コンクリートが地熱(15℃程度)の温度まで冷えてしまう
④そもそも防湿層がない
今回、私が地下室を検討するにおいては、それぞれ次のような対策をしています。
①南側にドライエリア、北側に窓を設置し、南北の通風ができるようにする。
※北側傾斜のため、北側は地中ではなく地上に露出しています。
②コンクリートを2重にする方法は、排水溝の設置などでコストアップするので、コンクリートそのものの透湿抵抗を上げる薬剤を散布する。
③コンクリート外側に断熱材(押出法第3種ポリスチレン100㍉)を敷き、コンクリート温度を室内温度と同調させる。
④コンクリート打設後2年ほどは内装を施工せず、コンクリートを露出させて乾燥させる
地下外断熱に使われる断熱材は、シロアリの蟻道にならないものを使うことになっています。
また、室内の湿度がどの程度になるか分からないのですが、窓を開けて換気することでかえって室内の湿度を上げてしまうことも考えられるので、湿度を見ながらコントロールすることになります。
②にある透湿抵抗を上げる薬剤とは、実はどういうものかよく分かりません。
分かり次第お伝えできればと思います。