外気温 12.8℃ 湿度 83.9%
内気温 19.0℃ 湿度 66.1%
みなさん、こんばんわ。
明日は定休日ですので、クリスマスに向けた飾りつけをしようと思っています。
飾り物は東京浅草橋の問屋街で買ってきたものが多いです。
近くの店で買うと、近所と同じ飾り物になる可能性があるからです!
まああまり派手になり過ぎず、というところですね。
■床暖房
新築を建てる話になると、
「床暖房は付けるんでしょ?」
という質問をよく受けます。
何だか床暖房が快適性の最先端みたいですが、建築中の外断熱住宅には床暖房の予定はありません。
そもそも断熱性能を上げると床暖房は不要という意見が多いようですが、いろいろ考えてみると、人によって快適と感じる体感温度が違うので、一概にこの意見が正しいとは思っていません。
私の場合、室内温度が22度前後であれば快適だと思っているんですが、フローリングの温度が22度だとちょっと足が寒い気もします。
以前から申している通り、気温と素材温度は同調しようとしますから、気温が22℃であれば概ね床面温度も22℃だと思います。
※床下に断熱がなかったり、コンクリート直で床材が敷いてある場合この限りではありません。
ですから、正直床面温度が26℃くらいになると快適さが増すと思うんですが、問題点として、
①光熱費の安い温水式は昇温時間がかかる
②電気式は光熱費が高い
③温水式は工事施工時に配管を傷つける可能性がある
④肝心の部屋の隅は施工できない
⑤施工範囲内にいつも人がいるとは限らない
⑥そもそも部分的というのが気に入らない!
というのがあります。
みなさんは、基礎断熱工法の床下暖房というのを聞いたことがありますか?
木造住宅などで、よく新築のチラシを見ると、
”床下換気は基礎パッキンによる全周換気”
と書いてあるのを見たことがあると思います。
私がこの仕事をして見ているチラシの中で、ほぼ100%がこの方式を採用しています。
この考え方は、床下の基礎で囲まれた部分はコンクリートからの水蒸気や湿気が滞りやすいので、換気口を設けて乾燥させるというもの。
基礎断熱とは、そもそもこの換気口が不要で、基礎の内側or外側を断熱施工し、床下を1階の居住空間と同一の温熱環境にするというものなんです。
コンクリートの水蒸気が出切るまでは換気が必要ですが、大体1年目以降は乾燥状態になるので換気が不要となります。
この床下空間を暖房で暖め、床面に取り付けられたガラリから暖められた空気を排出するというのが床下暖房です。
しかも、周りはコンクリートで蓄熱量が大きいため、一度暖めてしまえば暖房負荷が低減でき、かつ床下は床暖房のようにエリアを限定することなっく、1階部分を全体を暖めることが可能です。
この方式であれば、床暖房で問題となった、光熱費や暖房エリアの限定、部屋の隅が効かないなどの点がカバーできるかと思います。
建築中の建物は、地下部分があるので、地下の温熱環境をコントロールして、余ったエネルギーを1階に還元できないか模索しています。
地下を蓄熱式電気暖房機で地下天井を暖めれば、1階の床暖房は不要・・・
地下空間の暖まった空気を、1階床に取り付けたガラリを通して1階に持っていく・・・
そんなことをイメージしているんですが・・・