”外断熱” ~人に勧めるなら自分から~

店舗も高気密・高断熱に!
今年も子供たちは元気いっぱい!!
乗るゼGT-R、MY・・・15!?

さくら不動産アカデミー

2006-11-18 11:40:04 | Weblog

みなさん、こんにちは。

更新時に表記している温度と湿度ですが、これ、何に使うかというと特に意味がありません。
ただ、”結露の発生は結露が発生してから気が付く”もので、”どうして結露が発生したのか”の確認のため、室内外の温度と湿度を出すことにしました。

毎日結露が発生するわけでもないでしょうし、ある日突然結露が出たとすれば、室内の気温と湿度が高かったか、室外の気温と湿度が極端に低かったかの判断ができると思います。

ちなみに携帯型温湿度計をいつも携帯しているんですが、たまに忘れてしまうと(今回のように)表記していないときがあります。

さて、さくら事務所の この方の日記に当ブログのことが掲載されています。

”さくら不動産アカデミーの卒業生”とあります。

私は何度かさくら事務所の不動産セミナーに参加したことがあるんですが、もっとたくさん知りたいということで、さくら事務所主催の不動産アカデミーに参加しました。

非常に内容が濃く、私はトータルで11回の講義に参加することができ、建築業者から見れば”嫌な素人”になったと思います しかも宅建業者だし・・・

このセミナーに参加して感じたのが、講師の方々が
「人と不動産のより幸福な関係の追求」
を本気で考えていて、それには、ただ売り手から不動産を手に入れるのではなく、買い手自身が理論武装により真実を追究し、満足の行く不動産を手に入れる必要性を説いていました。

私は、この教えを自分の不動産取得だけではなく、ブログで発信することで
「皆さんも目覚めてください!」 ドラマ”何とかの教室”みたいですが
という気持ちを込めて書いています。

家作りってすごく楽しくて、人間の五感全てを使ってたくさんのことを考えます。

ただ、たくさん考えてこだわっても、結局行き着くところはシンプルさですね。


外断熱住宅建築 【12】

2006-11-18 01:34:16 | Weblog

外気温 10.3℃ 湿度 62.7%
内気温 16.2℃ 湿度 54.2%

みなさん、こんばんわ。

今晩はオリオン座がきれいに見えますが、明日から天気が下り坂のようですね。

さて、定例会が行われました。
設計上の制約が今になっていろいろ出てきたり、こちらからの変更依頼などで多くの議論が交わされました。

以前からお話していた、換気計画についても落ち着きそうな雰囲気です。

ところで、以前の投稿で間違いがありましたのでご報告致します。

換気計画の方法で①~⑥まで紹介いたしましたが、もう一つ、 第1種換気セントラル方式というのが抜けていました。これは熱交換を伴わない第1種換気で、機械で吸気した新鮮な空気をダクトパイピングで各部屋に送り込み、廊下・洗面所でまとめて機械排気するものです。

昨日は定例会の前にナショナルの換気担当の方とお話をしてきたんですが、ナショナルも熱交換は全熱式のみのラインナップしかありませんでした。

しきりに熱交換式のメリットを説明されていましたが、ランニングコストの問題と熱交換に伴う水蒸気が汚染されているのではという2点の指摘にはうなずいていらっしゃいました。

まあ人それぞれの選択になるんでしょうが、私は熱交換を伴わない集中給排気システムを採用したいと思っています。

■現場立会い

隣地住民向けの工事予定表にこんな文字が・・・

 断熱材(外断熱)

一味違うかのような表現ですが・・・やはり珍しいのでしょうか?

町内会防災用のヘルメットをかぶって工事現場の中に入ってきました。
杭の頭の部分です。

墨だしは配筋のため描かれています。杭はピッタリ真ん中という訳には行かなかったようですが、問題のない範囲だそうです。
赤いラインの間に配筋され、杭頭にある鉄筋ごとコンクリートが打設されます。
これにより、杭と耐圧板が一体となります。


赤い枠の中がドライエリアの部分になります。1600×3500くらいで、仕上がりは砂敷きとなり、ナオちゃんのお砂場になる予定です。

防湿防水シートの取り付けです。セパレーターがシートを貫通しているんですが、気密テープで補修しながらの作業になります。
シートの重ね代が80cmくらい取られていました。
シートの厚みは、0.1㍉のものを使っています。


グレーのものが断熱材です。
今回、建築に使う資材は全て事前承認・サンプル提出が義務付けられています。

昨日の定例会でもその反省があったんですが、上の写真の断熱材は押出し法ポリスチレン保温板1種です。

ポリスチレン板には1種から3種まであり、現場ではポリスチレン板はみんな同じという認識があったようで、今回は事前承認なく1種のものが取り付けられていました。

全てやり直すこともできなくはなかったんですが、今の施工範囲が地下ピット部分までの断熱施工であり、居住空間の温熱環境には影響が少ないのではということで承認しました。

地下1階の断熱材は、第3種のものが使われることになりました。

※押出し法ポリスチレン板第1種の熱伝導率が0.040W/mK、
 第3種の熱伝導率が0.028W/mKとなっています。
 つまり、第3種の方がより熱を伝えづらいことになります。

なお、地盤面には断熱材は入れていません。

土間コン下の断熱については、土間スラブ下2メートル以内に地下水位がある場合に施工した方が良いという記事を読んだことがあります。
(室蘭工業大学 鎌田研究室の話だったかと思いますが、定かではありません)

今回、耐圧板から地下水位まではちょうど2メートルくらいなんですが、地下1階からだと3.5㍍くらいになります。

地下水の影響がなければ、地熱はスラブ下を回避して地表に出ようとしますから・・・まあよく分りませんが大丈夫だと思います!

もしダメなら、後から何とかしよう・・・