”外断熱” ~人に勧めるなら自分から~

店舗も高気密・高断熱に!
今年も子供たちは元気いっぱい!!
乗るゼGT-R、MY・・・15!?

どうしたらよい?換気計画

2006-11-12 11:48:54 | Weblog

外気温 14.0℃ 湿度35.4%
内気温 19.2℃ 湿度45.3%

京都議定書から脱退し、地球温暖化に関心の低かったアメリカ国民が、ここ3年で転換して今では積極的に地球温暖化の対策をとるべきだ考えている、という記事がインターネットに掲載されています。

私たちが肌で感じる地球温暖化は、スキーシーズンの到来が年々遅れている!ということがひとつあると思います。

いつまでも天然資源を燃やし続けて地球温暖化とエネルギー源の枯渇に怯えるのではなく、早く未来に残せるシステムができると良いですね。

■換気はどうしよう・・・

高気密・高断熱・24時間換気・全館空調は4点セットで機能を発揮します。
まあセットというか、高気密なしに24時間換気とか、高断熱なしに全館空調とかでは期待する性能は発揮できません。

ハウスメーカーや不動産広告では、最近、高気密・高断熱と謳っているものが大分増えてきました。

しかし、”高断熱”という表記に定義はなく、また”高気密”にも定義はありません。

つまり、作り手が勝手に決めて勝手に広告しているというところでしょうか。

1つの基準として、”高断熱”は次世代省エネ基準、”高気密”は公庫基準を指しているんでしょうが、本当に省エネを考えたら不十分です。

さて、建築中の外断熱住宅ですが、高気密・24時間換気についてどうしても合点がいっていないことがあります。

みなさんは”熱交換換気”というのを聞いたことがありますか?
”換気”というのは、新鮮な空気と汚れた空気を計画的に交換することだと私は解釈しているんですが、熱交換換気とは、冬に寒い空気を入れてしまうと室温が寒くなる(夏季は逆)ので、室内から排気する暖かい空気を使って、入ってくる空気を暖めるというもの。

データで言うと、外気温が0℃、内気温が20℃の場合、入ってくる空気は通常0℃になるんですが、内気温を使って効率70%くらいで暖めるので、14℃になります。

すごく省エネに見えるんですが、家が隙間だらけだと意味がないんです。

つまり、わざわざ14℃にした空気を取り入れても、ほかの隙間から0℃の空気がたくさん入ってしまえば効果が薄いんです。

ここで高気密が登場するんですが、RC造の場合、1㎡あたりの隙間の大きさが1~2平方センチメートルくらい。すごく小さく感じますが、これでも”ザル”状態なんです。

住宅金融公庫基準の5平方センチメートル/㎡なんて言ったら”スカスカ”です。
 
ザルとスカスカ、どっちが隙間が多い表現かは不明ですが・・・

建築中の建物は熱交換換気が採用されていますが、この隙間を把握せずして高価な熱交換換気システムを入れることがどうにも納得できません。

また、この換気システムの換気計画にも?が・・・