”外断熱” ~人に勧めるなら自分から~

店舗も高気密・高断熱に!
今年も子供たちは元気いっぱい!!
乗るゼGT-R、MY・・・15!?

コラム

2007-04-30 17:47:50 | 趣味の世界

みなさん、こんにちは。

今日は暑いですね・・・
無断熱+南側全面シングルサッシの当店の温度計は28.3℃を示しています。

エアコンがそろそろ必要ですね。
外断熱住宅に住んでいる方々からすると、

「えっ、もうエアコン!?」

なんて声が聞こえてきそうですが。

そのエアコンですが、メーカーの負荷計算がいまだによく分からないんです。

例えば、2.2kwのエアコンのカタログを見ると、6畳の広さに最適・・・なんて書いてあります。

エアコンの暖房能力の計算は、0℃から20℃への昇温を条件とし、冷房能力は1時間以内に26℃になる能力、と書いてあるサイトがありましたが、これでは意味が分かりません。

温度変化を考えると、冬場の方が負荷が大きそうなので、0℃から20℃にすることを前提に計算してみると、

2200W=Q値×10㎡×(20℃-0℃)
  Q値=11W/㎡K
となります。

旧省エネ基準の東京におけるQ値は5.58W/㎡Kですから、11W/㎡Kなんて、それ以前の基準を引用しているんでしょうか。

仮に旧省エネ基準に当てはめてみると、
  5.58W/㎡K×10㎡×(20℃-10℃)=1116W
となりますから、1.2KWなんていうエアコンがないことを考えると、2.2KWのエアコンを選ぶことは仕方のないことですよね。


建築中の建物の1階部分の、エアコンで空調をかけたい範囲は約40㎡ですから、畳数に換算すると25畳というところです。

エアコンのカタログを見ると、対応するエアコンは7.1KW以上となっています。

7100W=Q値×40㎡×(20℃-0℃)
  Q値=8.875W/㎡K

となります。

Q値8.875の家なんて・・・
これからの省エネ住宅を考えると、カタログにある畳数の表記はナンセンスなものな気がしてしまいます。

メーカーにしてみれば、大きいエアコンが売れる方が良いわけですし、量販店の営業マンは電化製品に詳しくても建物のことはさっぱりでしょうし。

確かに、エアコンの能力計算って、西側日射の問題や電化製品をどれだけ使っているか、何人で生活しているかなども関係するので、かなり難しいと思います。

ただ、それだからと言って2倍以上の能力のエアコンを選んでもしょうがないですよね。

エアコンなんて住宅と直結しているんだから、もっと住宅性能に合わせた商品ラインナップにしても良いかと思います。


コラム

2007-04-29 23:42:34 | 不動産業

みなさん、こんばんわ。

ゴールデンウィーク2日目の今日はすごく良い天気でしたね。

日中、お店から前の通りをのぞいて見ると、ぜんぜん人がいませんでした。
去年のゴールデンウィークもそうでしたが、空き巣の被害が多かったのもこの時期。

先日下見した物件は、1階部分の掃出し窓は全てシャッターが付いていて、腰高窓には面格子が付いていました。

面格子がカンタンに取り外せると、防犯性が失われてしまうんですが、取り付けネジがこんな感じになっています。

右には回せるけど、左には回せません。
つまり、固定するとゆるめられないようになっています。

私が以前勤めていた工場で、工作機械や生産設備がたくさんあったんですが、ねじ山がつぶれてしまったネジやボルトなどを外す場合、もっとも多い方法は、ドリルでネジの頭から掘ってしまうか、バイスプライヤなどの特殊工具で外すことがありました。

今回のような、防犯上、面格子が外れないようにする工夫としては十分だと思います。まさか、ドリルでネジの頭を壊そうなんて犯行はないでしょうからね。

旅行に出かけれらる際は、ガスや水道の閉め忘れ、鍵のかけ忘れには十分注意して下さいね!


ゴールデンウィーク突入

2007-04-28 22:57:19 | 外断熱住宅関連

みなさん、こんばんわ。

アメリカの同時多発テロにより失われたワールドトレードセンタービル。

ジェット機が衝突しても、倒壊することはない設計だったそうですね。
と書いていながら、何を以ってそういう判断をしているのかは分りません。

耐風・耐震など、構造設計には耐衝撃なんてものがあるのでしょうか・・・

それはさておき、そのジェット機が衝突しても倒壊しないはずのビルが倒壊してしまった理由は、衝突したことでスプリンクラーが壊れてしまい、消炎することができなかったため、SRCの鉄骨が高温で歪み、強度が一気に失われたということのようです。

また、何らかの衝突による影響を避けるために、設計上、避難経路がビル中央部分に集中していたんですが、むしろその部分に飛行機が直撃してしまったため、避難する事ができなかったとのこと。

今では、その問題を解消するため、避難経路はビルの角に分散して設置されているようですが、日本ではどうなんでしょうか。

横浜みなとみらいにあるランドマークタワーで、2002年に69階から避難する訓練が行われましたが、あの建物の避難経路としてのエレベーターや階段は中央に集まって設置されているようですね。

今度、最新の新丸ビルに行ったときは、フロアガイドをよく見てみようと思います。

さて、建築現場の方ですが・・・
暦通りとなるため、来週の火曜日と水曜日を除き、明日から連休となります。

私自身、ず~~~っと家の事ばかり考えていたので、少し頭を建築から切り離すことにしました。

とはいえ、仲介業の仕事がありますし、時間があれば住宅金融公庫の木造建築仕様書を読み漁ろうと思っています。

連休明けの月曜日から四国に行ってきますので、次回の建築現場に関する投稿は5月11日ということになります。

まあ、皆さんもゴールデンウィークはお出かけになるでしょうから、また連休明けになりましたら、ぜひこのブログに見にいらして下さい!

それでは、楽しいゴールデンウィークを!!


複層ガラス取り付け

2007-04-27 23:36:35 | 外断熱住宅関連

みなさん、こんばんわ。

昨日、すごく珍しいものを見ました。
ひょっとすると、もう見ることはないかもしれません・・・

・・・また電車~!?
という突っ込みは不要です。

以前、新幹線の軌道をチェックする列車(ドクターイエロー)を紹介したと思いますが、これは、その在来線版。

JR東日本が所有する、EASTi-E(イーストアイダッシュイー)という列車です。

ドクターイエローやイーストアイといった、新幹線の軌道チェックをする列車は、見ることはそんなに難しいことではないんです。

いつ走るか公表されていませんが、大体予想がつくからです。

しかし、この在来線版は、JR東日本全線をくまなくチェックするため、どこにいるかはまったく分りません。

昨日は、たまたま横浜線の軌道確認をしているところを目撃しました。

ナオちゃんに見せることができなくて残念・・・
と思っていたら、今日、品川駅に停まっているところを偶然目撃したらしい・・・

見せることができて良かった反面、なかなか見れないと思っていたものがあっさり見ることができて拍子抜け!でした。

さて、今日の定例会はいろいろありましたが、まずは現場チェックから。

やっとこさ入った複層ガラス。

これは、遮熱型グリーンのLow-E複層ガラスです。
東面だけの採用です。

そして、こちらが断熱型ブルーのLow-E複層ガラスです。

ライトを使って色の違いを見てみると、ちゃんとブルーになっていました。
普通に見ると、色がついているなんて思えないんですけどね。

ただし外側からは、何ともいえない雰囲気のあるガラスに見えます。

玄関ドアもやっと付き、開口部もだんだん塞がれてきました。

間仕切壁の枠組が大分仕上がってきたので、電気関係の各種コンセントやスイッチの確認をしました。

照明に一部変更があったため、スイッチの位置にも修正を加えたほか、追加で必要なコンセントの位置決めなどをしました。

特に大きな修正もなく、電気関係については一安心ですね。

これは2階のセントラル換気扇なんですが、居室3部屋に給気しています。

3本の50㍉径のダクトが出ているかともいますが、そのうち1本のカーブが急になっています。

周りに空間があるんだから、もっとゆったりとカーブを描けば良いのに・・・
ただでさえ、配管径が細くて圧力損失が大きいんだから。

ダクトなどの配管は、行った先で曲げが急なのと、行く手前で曲げが急なのでは、到達点の流速が全然違うはずです。

ということで、修正してもらうことになりました。

定例会では、外構フェンスの高さやポスト・宅配ボックスの位置、外壁で使うアルミスパンドレルの形や色など、細かい部分が決められました。

今日の打ち合わせは夜9時まで及んでしまいましたが、多くの部分で本決めできたので、実に内容の濃いものになりました。

ただ、まだクロスの選定や扉の色といった内装色を決めなければなりません。

私、インテリアってものすごく疎いんですよね・・・
ここは女性陣にがんばってもらうしかないですね!


ダクトシリーズ

2007-04-26 23:24:38 | 外断熱住宅関連

みなさん、こんばんわ。

今日は、売買物件の下見に行ってきました。
木造軸組みパネル工法の外張り断熱仕様です。

資料には、高気密・高断熱・高性能(!?)と書いてあります。
さぞ、今までにない建売をアピールしたいんでしょう。

パネル内も充填断熱すれば尚良かったんですけどね。

今日の外気温は23℃くらいあったんですが、1階から3階まで、概ね18度前後となっていました。
ガラスも、建売で流行の”全居室ペアガラス採用”ではなく、”ペアガラス採用”となっていました。

この違い、分りますか?

そう、 ”全居室ペアガラス”は、居室でなければペアガラスじゃないんです!

今日見た物件は、階段もトイレもお風呂も全て複層ガラスを採用していました。
これだけでも、結構珍しいことなんですよ!

点検口がなかったり、バルコニーの排水に問題があったり、随所に?な部分がありましたが、少しでも快適性を良くしようという動きが出ているのは間違いないかもしれませんね。

さて、今日の建築現場ですが、ユニットバスは仕上がっていました。

飾りっ気のない浴室ですが、機能としては最高のお風呂だと思っています。

黄色い丸はタッチ水栓、赤い丸は温調です。
青いラインは、シャワーへのお湯の供給と手すりを併用したパイプです。

水栓部分を拡大してみました。
青い方がカラン、赤い方がシャワーです。(逆だったかな?)

蛇口部分が回せるようになっていて、吐出量をコントロールできます。
シャワーの方も手元で吐出量をコントロールできます。

このお風呂は入ってみるのがすごく楽しみです。

ここは玄関なんですが、上がり框は直線ではなく、曲線を描くようにしました。

玄関脇のシューズクローゼットに室内から入れるようにするための配慮なんですが、実際に床ができたときにご紹介します。

上がり框は75㍉と、最近のマンションのように低いんですが、玄関脇にベンチを置いて、クツを履きやすいようにしようと思っています。

1階のセントラル換気扇です。
熱交換ナシの第1種換気システムですね。

画像にあるダクトは、100㍉径の外気への吸気・排気用です。

ダクトの取り付けには、室外に向かって勾配を付けることとなっているんですが、壁から排水管をまたいでいる所までは登り勾配なんですが、そこから換気扇までが下り勾配となっています。

ダクトを室外に傾ける理由は、雨水や内部結露の水が換気扇に入り込まないためなんですが、これで大丈夫なんでしょうか・・・

室内への給気ダクトです。太いようで50㍉の径しかありません。

画像の点線部分は、B梁のスリーブを抜けているんですが、その手前部分でダクトが少し急カーブを描いています。

50㍉径のような細いダクトは、なるべく直線に敷いて圧力損失をなくさなければなりませんので、このような状態は直した方が良いでしょう。

赤い部分が下がり天井になり、天井裏とスラブの隙間がほとんどないので、ダクトは迂回するように引き回しています。

この道中にも天井に点検口が設けられます。

50㍉径の給気ダクトの断面です。
断熱材が中に巻かれているのが見えますでしょうか・・・

それにしても、50㍉は細いですね。

キッチンの換気扇もダクトが取り付けられました。

オープンキッチンになるので、換気扇も壁から離れた位置に付きます。

トイレには個別換気栓が付きます。

トイレのすぐ前にセントラル換気扇があるので、このファンを止めてしまうと、トイレのニオイがアンダーカットを通って出てきてしまうんですよね。

ちなみに、便器にも脱臭機能がついていますが、あれってニオイ消えないですよね。

浴室の換気ダクトです。

これが外れていると、天井裏が水浸しになってしまうので、キチンとチェックしなくてはなりません。

画像からはつなぎ目をシールするアルミテープが見えますね。

外壁ですが、以前ご紹介した”AEコート”という防水が塗布されていました。
塗る前は紫色なんですが、時間が経つと黒っぽくなります。

画像左側のコンクリートは、バルコニーを乗せる”アゴ”です。
この部分は外断熱施工はしません。
やった方が良かったかな・・・

これは庇の骨格なんですが、コンクリートの取り付け部から隙間が開いているかと思います。(青い四角の部分)

この部分に、断熱材が入り込むわけなんです。

庇やバルコニーを熱橋にしないため、極力躯体から離して作ろうとしているんですね。

内断熱の場合、こういった外壁にくっついている構造体は、ただ躯体から梁を伸ばせば良いので大幅なコストダウンになりますし、強度的にも良いでしょう。

私がもっと勉強していれば、何て言うか・・・こう、もっと合理的に外断熱ってできるような気もするんですけどね。

明日は定例会です。

それにしても、一週間ってすごく早い!


#9110

2007-04-25 22:16:25 | 趣味の世界

みなさん、こんばんわ。

首都高速を湾岸線から横羽線方面に走っていたんですが、羽田トンネルを走行中、ちょうど右カーブの外側で、何とオートバイが停まっています。

運転手はバイクを降りていて、路側帯でタバコを吸っている様子。

オートバイはハザードランプすら点けていません。

あのトンネルを走ったことがある方は分るかと思いますが、そんなに明るいトンネルではないんですよね。

私は、”そこにバイクが停まっているのが信じられない”という感じでした。

右カーブの外側を意識するのって難しいんですよね。
あれでは、ひょっとしたら大型トラックとの衝突の危険があるでしょう。

そこで、すぐさま110番通報!

「事故ですか、事件ですか?」
 「事故でも事件でもないんですが、高速道路上にオートバイが停車していて危険なんです!」
「場所はどこですか?」
 「横羽線下り方向の、羽田トンネル内です」
「分りました、ご協力、ありがとうございます」

というやりとりがありました。

現在、東京都では、車内でオーディオを大音響で聴いたり、ヘッドホンをして運転することは、安全運転義務違反となる可能性があるそうです。

携帯電話のハンズフリーが、この違反の対象になるか、今まだはっきりしておらず、警察側としてもヘッドホン即違反、とまでは言い切れないとのこと。

緊急車輌の接近が察知できないというのが理由のようですが、今回110番したポイントは、すでに多摩川を渡った後でした。

こんなこと気にすることでもないんですが、私が使っているP903は、何と110番通報すると、付属のGPS機能が作動して自身の居場所を通知するんです。

これに気付いたのは、車を降りた後だったんですが、携帯電話のモニターに、現在位置通報中!みたいな表示が出ていました。

2007年4月以降の新機種は、位置情報の通報が義務化されるようですね。

P903は、その最初の機種のようです。

結構、今までは何かあるとすぐ110番していたんですが、これからはちょっと慎重になってしまいますね。

ちなみに、110番したいけど、そんなに緊急じゃなさそう・・・みたいな場合、
#9110番
にかけると良いようです。

さて、暇があれば建築基準法の本を読んでいるんですが、知りたいことが結構曖昧だったり表記されていなかったりします。

その辺をさくら事務所の大下さんに伺ったところ、細かい部分は建築学会の資料などを引用しないと不明確な部分が多いようです。

そこで、こんな本を買ってみました。

住宅金融普及協会発行の木造住宅工事仕様書。
http://www.mediawars.ne.jp/~tairyudo/tukan03/tukan3838.htm

ちょうど改訂されたばかりだったんですが、併せて「枠組壁工法住宅工事仕様書」も買ってしまいました。

すごく内容が面白くて(!)、トイレにも持って行って読んでいます。

最近、確かめたかったのは、ツーバイフォー工法の耐力壁の最小幅について。

SRAで、軸組み工法の耐力壁として算定できる幅は900㍉以上と教わったんですが、枠組の場合はどのくらいなのかを知りたかったんです。

その答えは・・・? 


ユニットバス取り付け

2007-04-24 22:57:35 | 外断熱住宅関連

みなさん、こんばんわ。

もうすぐゴールデンウィークですね。
私は、連休明けに四国に行くので、ゴールデンウィーク中は5月5日と定休日を除いて通常営業となります。

工事現場はというと、連休期間中はお休みになるそうです。

それまでに、サッシにガラスが入っていると安心なんですけどね。

今日は、ユニットバスが搬入され、即取り付け工事を行っていました。

ワイド浴槽となっていて、半身浴ができるようになっています。
湯量は満水で318㍑。従来の浴槽より20%ほど多く水がいるようです。

断熱材も巻かれた状態で納品されました。

ユニットバスの名の通り、プラモデルを作るように淡々と仕上がっていきます。

断熱防水床パンという、これも断熱材です。

浴槽に断熱材が巻かれたまま、この断熱材の中に納まります。
そして、洗い場側にも断熱材のエプロンが付き、断熱材のフタをします。

ここまで何度も”断熱材”って書いていると気持ちが良いですね!

このユニットバス、1620ではなく1721なんですが、浴室の壁はコンクリートの壁ピッタリでまったく余裕がない状態なんです。

また、入り口を引き戸にしたものですから、戸袋を納めるため、脱衣所が結構圧迫されていました。

この引き戸、ガラリが付いていないんですが、画像右側の縦枠に隙間が開いていて、換気の際は空気が流れるようになっています。

また、左の青いラインに沿って、洗濯機用の給水管が通っています。

最近の洗濯機用水栓は、以前の蛇口と違って、壁に埋設できるようになっています。

 このように、コンセントみたく壁に水栓が付きます。

お湯と水を選択できるタイプもあるんですが、うちの場合はお湯は通しませんでした。

ところで、さくら事務所の大下さんから、屋根外断熱でポリスチレンを使う際の問題についてのご指摘がありました。

今回使う断熱材は、ビーズ法発泡ポリスチレンなんですが、耐熱変形温度が70度~80度となっていて、夏季における屋根材の温度はそれに近くなってしまいます。

そのため、断熱材が変形し、屋根に凹凸やゆがみができてしまうようです。

対策として、ポリスチレンを使わないか、通気層を設けて断熱材の温度を下げるなどの方法を教えて頂いたんですが、うちの場合、どちらもできません。

メーカーは、屋根材では有名な元旦ビューティー社なんですが、この心配点について問い合わせをしているところです。

どのような回答があるか、分り次第ご報告したいと思います。

明日は定休日ですが、天気も悪いようですし特に何も予定してません。
本当はイチゴ狩りに行きたいんですけどね・・・


換気の経路

2007-04-23 23:16:50 | 外断熱住宅関連

みなさん、こんばんわ。

久し振りにさくら事務所の大下さんとメールで連絡を取りました。
相変わらずお忙しいようで、建物の品質チェックで飛び回っているようです。

SRAに参加された方々であれば、ご興味があるだろうこのチャレンジ!

http://www.sumahito.com/cgi/quiz/tqindex.cgi

不動産脳検定。

これ、全問正解できれば、かなりすごいでしょうね。
私は・・・SRA卒業生として恥じない成績でしたよ!

さて、大下さんに連絡を取ったのは、24時間換気で質問があったからです。

換気経路を計画するにあたり、アンダーカットの開け方を教えて頂きました。

原則として、給気口と排気口は遠ざける、ということなので、ドアと給気口が遠ければ問題なんですが、ある部屋だけどうしても近くなってしまう所があります。

その対策として教えて頂いたのが、クローゼットから空気を抜くということ。

ドアにはアンダーカットを設けず、給気口から遠くにあるクローゼットの戸にアンダーカットを設け、クローゼットの背面にもガラリを付けることで廊下から排気する、という方法はどうか、ということなんです。

クローゼット内の衣類からの埃が、結構ガラリにたまってしまうようですけどね。

セントラル換気の換気扇は、1階は洗面所、2階は廊下に付いています。

近日設置予定なので、どのような換気ルートを取っているかをご紹介できると思います。


外断熱住宅建築 【29】

2007-04-22 22:46:26 | 外断熱住宅関連

みなさん、こんばんわ。

いつの間にか、このブログの投稿回数も200回を超え、7ヶ月を過ぎようとしています。
つまり、建築着工から7ヶ月ということですね。

いつもたくさんの方に見に来て頂き、本当にありがとうございます。

完成まであと2ヶ月ちょっとですが、ぜひこのまま続けて行きたいと思います。
家が完成しちゃったら、その後は考えていませんが・・・

現在、間仕切りを始めとして内装に着手していますから、マンションをご検討されている方には、内部仕上げの参考になればと思います。

さて、今日は工事がお休みなので、またしても忍び込んでゆっくり観察してきました。

浴室ですが、ユニットバスが24日に搬入となります。

立て替える前のへーベルハウスはタイル張りの浴室だったんですが、床や壁の寒い感じが嫌だったので、(実際寒かったです!)今回はユニットバスを採用しました。

TOTO製の1721サイズのユニットバスで、お気に入りの点は、魔法瓶浴槽とタッチスイッチ式の水栓です。

INAX製のユニットバスも同程度の商品ラインナップだったんですが、フタの置き場所がなかったので、TOTO製を選択しました。

検討していた時点では、INAX製ユニットバスのフタは、なんと入浴中は室外において下さいというものだったんです!

浴室のレイアウトでお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、バスタブの上面から窓の底面までが150mmほどしかありません。

昔からずっと、お風呂から窓の外を見たいと思っていたので、念願が叶ったということなんです。

ユニバーサルデザインでは、この部分に手すりがつくんですけどね。
窓の枠をつかめば同じでは・・・ということで付けませんでした。

ちなみに、窓の外に景色が見えるわけではありません。
スダレを付けて、目隠しをしちゃいます。

それでも、夏場暑い時期に窓を開けてお風呂に入りたいんですよね。

間柱の固定方法ですが、下枠をコンクリート釘(青い丸)で打ちつけ、その後に縦枠(赤い丸)を斜めから打ちつけています。

一通り、垂直度を測定しましたが、1箇所を除いて問題はありませんでした。


地下室の防水処理の経過です。
画像の箇所は、地下室の中でも一番湿気が逃げない部分です。

上が金曜日の吹きつけ直後、下が今日の状態です。

防水処理をした場所のうち、車庫内などは風通しも日当りも良いので、もっと乾いているようです。

ところで、この地下室で使われた防水処理は“ザイペックス”という工法によるものだそうです。
ホームページ内のメカニズムを読んでいると、ずいぶん良いことだらけに見えますね。

外壁ですが、打ち継ぎ部分に目地が入れられてました。(赤いライン上)

また、青い四角内の通り、外壁の不陸を修正する作業も完了していました。

この後、防水処理としてAEコートを塗布し、その後いよいよ外断熱施工です


エアコンの隠蔽配管

2007-04-21 22:00:49 | 外断熱住宅関連

みなさん、こんばんわ。

引渡しを受ける予定の7月は、近年ではかなり暑くなる時期という事で、引渡しまでにはエアコンの取り付けを終了しておきたいところ。

建築中の外断熱住宅の断熱性能を、Q値=2.5W/㎡Kと推測した場合、1階フロアの空調を必要とする面積が約70㎡なので、1℃当たり熱量が、

2.5W/㎡K×70㎡×1K(℃)=175W

となりますよね。
今年の関東地方は暖かかったこともあり、私が測定した範囲でも12℃を下回ることはなかったんですが、仮に0℃から20℃に室温を上げるとしても、

(20℃-0℃)×175W=3500W

ということになります。
エアコンの選定から考えると、3.6kwの商品ということになるんですが、ラインナップから見ると、2.2kw、2.8kw、4.0kw、5.0kwというのが”売れ線”の商品のため、無理に3.6kwのエアコンを選ぶよりも、4.0kwのエアコンの方が安かったりします。

量販店でエアコンを見ていると、大体営業の方が、

「お部屋の広さは・・・構造は・・・一戸建てですか?」

なんて聞いてきますが、質問の通りに答えていると、

「それだけの広さなら、7kw以上のエアコンが必要ですねぇ」

と言ってきます。
熱量の計算から、4.0kwの商品を選びたいと言っても、
「それじゃ、まったくエアコンが効かない!」とか、
「いくら高断熱だって、その出力のエアコンを選ぶなんて聞いたことがない」
とか言われます。

こんなこといちいち説明するのも面倒だし、電化製品の営業マン相手に住宅のことを言っても埒があかないので、最近では部屋の広さとかを伝えることはしなくなってしまいました。

さて、エアコンをどう選ぶかなんですが、いろいろと問題があります。



エアコンの冷媒管とドレーン管は、マンションなどと同様の隠蔽配管になっています。
画像を見ていただくと、冷媒管が2本、ドレーン管が1本見えますよね。

こんな感じで、屋外に置かれる室外機と接続されます。

隠蔽配管ですから、この配管は床や壁を剥がさない限りこのまま使い続けることになります。

隠蔽配管は配管交換ができないことが前提なので、エアコンメーカーによって、冷媒管内の清掃または管そのものの交換が絶対条件であったりすると、先々の商品選定が限られてしまいます。

ナショナル製のエアコンなどは、冷媒管の交換が必要ないようですけどね。

今回、問題になっているのは、セルフクリーニング機能付きのエアコンです。

いわゆる、お掃除機能付きといエアコンですね。
このお掃除機能のポイントは、単にエアコンの掃除をする、ということだけではないんです。

というのは、エアコンの室内機にフィルターが入っているかと思います。

このフィルター、取扱説明書には掃除機などできれいにして下さい!なんて書いてありますが、実は、ユーザーは掃除なんかしないだろうということを前提に付けています。(たぶん)

あのフィルターって、やけに目が粗いと思いませんか?

本来、フィルターは目が細かくて初めて埃をキャッチできるんですが、目を細かくしてしまうと頻繁に掃除をしないと詰まってしまい、エアコンの能力ダウンに影響してしまいます。

メーカーサイドとしては、能力ダウンを指摘されるよりは、目を粗くしてエアコンに埃がたまる方がまだマシということもあるのではないかと思います。

しかし、お掃除機能付きのエアコンは、機械がフィルター清掃することを前提に作られているので、フィルターの目を細かくすることができます。

ですから、フィルターをお掃除機能できれいに保つということよりも、フィルターの目が細かくなっている ということがミソなんですね。

また、この話にはさらに続きがあります。

お掃除機能付きエアコンには、取った埃を外気に開放するタイプと、室内機内に取り付けられたゴミ受けで回収するものの2つのタイプがあります。

後者は、三菱、日立、富士通ゼネラルで、前者はその他のメーカーとなっているようです。

取った埃を外気に開放するというのは、いちいち埃を捨てる手間が省けるということなんですが、これは、エアコンに空気清浄機能を追加し、汚れた空気を大気に開放すると同時に埃も放出する、という形を取っています。

つまり、大気開放型は、冷媒管、ドレーン管のほかに もう一つ配管が必要なんです。

うちやマンションのような隠蔽配管では、基本的に2種類3本の配管しか通していませんから、大気開放型のエアコンは使えないということになります。

そのため、今後隠蔽配管のある建物には、第3の配管を用意する必要があるということでしょう。

お掃除機能のない、普通の冷暖房であれば関係ないんですが、COP
(入力したエネルギーに対して、どのくらいのエネルギーを出力できるかの係数。数字が高いほど、効率が良い)
の高いエアコンは、商品ラインナップとしてはお掃除機能付きエアコンとなっているんです。

付加価値の高いエアコンに、より良いコンプレッサーを備えている、という感じでしょうか。

うちは、画像にあるとおり、現在は2種類3本の配管が準備されています。
現場監督も、そんなエアコンがあることは知らなかった様子。

排気管をつけるなら今しかないんですが、来週火曜日に、設備業者と急遽打ち合わせをすることになりました。