”外断熱” ~人に勧めるなら自分から~

店舗も高気密・高断熱に!
今年も子供たちは元気いっぱい!!
乗るゼGT-R、MY・・・15!?

外断熱住宅建築 【10】

2006-11-10 23:13:11 | Weblog

外気温 17.7℃ 湿度  60.4%
内気温 21.1℃ 湿度 65.9%

みなさん、こんばんわ。

今日は定例の報告会がありました。
進捗状況としては、山留め・根切りが終了し、本日捨てコンクリートを打ちました。

次の工程は、墨だし、防水防湿シート取り付け、ポリスチレン板取り付け、セパレーター取り付け、型枠、配筋と続きます。

前回の報告から変更点があります。

ポリスチレン板ですが、防蟻剤混入のものではないものになりました。
地下部分の外壁断熱面積が約140㎡あるんですが、ポリスチレン板で防蟻のものになると価格が10倍に跳ね上がり、約100万円程度のコスト増になるからです。

近所でのシロアリ被害がないことや、根切りの際に水がでなかったことなどを含めて選定しました。地下の断熱材は交換ができないので、確実なものにしたかったんですが、あまりのコストアップに対応できませんでした。

断熱材の固定方法ですが、書くと分りづらいので実施の際に写真を撮ってご説明いたします。

なお、コンクリートの工場ですが、建築現場からクルマで20分程度の場所にあるメーカーに決まりました。

気温がまだ20℃を上回っていますので、コンクリートの搬入時間や連続打設の様子をチェックして行きたいと思います。

また、水道管のステンレス化についてですが、以前お話したように水道メーター以降の配管全てが硬質塩ビライニング鋼管になっていましたので、変更を進めています。

今回の建物の配管は、メーターから地下床下のピットを通って、玄関下で1階に立ち上がり、エコキュート設置場所付近まで来ます。そこから更に2階、1階、地下階へと分岐していく構造になっています。

変更の内容としては、メーターからエコキュート付近までをステンレス配管、そこからサヤ管ヘッダー方式でポリエチレン管を2階、1階、地下階へと振り分けるつもりです。

配管の交換メンテナンス性についてかなりこだわっていますが、どのようにしているかは来年3月頃の現場写真でご説明していきます。


バリアフリーの内容

2006-11-10 17:40:00 | Weblog

外気温 23.2℃ 湿度56.7%
内気温 26.6℃ 湿度53.5%

みなさん、こんにちは。

ブログのスタートから早1ヶ月が経ちました。
12月ももう目の前ですね。今年一年は本当に早かったです。

■バリアフリー住宅

バリアフリー住宅は、人間が健常でなくなったときを想定して計画するものですが、どうしても健常であるうちはなかなか考えが及ばないものですよね。

建築中の外断熱住宅は、車椅子の方の意見などを反映させようとしていますが、まだまだ足りない部分もあるかもしれません。

どんなことをしているか、紹介させて頂きます。

・門から玄関まで
ノンスリップタイルの採用
発光タイル埋め込み
手すりの設置

・玄関
人感センサーライト
スマートキー

・廊下
段差なし
壁に手すり用の補強下地
廊下幅1㍍確保
車椅子対応フローリング
スイッチボックスの位置を高さ1.1㍍
エレベーター室の確保

・トイレ
一坪大のトイレ
手すり用補強下地
タッチレス洗面器


・浴室
段差なし
非常連絡装置
タッチ水洗

・寝室
トイレ隣接
車椅子対応フローリング

温度のバリアフリーも大切ですので、断熱性能の確保と全館空調、24時間換気はセットで必要になります。

私も今回気づいたことがあるんですが、フローリングも車椅子用の補強されたものがあるんですね。
また、スイッチボックスの高さも標準より20cmほど下にしています。
これは、子供や車椅子からでも押すのに良い高さとしています。

門から玄関までの間で採用する発光タイルですが、目が悪くなると結局フットライト程度の明かりでは見えないので、むしろ階段そのものが光るようにしました。
そこを踏んでいけば良いという感じですね。

ところで、車椅子ですが、廊下幅、エレベーターサイズなどがそんなに大きく出来ないため、本人の力で自走できるタイプ(1100×630サイズ)は家の中で使えません。介護者に押してもらう必要がある、770×420サイズの車椅子を想定しています。

バリアフリーは、「こうなったときのため」と、「こうなっちゃったらしょうがない」のバランスで考えました。

いずれにしても、バリアフリーに頼らない健康維持が大切だと思います。