内気温 16.2℃ 湿度 61.4% アルミサッシ室内側温度 10.1℃
みなさん、こんばんわ。
今日は雨なので、屋外の気温・湿度測定はしていません。
単に雨に濡れたくないだけなんですが・・・
ただ、たぶんサッシの温度と外気温は一緒だと思います。
(気になって調べてみたら、10.3℃でした)
■熱容量について
木造とRC造は熱容量が違うので・・・
という話をよく耳にします。
私は理科系でありながら物理・化学はまったくだめだったので、以前投稿した輻射熱同様苦手な話です。
みなさん、室内には素材として、壁紙や木製家具、鉄製家具、スイッチボックスなどいろいろありますよね。
室内温度が仮に21℃だとして、それらの温度って何℃だか知っていますか?
触ってみると、みんな温度が違うように感じませんか?
でも、みんな21℃±1℃くらいに収まっているはずです。
つまり、どんな素材であれ、時間をかければ気温に追従するということなんです。
この時間をかければ・・・というのが熱容量と熱伝導が関係します。
熱容量は熱を蓄える量、熱伝導は熱を伝える速さとなり、熱容量が大きくかつ熱伝導率が小さければ、その材質の温度変化は鈍いと言うことになります。
同じ表面温度なのに、触った感触として温度の違いを感じるのは、熱伝導率が違うからと言うことになります。
まあ、この疑問はキッチンの床をタイルにすると寒い感じがするという話から始まったんですけどね。
フローリングでもタイルでも同じ表面温度なのにタイルの方が寒い・・・
それは熱伝導率が違い、かつ熱容量も違うのでいつまで経っても、寒くないと感じるまでにならないということです。
ちなみに、逆を言えばキッチンをタイル張りにした場合、床暖房をセットにしたらフローリングの床暖房よりスイッチを切った後も暖かさを維持できますよね。
(厚いタイルにすれば質量が増え、熱容量も増えます)
室内温度は、気温とそういった室内の素材温度の中間で体感します。
つまり、気温21℃、素材温度10℃であれば、体感温度は15.5℃となります。
外断熱住宅の場合、コンクリート壁が内側に露出しますので、熱容量の高いこの素材は蓄熱するのに時間がかかります。
ですから、木造住宅と違って、素材がすぐに気温に追従しないため、エアコンを連続運転しないと快適性が損なわれてしまいます。
逆に、一度気温とコンクリートが同調すれば、なかなか温度が変化しないため、エアコンを切ってすぐ寒くなるようなことがなくなります。
ちなみに、空気(+水蒸気)も熱容量がありますので、本来すぐに冷えるものでもないんですが、換気や漏気、断熱不足による素材温度の低下などで室内が冷え込むことになります。
また、床暖房は輻射熱なので、空気は暖まりません。
よくモデルハウスに行くと、
「床暖房をしているから、空気が暖まります」
なんて言いますが、あれはウソです。
輻射熱は物体に衝突して熱エネルギーとなるので、言わば室内の素材温度を上昇させます。
室内気温が15℃でも、素材温度が25度ならば体感温度は20度になります。