自然とデジカメ

山野草や野鳥そして蝶々などの写真を撮っています。

チョウ目シジミチョウ科④の仲間たち

2022-03-22 07:47:07 | 仲間シリーズ

【チョウ目シジミチョウ科④の仲間たち】
今まで出会ったチョウ目 シジミチョウ科 シジミチョウ亜科 ゼフィルスの仲間たちです。

ゼフィルスとは体の割に大きな複眼と、後翅にちょこんと生えた尾状突起が可愛らしく、色とりどりの美麗種揃いで、人気が高い。日本産ゼフィルスは25種である。

◎チョウ目シジミチョウ科①の仲間たち 2022年2月24日

◎チョウ目シジミチョウ科②の仲間たち 2022年2月24日

◎チョウ目シジミチョウ科③の仲間たち 2022年2月24日

 

◎2022年2月24日 編集9種類 シジミチョウ科 シジミチョウ亜科 ゼフィルス(9種)+③(9種)(18種/25種中)

☆ウラゴマダラシジミ(裏胡麻斑小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。翅の裏は灰白色で、縁に沿って2列の黒紋列がある、やや大型のシジミチョウ。翅表はやや光沢のある灰青色で紫青色の大きな紋がある。

☆アイノミドリシジミ(阿伊努緑小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。翅の裏側は薄茶色地に白線が入り後翅下に橙紋が見られます。翅の表側はオスでは青緑色に輝きメスは黒褐色の地に前翅に赤斑や青色斑が見られます。また、尾状突起も目に付きます。

☆メスアカミドリシジミ(雌赤緑小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。オスの占有活動は顕著。卵は,比較的位環境にある枝などに産まれる。雌(メス)の開翅時に赤(アカ)っぽく見えるミドリシジミ(雄の翅の表側が緑色に輝く)の仲間ということから命名されました。

☆ミドリシジミ(緑小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。オスのはねが緑色に輝く美しいシジミチョウ。メスのはねは黒地で、青い紋のあるもの、赤い紋のあるもの、紋のないものなど、個体変異がある。

☆ヒサマツミドリシジミ(久松緑小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。メスアカ同様翅裏が灰色で、影のような濃灰色の帯を翅内側に持った白帯が縦に走る。本種はこの白帯が後翅肛角の赤斑で1度折り返しV字状となる。また本種の方が赤斑は目立たない。

☆オオミドリシジミ(大緑小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。オスのはねが青緑色に輝く美しい。メスのはねは黒い。オスの翅は細い黒の縁どりのあるメタリックブルーで美しい。メスは暗い茶色で地味。翅の裏は灰白色で、後翅の下部にオレンジ色の斑紋がある。

☆ジョウザンミドリシジミ(定山緑小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。きらめく羽を持ち翅の裏側は、薄茶色地に白線が入り、後翅下に橙紋が見られます。また、長い尾状突起が目に付きます。翅の裏側は、オスでは青緑色に輝き、メスは茶褐色で前翅に白斑が見られます。

☆エゾミドリシジミ(蝦夷緑小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。翅裏は灰色地で、暗灰色の縁取りを持つ白帯が縦に走る、雄の翅表の光沢は青みが強く。特にジョウザンミドリシジミと似るが、本種の方が尾状突起が短く、前翅から後翅肛角にかけての白帯は等幅。

☆フジミドリシジミ(富士緑小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。ゼフィルスと呼ばれる一群の1種。日本産ミドリシジミのうちではオスは翅表が最も青に近い。翅裏は他の多くのミドリシジミ類と違い白色で濃淡の帯を持つ。

ミドリシジミ系の4型・・・A型:橙斑・アイノ、メスアカ、ミドリなど。 B型:青斑・アイノ、ミドリなど。 O型:無紋・アイノ(稀)、ミドリなど。 AB型:橙斑と青斑・アイノ、ミドリなど。 淡灰色の斑紋・ミドリ、クロ、など。

 

 


チョウ目シジミチョウ科③の仲間たち

2022-03-21 07:17:26 | 仲間シリーズ

【チョウ目シジミチョウ科③の仲間たち】
今まで出会ったチョウ目 シジミチョウ科 シジミチョウ亜科 ゼフィルスの仲間たちです。

ゼフィルスとは体の割に大きな複眼と、後翅にちょこんと生えた尾状突起が可愛らしく、色とりどりの美麗種揃いで、人気が高い。日本産ゼフィルスは25種である。

◎チョウ目シジミチョウ科①の仲間たち 2022年2月24日

◎チョウ目シジミチョウ科②の仲間たち 2022年2月24日

◎チョウ目シジミチョウ科④の仲間たち 2022年2月24日

 

◎2022年2月24日 編集9種類 シジミチョウ科 シジミチョウ亜科 ゼフィルス(9種)+④(9種)(18種/25種中)

☆ウラキンシジミ(裏金小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。翅裏が金色であるため「ウラキン」と名づけられたが、個体による明暗の変異が大きい。金色は通常はオスのほうが暗いとされる。

☆オナガシジミ(尾長小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。名の通り、少し長めの尾状突起を持つ。翅裏は灰白色に濃灰の斑紋で、後翅後縁がオレンジ色になり、尾状突起の先端は白くなる。後翅裏のオレンジ斑が前翅に続く点。

☆ウスイロオナガシジミ(薄色尾長小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。翅の裏面は灰白色で、灰褐色の斑紋があるシジミチョウ。尾状突起が長く、その付け根のあたりに朱色紋がある。翅の表面は暗い灰色。

☆ミズイロオナガシジミ(水色尾長小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。翅の裏面は灰白色で、後翅のVサイン模様と長い尾状突起が目立つシジミチョウ。翅の表面は暗い灰色。

☆ウラミスジシジミ(裏三條小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。別名:ダイセンシジミ(大山小灰)。赤褐色地に、白く細いラインがはいったはねを持つシジミチョウ。はねの表は周囲が黒褐色で、中央部は青紫色に輝く。

☆アカシジミ(赤小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。翅の色は雌雄とも橙色で、翅裏には白帯で縁取られた黄褐色の帯が縦に入る。後翅肛角にある1対の尾状突起は黒く、先端が白くなる。雌は雄に比べ前翅の外縁がやや丸みを帯びる。

☆ウラナミアカシジミ(裏波赤小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。翅の裏がオレンジと黒のきれいな縞模様(ゼブラ模様)になったシジミチョウ。翅の表はオレンジ色で、縁が黒くなっている。雄の表は目立った斑紋はないが、雌の前翅表の翅頂付近には外縁に沿って黒斑があります。

☆ムモンアカシジミ(無紋赤小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。はねの地色は橙(だいだい)色、日本産のほかのアカシジミ類(アカシジミ、ウラナミアカシジミ)に比べて、はねの斑紋(はんもん)が目だたないので、この和名がある。

☆ウラクロシジミ(裏黒小灰)・・・シジミチョウ亜科 ゼフィルス。尾状突起はあるが舌状部を持たない変わった形の翅を持つ。オスの翅表は真珠のような輝きを持つが、メスは茶褐色地に灰青白色の斑紋があるのみ。翅裏は濃淡二色の縦帯が通り、外縁部には黒斑が並ぶ。

 

 


チョウ目シジミチョウ科②の仲間たち

2022-03-20 06:57:42 | 仲間シリーズ

【チョウ目シジミチョウ科②の仲間たち】
今まで出会ったチョウ目 シジミチョウ科 シジミチョウ亜科の仲間たちです。

◎チョウ目シジミチョウ科①の仲間たち 2022年2月24日

◎チョウ目シジミチョウ科③の仲間たち 2022年2月24日

◎チョウ目シジミチョウ科④の仲間たち 2022年2月24日

 

◎2022年2月24日 編集13種類 シジミチョウ亜科(13種)

☆ヒメシジミ(姫小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。準絶滅危惧(本州・九州)。オスは、翅の表面が青色で、翅の裏面は灰色地に黒紋があり、外縁沿いに黒紋にはさまれた赤色紋が並ぶ。メスは、翅の表面が黒褐色で、縁に沿って細い赤色帯がある。

☆ヤマトシジミ(大和小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、日本(ヤマト)に広く分布していることから名付けられました。

☆ルリシジミ(瑠璃小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。林の周囲をせわしなく飛ぶ、白っぽいシジミチョウで翅の表面は水色~明るい青紫色です。地面で吸水したり、花で吸蜜することが多い。

☆ツバメシジミ(燕小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。後翅にある尾状突起にちなんで「ツバメ」の名がついた。後翅裏面には、オレンジ色の紋を持つ。翅の表はオスが青紫色、メスが黒色。

☆クロシジミ(黒小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。絶滅危惧Ⅰ類。裏は淡褐色~灰褐色地に、褐色の黒点列があり、白色部が発達するものもあります。翅の表は、オスは暗紫色に鈍く光り、メスは黒っぽい。

☆シルビアシジミ(シルビア小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。絶滅危惧IB類。 オスの翅の表面は、青色。メスは、褐色か、濃い青がわずかに入ります。普通に産する近似種のヤマトシジミとは、前ばねの裏面の中室内に黒点のないこと。

☆スギタニシジミ(杉谷小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つです。翅の表側は、オスではやや暗い紫青色で、狭い外縁の黒帯がありますが、メスでは、少し輝く紫青色です。

☆ミヤマカラスシジミ(深山烏小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。形態がミドリシジミの仲間に似ているが確かに分類上ミドリシジミ亜科ではあるが、カラスシジミ族に属し、ゼフィルスではない。はねの表面は黒褐色、カラスシジミに似ているが裏面の斑紋(はんもん)が異なる。

☆ミヤマシジミ(深山小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。絶滅危惧Ⅱ類。雄の翅表は紫の強い青紫色、雌は暗褐色で後翅に橙色斑がある。翅裏は灰色で、外周に沿ってオレンジの帯が入る。幼虫はコマツナギのみの単食性。

☆オオルリシジミ(大瑠璃小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。絶滅危惧I類。翅裏は灰色地で大きい黒斑が外縁に沿って並び、後翅にはさらにオレンジ色の斑紋が加わる。尾状突起はない。

☆アサマシジミ(浅間小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。絶滅危惧Ⅱ種。翅裏は灰色で、外縁に沿ってオレンジ色の帯がある。ヒメシジミやミヤマシジミとよく似ているが、この2種の雄の翅表にある青色はやや紫がかる。

☆ゴマシジミ(胡麻小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。絶滅危惧Ⅱ類。翅表は黒褐色で,前後翅ともに外縁部を除き青藍色を帯びることが多いが、その広さは変異が著しい。裏面は褐色ないし灰白色地に黒色小斑があるが、変異が多く、地色が濃色のものは黒色斑の周囲が淡色になる。

☆オオゴマシジミ(大胡麻小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。準絶滅危惧。ヒメシジミの仲間で、翅表は灰色地に水色の光沢があり、前翅にはさらに黒斑が散在する。翅裏は一般的な灰色地に多くの黒斑というスタイル。

 

 


チョウ目シジミチョウ科①の仲間たち

2022-03-19 07:52:32 | 仲間シリーズ

【チョウ目シジミチョウ科①の仲間たち】
今まで出会ったチョウ目 シジミチョウ科 シジミチョウ亜科とウラギンシジミ亜科とアシナガシジミ亜科の仲間たちです。

◎チョウ目シジミチョウ科②の仲間たち 2022年2月24日

◎チョウ目シジミチョウ科③の仲間たち 2022年2月24日

◎チョウ目シジミチョウ科④の仲間たち 2022年2月24日

 

◎2022年2月24日 編集9種類 シジミチョウ亜科(7種)ウラギンシジミ亜科(1種)アシナガシジミ亜科(1種)

☆ベニシジミ(紅小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。前翅は表裏とも赤地に黒褐色点があり、後翅は表面が黒褐色で、裏面は灰色のシジミチョウ。春に現れる個体は赤っぽく、夏の個体は黒っぽい。秋には両方のタイプが見られる。

☆ムラサキシジミ(紫小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が紫(ムラサキ)色に輝いて見えることから名付けられました。

☆ムラサキツバメ(紫燕)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。オスの翅の表側は、ほぼ全体が深い紫色に輝く鱗粉で覆われ、周囲を黒褐色で縁取られている。メスでは、紫色は翅全面ではなく、黒褐色の地色の中に、より狭い部分がオスよりもかなり明るい紫色に輝く。

☆コツバメ(小燕)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つです。小さな茶色いシジミチョウ。胴体は毛深い。

☆クロツバメシジミ(黒燕小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。準絶滅危惧。表は黒褐色で後翅の亜外縁に弦月形の青白斑列があります。裏の地色は淡黄褐色または灰白色で、数本の黒点列が並び、後翅の肛角部分付近に赤斑が現れます。後翅の翅脈端には短い尾状突起がある。

☆ウラナミシジミ(裏波小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、羽の裏(ウラ)側にさざ波(ナミ)模様があるので、この名が付きました。

☆トラフシジミ(虎斑小灰)・・・シジミチョウ科 シジミチョウ亜科。羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、褐色と白帯の縞模様を虎斑(トラフ)に見立てて、命名されました。 

☆ウラギンシジミ(裏銀小灰)・・・シジミチョウ科 ウラギンシジミ亜科。翅の裏面が真っ白なモンシロチョウ大のチョウ。表面はオスが濃茶色地に朱色の紋、メスは濃茶色地に水色の紋を持つ。翅の先端が尖っているのが特徴的。

☆ゴイシシジミ(碁石小灰)・・・シジミチョウ科 アシナガシジミ亜科。白色地に、黒い斑紋が散りばめられた翅を持つシジミチョウ。翅の表面は黒色。

 

 

 


チョウ目タテハチョウ科⑤の仲間たち

2022-03-11 07:25:16 | 仲間シリーズ

【チョウ目タテハチョウ科⑤の仲間たち】
今まで出会ったチョウ目 タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科の仲間たちです。

◎チョウ目タテハチョウ科①の仲間たち 2022年2月23日 編集

◎チョウ目タテハチョウ科②の仲間たち 2022年2月23日 編集

◎チョウ目タテハチョウ科③の仲間たち 2022年2月22日 編集

◎チョウ目タテハチョウ科④の仲間たち 2022年2月22日 編集

 

◎2022年2月24日 編集14種類 ジャノメチョウ亜科(14種)

☆ベニヒカゲ(紅日陰)・・・タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科。準絶滅危惧(本州)。黒褐色で、前翅に橙赤色の帯があり、帯の中には黒い眼状紋が並ぶ。本州では、中部地方以北に分布し、おもに標高1200m以上の亜高山帯に生息する。

☆クモマベニヒカゲ(雲間紅日陰)・・・タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科。準絶滅危惧。北海道・本州(中部地方以北)本州では高山チョウとして知られる。ベニヒカゲとは、後翅(はね)の裏側に白い帯があることと、縁毛が白く目立つことで見分けられます。

メスは橙色帯が淡色で幅広く、その中の眼状紋の中心に小さな白点があります。(上段:♂、下段:メス)

☆ジャノメチョウ(蛇目蝶)・・・タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科。葉にとまったり、花で吸蜜していることが多いが、落ち着きがなく、人の気配に敏感で近づこうとするとすぐ飛び立ってしまう。

☆ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)・・・タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科。はねの裏面には細かい波形のもようがある。後翅裏面の目玉模様は、左右各5つずつ。草原や林の周辺で広く見られる普通種。人家周辺にも多い。

☆コジャノメ(小蛇目)・・・タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科。はねの裏面に白い帯と目玉模様を持つ、茶灰色の地味なチョウ。翅裏の地色は本種の方がヒメジャノメに対し、暗色である。

☆ヒメジャノメ(姫蛇目)・・・タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科。コジャノメに似るが、本種の方がはねの地色が明るいこと。草原や林の周辺で見られる薄茶色の地味なチョウ。はねの裏面に白い帯と目玉模様を持つ。

☆ツマジロウラジャノメ(褄白裏蛇目)・・・タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科。翅は黒褐色で、翅表には前翅に1個、後翅に2個の不明瞭な眼状紋があり、前翅には中央で切れる白色帯がある。後翅裏面には6個の眼状紋がある。

☆キマダラモドキ(擬黄斑)・・・タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科。準絶滅危惧(NT)。翅裏の模様はサトキマダラヒカゲ・ヤマキマダラヒカゲと似るが、翅が丸い・前翅中室が大きい・後翅後縁の翅脈配列が前二種と違うなど構造的な差が大きい。

☆オオヒカゲ(大日陰)・・・タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科。淡褐色で、後翅の眼状紋が目立つ、大型のジャノメチョウの仲間。山地性で、湿地のある疎林で見られるが、分布は限定される。近年、特に生息地が減っている。

☆ヒメキマダラヒカゲ(姫黄斑日陰)・・・タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科。翅にヘビの目玉に似た丸い紋(蛇の目)があることで命名されたジャノメチョウの仲間で、小さく愛らしいので姫(ヒメ)、また黄色の斑(キマダラ)模様があるのにちなんで命名されました。

☆サトキマダラヒカゲ(里黄斑日陰)・・・タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科。本種は、後翅裏面基部の3つの紋のうち一番下の紋がくっ付いて直線状と、外縁に並ぶ眼状紋の黄色部が広い。翅の裏側は白と黄と黒の入り交じった文様で、蛇の目模様が並んでいます。

☆ヤマキマダラヒカゲ(山黄斑日陰)・・・タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科。陽光を避けて曇天や夕刻によく飛びまわるヒカゲチョウの中で、山(ヤマ)で多く見られ、黄色の斑(キマダラ)模様があるので命名されました。

サトキマダラとヤマキマダラの相違点(参照)

☆クロヒカゲ(黒日陰)・・・タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科。翅の裏側は黒褐色の地色に白線と大小の蛇の目模様が見られます。表側は黒褐色の地色に小さな蛇の目模様があります。

☆クロコノマチョウ(黒木間蝶)・・・タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科。はねの端が角張り、突起状になっている、こげ茶色の大きなチョウ。はねの裏面は枯葉に似ていて、とまると見つけにくい。

 

 

 


チョウ目タテハチョウ科④の仲間たち

2022-03-10 07:38:24 | 仲間シリーズ

【チョウ目タテハチョウ科④の仲間たち】
今まで出会ったチョウ目 タテハチョウ科 タテハチョウ亜科の仲間たちです。

◎チョウ目タテハチョウ科①の仲間たち 2022年2月23日 編集

◎チョウ目タテハチョウ科②の仲間たち 2022年2月23日 編集

◎チョウ目タテハチョウ科③の仲間たち 2022年2月22日 編集

◎チョウ目タテハチョウ科⑤の仲間たち 2022年2月22日 編集

 

◎2022年2月23日 編集11種類 タテハチョウ亜科(11種)

☆クジャクチョウ(孔雀蝶)・・・タテハチョウ科 タテハチョウ亜科。の通り翅の表側にクジャクの飾り羽のような大きな目玉模様(眼状紋)を持っています。一方翅の裏側は褐色で、表側のような鮮やかさはありません。

☆コヒョウモンモドキ(小擬豹紋)・・・タテハチョウ科 タテハチョウ亜科。絶滅危惧IB類。本州の関東地方から中部地方の山地帯〜亜高山帯山地の林縁や林間の明るい草原に生息する。

☆サカハチチョウ(逆八蝶)・・・タテハチョウ科 タテハチョウ亜科。翅にある逆八の字が名前の由来です。夏型は、濃茶色地に白の一文字模様で、イチモンジチョウを小さくしたような感じ。

☆ヒメアカタテハ(姫赤立翅)・・・タテハチョウ科 タテハチョウ亜科。翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、その中でも赤(アカ)色っぽく、アカタテハに比べて、やや小さく愛らしいので姫(ヒメ)が付きました。

☆アカタテハ(赤立翅)・・・タテハチョウ科 タテハチョウ亜科。翅の裏側は目立たない地味な色をしていますが、表側は、赤褐色地に黒い斑紋があり、前翅には白斑紋も見られます。

☆キタテハ(黄立翅)・・・タテハチョウ科 タテハチョウ亜科。黄色地に黒い紋があるタテハチョウ。初夏から真夏にかけて現れる夏型(地色が黄色っぽい)と、秋に現れてそのまま越冬する秋型(地色がオレンジっぽい)がある。

☆シータテハ(C立翅)・・・タテハチョウ科 タテハチョウ亜科。翅の裏、後翅に小さなC字模様がある。黄橙色地に黒い紋があるタテハチョウ。キタテハに似るが、本種の方が翅の外縁の凹凸が激しい。

☆エルタテハ(L立翅)・・・タテハチョウ科 タテハチョウ亜科。翅の裏側は目立たない地味な色をしていますが、白くLの字が見えるのが特徴です。表側は、褐色の地に黒斑と白斑が目立ちます。

☆ヒオドシチョウ(緋縅蝶)・・・タテハチョウ科 タテハチョウ亜科。鮮やかなオレンジ色に黒い紋があるタテハチョウです。6月頃に新鮮な成虫を見かけますが、その後は休眠してしまい、次に現れるのは翌春になります。

☆キベリタテハ(黄縁立翅)・・・タテハチョウ科 タテハチョウ亜科。翅の表面は濃いチョコレート色で,外縁に淡黄色の帯があるためこの名がつきました。本州ではシラカバ,ダケカンバのある1000~2000mの地帯にすんでいます、露岩地や地表に止まります。

☆ルリタテハ(瑠璃立翅)・・・タテハチョウ科 タテハチョウ亜科。濃い黒褐色の翅の表面に「瑠璃」の和名通りの鮮やかな水色の帯模様が入るのが特徴です。この帯模様は前翅の先端部で切れ、白い斑点がついています。

 

 


チョウ目タテハチョウ科②の仲間たち

2022-03-08 07:27:55 | 仲間シリーズ

【チョウ目タテハチョウ科②の仲間たち】
今まで出会ったチョウ目 タテハチョウ科 イチモンジチョウ亜科の仲間たちです。

◎チョウ目タテハチョウ科①の仲間たち 2022年2月23日 編集

◎チョウ目タテハチョウ科③の仲間たち 2022年2月22日 編集

◎チョウ目タテハチョウ科④の仲間たち 2022年2月22日 編集

◎チョウ目タテハチョウ科⑤の仲間たち 2022年2月22日 編集

 

◎2022年2月23日 編集11種類 イチモンジチョウ亜科(11種)

☆カバタテハ(蒲立翅)・・・タテハチョウ科 イチモンジチョウ亜科。日本では、迷蝶として扱われていますが、近年沖縄県八重山諸島の西表島や竹富島などに定着したようです。多化性で、これらの島では1年中見ることが出来るタテハチョウの一種です。

☆イシガケチョウ(石崖蝶)・・・タテハチョウ科 イチモンジチョウ亜科。本州・四国・九州・沖縄で近畿地方以西で見られる南方系の蝶です。白地に、黒色の細かい筋模様が複雑に走る翅を持ったタテハチョウの仲間で、前翅が尖り、後翅には尾状突起があります。

☆スミナガシ(墨流)・・・タテハチョウ科 イチモンジチョウ亜科。その黒い翅が墨流しを連想させるところからこの和名がついた。口吻(こうふん)は紅色で他に類例がない。

☆ミスジチョウ(三條蝶)・・・タテハチョウ科 イチモンジチョウ亜科。濃茶色地に三本の白い帯を持つタテハチョウ。近縁種のコミスジ、ホシミスジ、オオミスジに似るが、本種は1本目の帯がスッキリとした直線状。

☆ホシミスジ(星三條)・・・タテハチョウ科 イチモンジチョウ亜科。濃茶色地に三本の白い帯を持つやや小さめのタテハチョウ。近縁種のコミスジに似るが、1本目の帯が白色紋列になっていることで区別できる。

☆オオミスジ(大三條)・・・タテハチョウ科 イチモンジチョウ亜科。翅の裏側は茶色地に白線が入り、表側は濃茶色地に三本の白い帯が目立ちます。幼虫は、バラ科植物(モモ、ウメ、アンズなど)を食べます。食樹はウメ、アンズ、スモモなどである。

☆コミスジ(小三條)・・・タテハチョウ科 イチモンジチョウ亜科。春から秋まで、林縁や都市郊外などでも普通に見られる小さめのタテハチョウです。翅の裏側は茶色地に白線が入り、表側は濃茶色地に三本の白い帯が目立ちます。

☆フタスジチョウ(二條蝶)・・・タテハチョウ科 イチモンジチョウ亜科。ミスジチョウの仲間に似るが、後翅の白帯が1本であることで容易に区別される。色彩や斑紋は雌雄ほとんど同様で、雌は雄に比べてやや翅形が丸く幅広く、白斑、白帯ともに大きく幅広い。

☆イチモンジチョウ(一文字蝶)・・・タテハチョウ科 イチモンジチョウ亜科。前翅から後翅を通り、反対側の前翅にかけて名の通り一条の白斑列が並ぶ。近縁種にアサマイチモンジがあるが、前翅中室の白紋が消えかかることなどで区別できる。

☆アサマイチモンジ(浅間一文字)・・・タテハチョウ科 イチモンジチョウ亜科。前翅から後翅を通り、反対側の前翅にかけて名の通り一条の白斑列が並んでいます。イチモンジチョウによく似ていますが、前翅の白紋の現れ方をよく見ると見分けられます。

☆オオイチモンジ(大一文字)・・・タテハチョウ科 イチモンジチョウ亜科。絶滅危惧Ⅱ類。翅の表側は、黒褐色の地色で、前翅には白斑、後翅中央部には白帯、外縁部は瑠璃色に輝き、羽を開いているときには、1本の帯のように見えます。

 


チョウ目タテハチョウ科①の仲間たち

2022-03-07 08:00:46 | 仲間シリーズ

【チョウ目タテハチョウ科①の仲間たち】
今まで出会ったチョウ目 タテハチョウ科 マダラチョウ亜科とコムラサキ亜科とテングチョウ亜科の仲間たちです。

◎チョウ目タテハチョウ科②の仲間たち 2022年2月23日 編集

◎チョウ目タテハチョウ科③の仲間たち 2022年2月22日 編集

◎チョウ目タテハチョウ科④の仲間たち 2022年2月22日 編集

◎チョウ目タテハチョウ科⑤の仲間たち 2022年2月22日 編集

 

◎2022年2月23日 編集 9種類 マダラチョウ亜科(4種) コムラサキ亜科(4種) テングチョウ亜科(1種)

☆アサギマダラ(浅黄斑)・・・タテハチョウ科 マダラチョウ亜科。濃茶色地に青白い斑紋があるアゲハチョウよりも大きなチョウで、斑紋部分は半透明です。胴体もまだら模様になっていて、本州・九州・四国で唯一見られるマダラチョウの仲間です。

☆リュウキュウアサギマダラ(琉球浅黄斑)・・・タテハチョウ科 マダラチョウ亜科。奄美諸島や南西諸島等(沖縄県)の海岸の林や山地などで見られるマダラチョウの仲間です。翅の裏側と表側は黒褐色の地に浅葱(アサギ)色の斑模様が見られます。

☆オオゴマダラ(大胡麻斑)・・・タテハチョウ科 マダラチョウ亜科。八重山諸島等ではほぼ1年中、海岸林、平地、山地などで見られる大型のマダラチョウの仲間です。翅の裏側と表側は白地に、黒い筋と斑模様が見られます。日本で見られる最も大型の蝶の一つです。

☆スジグロカバマダラ(條黒樺斑)・・・タテハチョウ科 マダラチョウ亜科。宮古諸島以南ではほぼ1年中見られるマダラチョウの仲間です。翅の裏側と表側は樺(カバ)色の地に、黒縁があり、前翅の先端に白い斑模様が見られますが、筋が黒いのが特徴です。

☆コムラサキ(小紫)・・・タテハチョウ科 コムラサキ亜科。翅の裏側は、褐色の地に、前翅には黄褐色と黒の斑模様があり、後翅には赤褐色の線も見られます。翅の表側は、茶褐色の地にオスではオレンジ色の帯が目立ちますが、見る角度によっては紫色に光って見えます。

☆クロコムラサキ(黒小紫)・・・タテハチョウ科 コムラサキ亜科。通常型では翅表の黄色紋ですが、黒色型は斑が白色に、褐色の地色が黒褐色になるため、構造色の紫がしまって見えるためにより美しく感じられます。

☆オオムラサキ(大紫)・・・タテハチョウ科 コムラサキ亜科。準絶滅危惧。オスの翅の表面は光沢のある青紫色で美しい。メスはオスよりひと回り大きいが、翅に青紫色の光沢はなくこげ茶色をしている。

☆ゴマダラチョウ(胡麻斑蝶)・・・タテハチョウ科 コムラサキ亜科。翅は前後・表裏とも黒褐色の地に大きな白斑や帯模様が散在しており、和名もここに由来する。口吻が橙色をしている以外は全身が白黒二色で構成されている。

☆テングチョウ(天狗蝶)・・・タテハチョウ科 テングチョウ亜科。てんぐのように顔の先が尖っている茶色っぽいチョウ。羽根の表面にはオレンジ色の紋がある。鼻のように見えるのは、下唇ひげ(パルピ)という部分。

 

 


チョウ目セセリチョウ科②の仲間たち

2022-02-27 08:17:19 | 仲間シリーズ

【チョウ目セセリチョウ科②の仲間たち】
今まで出会ったチョウ目 セセリチョウ科 セセリチョウ亜科の仲間たちです。

◎チョウ目セセリチョウ科①の仲間たち 2022年2月22日 編集

◎2022年2月22日 編集 13種類 セセリチョウ亜科(13種)

☆ホソバセセリ(細翅挵)・・・セセリチョウ科 セセリチョウ亜科。茶褐色で、後翅に白い斑紋がたくさんあるセセリチョウ。やや南方系で、西南日本に多い。

☆ホシチャバネセセリ(星茶翅挵)・・・セセリチョウ科 セセリチョウ亜科。絶滅危惧Ⅰ類。翅表は茶褐色で前翅には白色の点列がある。裏面は後翅が黄褐色で前後翅ともに白色の点列がある。

☆スジグロチャバネセセリ(條黒茶翅挵)・・・セセリチョウ科 セセリチョウ亜科。準絶滅危惧。近似種のヘリグロチャバネセセリに非常によく似ています、ヘリグロの方は、比較的低地にもいることがあります。どちらの種も、裏面に支脈に沿った黒い線が目立つセセリです。

☆ヘリグロチャバネセセリ(縁黒茶翅挵)・・・セセリチョウ科 セセリチョウ亜科。地色が淡く、外縁の黒褐色帯もうすい。♂♀は斑紋の差が少なく、♀はやや黒褐色帯が明瞭になる。前翔長10mm程 翔裏面は黄橙色の地に黒の翔脈が目立つ。

☆ヒメキマダラセセリ(姫黄斑挵)・・・セセリチョウ科 セセリチョウ亜科。赤みがかった黄色の小型のセセリチョウ。コキマダラセセリに近縁で、濃褐色の地色に乗る斑紋は黄色っぽい橙色。

☆コキマダラセセリ(小黄斑挵)・・・セセリチョウ科 セセリチョウ亜科。北海道から本州の山地や林縁などで見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は山吹色で、表側は、オスではオレンジ色の地色に黒い縁取り、メスでは茶褐色の地色に黄色の斑が見られます。

☆キマダラセセリ(黄斑挵)・・・セセリチョウ科 セセリチョウ亜科。オレンジ色~茶褐色の斑模様を持つセセリチョウ。原っぱや河原、林の周辺などで見られる。

☆アカセセリ(赤斑挵)・・・セセリチョウ科 セセリチョウ亜科。絶滅危惧Ⅱ類。翅の裏側は山吹色で、後翅には黄色斑が数個みられますが不明瞭な場合があります。表側は、橙黄色の地色ですが、オスでは前翅中央に黒っぽい明瞭な性標が走っています。

☆チャバネセセリ(茶翅挵)・・・セセリチョウ科 セセリチョウ亜科。茶色いセセリチョウ。イチモンジセセリに似るが、後ばねの白紋は小さくて目立たず、またイチモンジセセリのように一直線状にはならない。

☆コチャバネセセリ(小茶翅挵)・・・セセリチョウ科 セセリチョウ亜科。翅の裏面は、くすんだ黄褐色で、黒い筋があるセセリチョウ。ササのはえている林の周辺でよく見られる。

☆オオチャバネセセリ(大茶翅挵)・・・セセリチョウ科 セセリチョウ亜科。茶色いセセリチョウ。翅の裏側は薄茶色の地色に白銀の斑点が見られますが、イチモンジセセリでは、後翅の白銀模様が一列に並ぶのに対して、本種ではジグザクになります。

☆ミヤマチャバネセセリ(深山茶翅挵)・・・セセリチョウ科 セセリチョウ亜科。近似種とは、もっぱら後翅裏の銀紋で区別する。本種は銀紋が大きく鮮やかであることで、他種と識別できる。後翅の中央の白斑があるだけでとても魅力的に感じます。

☆イチモンジセセリ(一文字挵)・・・セセリチョウ科 セセリチョウ亜科。茶色くて、後翅に白い斑点がつながった一文字模様を持つセセリチョウ。

 


チョウ目セセリチョウ科①の仲間たち

2022-02-26 07:51:30 | 仲間シリーズ

【チョウ目セセリチョウ科①の仲間たち】
今まで出会ったチョウ目 セセリチョウ科 アオバセセリ亜科とチャマダラセセリ亜科とチョウセンキボシセセリ亜科の仲間たちです。

◎チョウ目セセリチョウ科②の仲間たち 2022年2月22日 編集

◎2022年2月22日 編集 6種類 アオバセセリ亜科(2種) チャマダラセセリ亜科(3種) チョウセンキボシセセリ亜科(1種)

☆アオバセセリ(青翅挵)・・・セセリチョウ科 アオバセセリ亜科。セセリチョウとしては日本国内で唯一青色の翅を持つ種である。地色はひかえめな緑で、後翅にオレンジ色のアクセントを持った、大きく美しいセセリチョウ。

☆キバネセセリ(黄翅挵)・・・セセリチョウ科 アオバセセリ亜科。全身が一様に黄褐色のセセリチョウ。太い胴体と大きな複眼を持つ。触角はセセリ特有のかぎ状であるが、先端がやや長く伸びる。

☆ダイミョウセセリ(大名挵)・・・セセリチョウ科 チャマダラセセリ亜科。地方によって翅のもように違いがあり、東京付近には白帯がはっきりしない「関東型」が、大阪付近には白帯が明瞭な「関西型」が多い。

☆チャマダラセセリ(茶斑挵)・・・セセリチョウ科 アオバセセリ亜科。絶滅危惧IB類。前翅先端は鋭角的で、とくに雄ではそこに香鱗を持ち先端が反りかえる。前翅中央部と、細かい毛が生えた翅外縁には白斑が多く付き、斑模様となる。

☆ミヤマセセリ(深山挵)・・・セセリチョウ科 アオバセセリ亜科。小型のセセリチョウで、翅の表面は茶褐色で、前翅に紫灰色の樹皮模様があり、後翅の外半部に黄橙色の小斑が多数あります。メスは、前翅端の白色部が発達していて、オスよりも美しい。

☆ギンイチモンジセセリ(銀一文字挵)・・・セセリチョウ科 チョウセンキボシセセリ亜科。準絶滅危惧。全体的に一様な褐色~黄土色であるが、後翅裏に翅の付け根から外縁に向かって、和名の由来となっている一条の銀帯が入るのが目立つ。

 

 


チョウ目シロチョウ科の仲間たち

2022-02-25 07:54:13 | 仲間シリーズ

【チョウ目シロチョウ科の仲間たち】
今まで出会ったチョウ目 シロチョウ科 コバネシロチョウ亜科とモンキチョウ亜科とモンシロチョウ亜科の仲間たちです

◎2022年2月22日 編集 14種類 (コバネシロチョウ亜科(1種)とモンキチョウ亜科(7種)とモンシロチョウ亜科(6種)

☆ヒメシロチョウ(姫白蝶)・・・シロチョウ科 コバネシロチョウ亜科。絶滅危惧第Ⅱ類。全体白色で前翅端に黒色部がある。前翅はほぼ卵形であるが,雌では雄よりも前翅端がやや丸みを帯びる。

☆ツマグロキチョウ(褄黒黄蝶)・・・シロチョウ科 モンキチョウ亜科。絶滅危惧Ⅱ類。黄色く、後翅に不明瞭な暗褐色の筋があるチョウ。翅の表面の縁には黒色帯がある。秋に発生する個体(秋型)は、前翅の先端が尖る。

☆キタキチョウ(キチョウ)(北黄蝶)・・・シロチョウ科 モンキチョウ亜科。キチョウとされていた種で、キタキチョウ(本州~南西諸島に分布)とミナミキチョウ(南西諸島に分布)の2種に分けられます。翅の表面の縁には黒色帯がある。

☆ミヤマシロチョウ(深山白蝶)・・・シロチョウ科 モンキチョウ亜科。絶滅危惧第Ⅱ類。信州を代表する希少な高山蝶です。ウスバシロチョウとよく似ていますが、ミヤマシロチョウのほうが触覚がやや長く、黒いすじの数が多いという違いがあります。

☆ヤマキチョウ(山黄蝶)・・・シロチョウ科 モンキチョウ亜科。絶滅危惧ⅠB類。スジボソヤマキチョウより翅端部の突出がやや弱く、翅の外縁が赤褐色で縁取られることなどで見分けられる。淡黄色で、前後翅とも翅端部が尖っている。

☆スジボソヤマキチョウ(條細山黄蝶)・・・シロチョウ科 モンキチョウ亜科。淡黄色で、前後翅とも翅端部が尖っっている。ヤマキチョウに似るが、翅端部の突出がより強く、翅の外縁はヤマキチョウのように赤褐色で縁取られることはない。

☆モンキチョウ(紋黄蝶)・・・シロチョウ科 モンキチョウ亜科。メスには、白っぽいタイプもいる。大きさはモンシロチョウとほぼ同じ。翅の地色は雄では常に黄色であるが,雌では黄色と白色の2型があります。

☆ミヤマモンキチョウ(深山紋黄蝶)・・・シロチョウ科 モンキチョウ亜科。準絶滅危惧。日本では本州中部地方の1700メートル以上に分布する高山チョウです。翅表外縁の黒帯中に黄斑(おうはん)(白色型の雌では白斑)がなく、また縁毛も強く桃色を帯びて美しい。

☆ツマキチョウ(褄黄蝶)・・・シロチョウ科 モンシロチョウ亜科。早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つです。後翅の裏は編目模様になっていて、枯草の中にとまると紛れてやや見つけにくい。

☆クモマツマキチョウ(雲間褄黄蝶)・・・シロチョウ科 モンシロチョウ亜科。準絶滅危惧。雄と雌で色彩が異なり,黄白色の地に,雄では前翅の先半分が美しい橙赤色で,雌では先端外縁に沿って暗色模様をもつ。高山蝶といわれ,高山の標高 2000m付近のお花畑にみられます。

☆クロテンシロチョウ(黒点白蝶)・・・シロチョウ科 モンシロチョウ亜科。シロチョウの仲間で、前翅に黒(クロ)い点(テン)が目立つので、命名されています。沖縄県の八重山諸島では、ほぼ一年中、森林や林縁などで見られるシロチョウの仲間です。

☆モンシロチョウ(紋白蝶)・・・シロチョウ科 モンシロチョウ亜科。翅の地色は白色。前翅表先端部は黒色で,このほかに黒色紋が2個ある。後翅は前縁部に小黒色紋があり,裏面は黄色を帯びる。一般に雌は雄より黒色部が明瞭で,前翅基部は黒みを帯びる。

☆スジグロシロチョウ(條黒白蝶)・・・シロチョウ科 モンシロチョウ亜科。林縁や渓流沿い、野原で見られるモンシロチョウによく似たチョウ。スジグロという名のとおり、モンシロチョウとは翅に黒いすじがあることで見分けられます。

☆ヤマトスジグロシロチョウ(大和條黒白蝶)・・・シロチョウ科 モンシロチョウ亜科。春型は翅脈に沿う黒条が目立つが、夏型は黒条が不明瞭。一般に、本種のほうが小さく、翅にやや丸みがあり、黒色部が少ないが、個体変異や季節変異があり、見分けるのはかなり難しい。

 

 

 

 


チョウ目アゲハチョウ科の仲間たち

2022-02-24 08:43:01 | 仲間シリーズ

【チョウ目アゲハチョウ科の仲間たち】
今まで出会ったチョウ目 アゲハチョウ科 ウスバシロチョウ亜科とアゲハチョウ亜科の仲間たちです

◎2022年2月22日 編集 16種類 (ウスバシロチョウ亜科(4種) アゲハチョウ亜科(12種)

☆ギフチョウ(岐阜蝶)・・・アゲハチョウ科 ウスバシロチョウ亜科。絶滅危惧Ⅱ類(VU)。年1回、4月頃にのみ現れ「春の女神」と呼ばれる。スプリング・エフェメラル (Spring ephemeral = 春の儚い命) とも呼ばれ人気があります。

☆イエローバンド(ギフチョウ)・・・アゲハチョウ科 ウスバシロチョウ亜科。絶滅危惧Ⅱ類(VU)。イエローバンド型は前翅・後翅の外縁部が前翅前縁と後翅内縁部を除き尾状突起部も含めて全て黄色く縁取られるもので、通常型の黄色と黒色で交互に縁取られている。

☆ヒメギフチョウ(姫岐阜蝶)・・・アゲハチョウ科 ウスバシロチョウ亜科。準絶滅危惧。前ばねの亜外縁黄条が前端部で強く内側にずれ込むことはなくなめらかに線を描く。後翅外縁部に並ぶ斑紋はヒメギフチョウでは地色と同じ淡い黄色になる。

☆ウスバシロチョウ(薄翅白蝶)・・・アゲハチョウ科 ウスバシロチョウ亜科。早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つです。

☆ジャコウアゲハ(麝香揚翅)・・・アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科。クロアゲハに似た黒色のアゲハで裏の後翅には赤い紋が7つ並んでおり、体の側面は赤い。有毒成分のある植物を食草とするため、本種は毒を持つことができ、鳥が食べない。

☆アオスジアゲハ(青條揚翅)・・・アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科。黒地に青白い筋が一本入ったスポーティなアゲハチョウです。飛翔力が高く、早いスピードで、樹木や花のまわりをめまぐるしく飛び回ります。

☆アゲハ(ナミアゲハ)(揚翅)・・・アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科。アゲハチョウでは前翅の付け根部分が縞模様になっています。キアゲハは前翅の付け根が黒くなっていることで、普通のアゲハと見分けることができます。

☆キアゲハ(黄揚翅)・・・アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科。やや黄色っぽいアゲハで、前翅の付け根が黒くなっていることで、アゲハと見分けることができます。(普通のアゲハでは縞模様になっています)

☆モンキアゲハ(紋黄揚翅)・・・アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科。日本に分布するチョウとしてはオオゴマダラやナガサキアゲハと並ぶ最大級の種類です。夏型は春型に比べて大型になる。

☆クロアゲハ(黒揚翅)・・・アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科。黒っぽい大きなアゲハチョウ。樹木が茂ったところなど、やや暗い場所をフワフワゆったりと飛ぶ。

☆オナガアゲハ(尾長揚翅)・・・アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科。翅の裏側も表側も黒色ですが、後翅外縁に弦月形の赤斑が並んでいます。オスは、後翅表の前縁に長楕円形の白斑があるので、識別できます。

☆ミヤマカラスアゲハ(深山烏揚翅)・・・アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科。青緑色に輝く、美しいアゲハチョウ。カラスアゲハに似るが、より色彩が鮮やかで美しく、前翅の表面に白っぽく輝く線が入っていること、後翅の裏面に白い帯があることで見分けられる。

☆カラスアゲハ(烏揚翅)・・・アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科。黒っぽく、はねの表が緑色~青色に輝いて見える美しいアゲハチョウです。輝きの強さは、見る角度によって微妙に変化します。

☆ヤエヤマカラスアゲハ(八重山烏揚翅)・・・アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科。沖縄本島近辺のものをオキナワカラスアゲハ、八重山諸島のものをヤエヤマカラスアゲハとしています。前翅の青緑色(ほとんど緑に見えます)が、濃淡なく翅全体に広がっているのが特徴です。

☆ナガサキアゲハ(長崎揚翅)・・・アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科。オスとメスでは紋様が異なり、オスは翅の裏側も表側も一様に黒色ですが、メスは、前翅の黒色が淡く、基部に橙赤斑が目立ち、後翅に大きく明瞭な白斑があります。

☆シロオビアゲハ(白帯揚翅)・・・アゲハチョウ科 アゲハチョウ亜科。翅の裏側も表側も黒地に白帯が目立ちますが、メスにはオスと同様の白帯があるタイプ(Ⅰ型)とベニモンアゲハに擬態したと思われる赤斑のあるタイプ(Ⅱ型)とがあります。

 


ハト目、カッコウ目、スズメ目の仲間たち

2022-02-13 08:10:49 | 仲間シリーズ

【ハト目、カッコウ目、スズメ目の仲間たち】
今まで出会ったハト目、カッコウ目、スズメ目の野鳥たちです

◎2022年2月7日 編集   合計14種類 ハト目(3)、カッコウ目(3)、スズメ目(1種×8)

◎アオバト・・・体は緑色で額から前頸・胸は黄色味が強く、腹は白くて脇から下尾筒には黒緑色の縦斑があります。雄は小雨覆は栗茶色です。嘴はコバルトブルーで、虹彩は内側が青く、外側が赤紫で二重になっています。ハト目 ハト科 アオバト属

◎キジバト・・・全国で普通に見られ、市街地の公園などにもいます。背中に、赤褐色と黒のうろこ模様があり、くびには黒と白のしま模様があります(幼鳥にはありません)。ハト目 ハト科 キジバト属

◎ドバト(カワラバト)・・・羽色には変異が多いが、原種に近いものは全体に青灰色で、頸側に緑色と紫色の光沢があります。体の上下面は灰色で大・中雨覆に黒灰色の斑があり、2本の黒帯となって見えます。ハト目 ハト科 カワラバト属

◎カッコウ・・・鳴き声は繁殖期に雄は「カッコゥ、カッコゥ、カッコゥ・・・」と鳴きます。頭から体上面が青灰色で、胸と腹は白く、細く白い横縞(横縞)があります。カッコウ目 カッコウ科 カッコウ属

◎ツツドリ・・・鳴き声が竹筒をたたくように聞こえることから名前が来ています。林に住み、単独で行動しています。カッコウに似ていますが少し小さく、お腹の横斑は太くてあらい。カッコウ目 カッコウ科 カッコウ属

◎ホトトギス・・・ホトトギスはツツドリよりもさらに小さくて、腹の横斑もずっと太くてあらい。繁殖時の雄の鳴き声は「特許許可局」とか「テッペンカケタカ」と聞こえる鳴き声です。カッコウ目 カッコウ科 カッコウ属

◎サンコウチョウ・・・雄鳥は中央尾羽2枚は非常に長く、枝に体を立ててとまっています。くちばしとアイリングは青い色をして、お腹は白い色です。雌鳥は尾は短く、上面は茶褐色です。アイリングの幅は雄よりも狭い。スズメ目 カササギヒタキ科 サンコウチョウ属

◎サンショウクイ・・・雄は額、腮以下の体下面は白い。頭頂から後頸は黒く、背以下の体上面は灰色で、風切、尾の一部は黒い。雌は額の白色部が狭く、頭頂から後頸も灰色。嘴と足は黒色です。スズメ目 サンショウクイ科 サンショウクイ属

◎キクイタダキ・・・頭頂の黄色斑を菊に見立てたのが和名の由来で、日本でいちばん小さい鳥で、小さな体と細いくちばしを活かして、針葉樹の葉のすき間の昆虫類を捕まえます。ホバリングで葉先の昆虫を食べることもあります。スズメ目 キクイタダキ科 キクイタダキ属

◎エナガ・・・数羽から十数羽の群れで『ジュリジュリ…』と鳴きながら移動します。白っぽく小さいですが、尾が長いのが特徴で、人なつっこい鳥でもあります。スズメ目 エナガ科 エナガ属

◎イワヒバリ・・・2500mを越える山の一番高いところで見かける野鳥の代表がイワヒバリです。スズメより一回り大きなずんぐりとした茶色の体、灰色の頭部をもち、岩稜帯で餌をついばみます。スズメ目 イワヒバリ科 カヤクグリ属

◎ヒバリ・・・全長17センチほどで全体が黄褐色で、頭、背、翼の上面には淡褐色の羽縁と黒褐色の斑があります。中雨覆と小雨覆が赤褐色で、頭には短い冠羽があり、立てたりしまったりします。スズメ目 ヒバリ科 ヒバリ属

◎メジロ・・・上面はオリーブがかった緑色で、翼と尾はやや暗色。白いアイリングがある。喉は黄色味を帯びている。下面は白く、下尾筒は黄色い。脇は薄く褐色味を帯びる。スズメ目 メジロ科 メジロ属

◎ヒヨドリ・・・頭部から胴体は灰色の羽毛に覆われるが、頬に褐色の部分があり、よく目立ちます。また、頭頂部の羽毛は周囲よりやや長く、冠羽となっている。翼や尾羽は灰褐色をしている。スズメ目 ヒヨドリ科 ヒヨドリ属

 

 


スズメ目セキレイ科他の仲間たち

2022-02-12 08:22:55 | 仲間シリーズ

【スズメ目セキレイ科他の仲間たち】
今まで出会ったスズメ目 セキレイ科 ムシクイ科 スズメ科 の野鳥たちです

◎2022年2月7日 編集   合計15種類 セキレイ科(7)、ムシクイ科(5)、スズメ科(3)

◎イワミセキレイ・・・雌雄同色で額から体上面はオリーブ褐色。眉斑、腮以下の体下面は淡黄褐色で胸に黒色の帯が2本あり、上胸はT字形です。先端付近に白色または淡黄色の斑があり、翼帯となって見えます。スズメ目 セキレイ科 イワミセキレイ属

◎キセキレイ・・・雄は頭頂から背が灰色で、アゴから喉が黒い。眉斑、顎線は白い。胸以下の下面、腰は黄色く、脇は白い。翼、尾は黒く、三列風切の内弁は白い。雌はアゴから喉はふつう白いが、稀に黒色部が薄く出る個体もいます。スズメ目 セキレイ科 セキレイ属

◎ハクセキレイ・・・ハクセキレイは頭から肩、背にかけてが黒色または灰色、腹部は白色だが胸部が黒くなるのが特徴。顔は白く、黒い過眼線が入ります。スズメ目 セキレイ科 セキレイ属

◎ホオジロハクセキレイ・・・額の白色部が広くて、頭頂から背・腰・尾は黒い。雌の冬羽では背が少し灰色を帯びることがあります。黒い過眼線はなくて、顔全体が白く、胸の黒斑は幅が広いです。スズメ目 セキレイ科 セキレイ属

◎セグロセキレイ・・・顔が黒く、白い眉班があるので、ハクセキレイと見分けられます。尾羽は黒く、外側の尾羽は白い。日本固有種で、尾をいつも上下に振っています。スズメ目 セキレイ科 セキレイ属

◎ビンズイ・・・全長約15cmでタヒバリ類の1種です。背面はオリーブ褐色で、下面と眉は白っぽく、背と胸に黒い縦斑があります。スズメ目 セキレイ科 タヒバリ属

◎タヒバリ・・・尾を振りながら、地面を歩いて草の実や昆虫などを探します。ビンズイより全体的に黒っぽく、下面は汚白色で黒褐色の縦斑があります。スズメ目 セキレイ科 タヒバリ属

◎キマユムシクイ・・・メボソムシクイより一回り小さく翼にはくっきりと2本の翼帯が見られます。体の上面は黄緑色で下面は少し黄色がかった白色です。スズメ目 ムシクイ科 ムシクイ属

◎オオムシクイ・・・頭部や上面は一様に緑褐色。眉斑は黄白色で細長く明瞭で、嘴基部の手前で途切れています。黄白色または白色の翼帯が1本もしくは2本あります。スズメ目 ムシクイ科 ムシクイ属

◎メボソムシクイ・・・体の上面は緑褐色で下面は汚白色です。黄白色の細い眉斑があり、目先で途切れています。足の色は橙褐色で、エゾムシクイよりも濃く下嘴は黄褐色です。スズメ目 ムシクイ科 ムシクイ属

◎エゾムシクイ・・・頭頂は暗灰褐色で、背からの上面は緑褐色。黄白色の翼帯が1~2本あります。眉斑は白くて明瞭で、前方がバフ色みを帯びていて、過眼線は暗褐色です。スズメ目 ムシクイ科 ムシクイ属

◎センダイムシクイ・・・上面は黄色味の強いオリーブ色で、灰白色の頭央線があります。眉斑は黄白色で明瞭で眉斑の上には細い暗色線と下には過眼線があるので、良く目立ちます。スズメ目 ムシクイ科 ムシクイ属

◎ニュウナイスズメ・・・翼は黒褐色で2本の細い白帯があります。イワツバメの古巣などにも営巣することもあります。雄は頭からの上面が赤栗色で雌は灰褐色で汚白色の眉斑があります。スズメ目 スズメ科 スズメ属

◎スズメ・・・頭が小豆色で、目先からのどが黒い。顔とくびの周りは白く、背は褐色で黒い縦斑があります。スズメ目 スズメ科 スズメ属

◎黒いスズメ・・・最初はクロジのように見えました。よく見るとスズメ。メラニズム(黒化)と呼ばれ、メラニンが多くできてしまう現象でそうなったと聞きました。スズメ目 スズメ科 スズメ属


スズメ目アトリ科の仲間たち

2022-02-11 07:46:26 | 仲間シリーズ

【スズメ目アトリ科の仲間たち】
今まで出会ったスズメ目 アトリ科 の野鳥たちです

◎2022年2月6日 編集 15種類

◎アトリ・・・カワラヒワより大きくオスの夏羽は頭が黒い。オスの冬羽とメスの頭は灰色がかったかっ色で、飛ぶと黒い尾と腰の白のパターンが目立ちます。スズメ目 アトリ科 アトリ属

◎ハギマシコ・・・冬場の雄は額、顔、喉は黒く、後頭部からくびの後は黄褐色で、下面は灰黒色で、白っぽい斑が混じり、腹と翼の一部はバラ色です。冬場の雌は雄よりも全体に色が淡いです。スズメ目 アトリ科 ハギマシコ属

◎ベニマシコ・・・尾の長い赤い鳥です。雄鳥の夏羽は全体が赤色で少し褐色味があり、頭・喉は白っぽく、背には黒褐色の縦斑があります。翼は黒褐色で、白色の帯が二本あります。尾も黒褐色で長く外側尾羽が白い色をしています。スズメ目 アトリ科 ベニマシコ属

◎オオマシコ・・・雄鳥は全体的に赤く美しく、首や額は白い縦斑があります。背中には黒い縦斑があり、肩羽、雨覆、尾羽は黒い羽毛に羽縁が赤がはいっています。尾は浅い凹尾で、嘴は暗い灰色です。スズメ目 アトリ科 オオマシコ属

◎カワラヒワ・・・飛ぶと、翼と尾に黄色い模様が出ます。頭から背面、胸、腹はオリーブ色がかったかっ色で、くちばしは太く、ピンク色です。スズメ目 アトリ科 カワラヒワ属

◎オオカワラヒワ・・・カワラヒワに対し、三列風切、腰の白色味が強く幅広い。頭頂から後頸も灰色実がある。スズメ目 アトリ科 カワラヒワ属

◎マヒワ・・・雄の頭とのどが黒く頭から腹にかけて黄色、下腹のわきに縦斑があります。雌の頭部は緑黄色で、下面は黄白色で縦斑が多い。スズメ目 アトリ科 マヒワ属

◎ベニヒワ・・・赤い額の冬鳥で胸から腹は雄は赤っぽく、雌は白っぽい。黒褐色の縦斑があります。10月ごろから主に北海道に渡来し、数の多い年には本州でも見られます。スズメ目 アトリ科 マヒワ属

◎コベニヒワ・・・額は赤く、全身白っぽい。背、脇に黒褐色の縦斑があります。腰ははっきりとした白色。ベニヒワはやや大きく、腰がはっきりと白くない。全体的により褐色みがある。スズメ目 アトリ科 マヒワ属

◎イスカ・・・雄は上面、下面ともにオレンジがかった赤色で、翼と尾は黒っぽい。雌は上面がオリーブ緑色で、下面は白っぽい。クチバシは先端が大きく曲がり、左右に食い違う大きなクチバシです。スズメ目 アトリ科 イスカ属

◎ナキイスカ・・・翼、尾は黒褐色で、虫・大雨覆、三列風切の先端に白斑があります。雌は全身が黄緑褐色で、頭頂から背、脇に灰褐色の斑があります。スズメ目 アトリ科 イスカ属

◎ウソ・・・雄鳥は頭、翼の大部分と尾は黒く、頬とのどは赤色で、それ以外は灰色でずんぐりした体つきです。雌鳥は黒い部分は雄鳥とほぼ同じですが、ほかは淡い灰褐色です。スズメ目 アトリ科 ウソ属

◎アカウソ・・・雄鳥は頭、翼の大部分と尾は黒く、頬とのどは赤色で、それ以外は灰色でずんぐりした体つきです。雌鳥は黒い部分は雄鳥とほぼ同じですが、ほかは淡い灰褐色です。スズメ目 アトリ科 ウソ属

◎シメ・・・頭部と耳羽は茶褐色で側頭と後頭は灰色です。雨覆や肩羽は褐色で、腰は淡い褐色です。目先と嘴の基部、喉は黒く、嘴は淡灰褐色で繁殖期の3月頃まで鉛色になります。スズメ目 アトリ科 シメ属

◎イカル・・・翼は全体が黒く光沢を帯び、初列風切に白斑があります。尾羽は黒色光沢を帯びています。脇(わき)が褐色で嘴は黄色くとても太く、体色は上面下面ともに灰色で、下腹から下尾筒まではやや白っぽい鳥です。スズメ目 アトリ科 イカル属