自然とデジカメ

山野草や野鳥そして蝶々などの写真を撮っています。

ヒメシロチョウ(姫白蝶)

2019-06-29 10:13:13 | 蝶・蛾・トンボ
【ヒメシロチョウ(姫白蝶)】
昆虫  : チョウ目 シロチョウ科 ヒメシロチョウ亜科 
分布  :  北海道・本州・九州
時期  : 4~10月(年3回の発生で、春型(第一化)は3月下旬から5月下旬、第二化の夏型は6月下旬から8月上旬、第三化の夏型は8月中旬から9月下旬に出現する)
大きさ : (前翅長)19~24mm
珍しさ : 普通 ★★★★☆ 珍しい
絶滅危惧第Ⅱ類

白色で、細い翅を持った可憐なシロチョウの仲間。
全体白色で前翅端に黒色部がある。
前翅はほぼ卵形であるが,雌では雄よりも前翅端がやや丸みを帯びる。
春型は夏型より小型で灰白色,前翅端の黒色部は薄く,後翅裏面に暗色鱗を散布する。
東日本の河川の堤防や、田畑の土手、草原などで見られるが、分布は極限される。
近畿地方、四国には見られず、中国地方でも近年は確認されていない。
九州では、阿蘇・九重の高原地帯にのみ生息する。
草原上を低く飛び、いろいろな花で吸蜜する。
地表で吸水することも多い。
幼虫はツルフジバカマ、カラスノエンドウ、ビロードクサフジなどを食べる。

◎2019年6月26日  写真4枚




飛翔


モンキチョウと一緒に舞う

ヘビトンボ(蛇蜻蛉)

2019-06-28 08:43:50 | 蝶・蛾・トンボ
【ヘビトンボ(蛇蜻蛉)】
昆虫  : ヘビトンボ目 ヘビトンボ科 ヘビトンボ亜科
大きさ : (前翅長)50mm前後
時期  : 6~9月 
場所  : 北海道・本州・四国・九州
トンボという名が付いているが、トンボの仲間ではなく、ウスバカゲロウなどに近い。
 
この類では大柄な昆虫である。
ナラ類などの広葉樹の樹液を主食とする。
乳白色の翅をもつ。
体に比べて大きな翅である点はカゲロウに似た昆虫で、大あごが大きく噛み付く力も強い。
単眼の基部は黒い。
和名の蛇蜻蛉という名前の由来は、大顎で噛みつく習性を蛇に準えて付けたものである。
幼虫は渓流にすむ水生昆虫で、体は細長く、頭部は頑丈で顎が強く発達する。
腹部には体節ごとに一対の鰓足がでる(その姿から川ムカデなどとも呼ばれる)。


◎2019年6月11日  石川県にて 写真5枚











ヤマトシリアゲ(シリアゲムシ)

2019-06-27 11:22:11 | 蝶・蛾・トンボ
【ヤマトシリアゲ(シリアゲムシ)】
昆虫  : シリアゲムシ目 シリアゲムシ科
大きさ : (前翅長)13~20mm
時期  : 4~9月 
場所  : 本州・四国・九州 
 
体は黒色で、翅に2本の太い黒帯を持つシリアゲムシの仲間。
頭部が長く前に伸び、オスはお尻をクルリと巻き上げている(サソリのように)。
初夏に現れるものは黒色で比較的大きく(上2枚)、晩夏に現れるものは黄色っぽく小さい。
以前は黄色っぽいものはベッコウシリアゲと呼ばれ、昔は別種と思われていた。
林縁部の葉上で見られ、よく飛ぶが、すぐにとまる。
死んだ昆虫の体液などを吸う。

◎2019年6月11日  石川県にて 写真10枚














交尾?





エリザハンニョウ

2019-06-24 10:15:29 | 蝶・蛾・トンボ
【エリザハンミョウ】
昆虫  : コウチュウ目 オサムシ亜目 オサムシ科 ハンミョウ亜科
大きさ : 9~11mm
時期  : 5~9月 
 
上翅に丸みのあるハンミョウで、斑紋はハラビロハンミョウに似ている。
別名ヒメハンミョウ。
暗銅色で、上翅に強く湾曲する帯がある(上翅にはアール・ヌーボー風模様があり美しい)。
河原、海岸、池などの湿った砂地で見られ、活発に飛び回る。
良く似たハラビロハンミョウイカリモンハンミョウなども見ることが出来ました。

◎2019年6月17日  石川県にて 写真4枚 追加しました










イカリモンハンミョウ

2019-06-23 06:46:17 | 蝶・蛾・トンボ
【イカリモンハンミョウ】
昆虫  : コウチュウ目 ハンミョウ科
大きさ : 13mm
時期  : 6月下旬~7月中旬 湿り気のある砂地
場所  : 石川県、大分県、宮崎県および鹿児島県の本土部と種子島に分布する 
石川県 絶滅危惧第Ⅰ類
 
背中のイカリに似た斑紋(はんもん)からその名が付けられました。
海岸の河口部など湿潤な砂泥地や砂丘に生息する。
砂浜海岸の波打ち際で、打ち上げられた海岸動物を食べる。
良く似たハラビロハンミョウエリザハンミョウなども見ることが出来ました。

◎2019年6月17日  石川県にて 写真10枚 + アニメ


オスは鋭い歯でメスを押さえこんでいます








交尾中?・・・大きい方(下側)がメス(♀)で上がオス(♂)


合体中?


終わりました?




メスは食事中でした


アニメです



サンコウチョウ(三光鳥)

2019-06-22 09:23:51 | 野鳥
【サンコウチョウ(三光鳥)】
野鳥  : スズメ目 カササギヒタキ科 サンコウチョウ属
生活型 : 夏鳥
生息地 : 暗い林
時期  : 4~9月
全長  : 雄 45cm 、 雌 18cm

鳴き声が「月日星ホイホイホイ(ツキ、ヒー、ホシ、ホイホイホイ)」と聞こえ、月・日・星の三つの光の鳥『三光鳥』の名前がつきました。
暗い林に住み、フライングキャッチや停空飛翔で昆虫類を捕まえます。
雄鳥は中央尾羽2枚は非常に長く、枝に体を立ててとまっています。くちばしとアイリングは青い色をして、お腹は白い色です。
雌鳥は尾は短く、上面は茶褐色です。アイリングの幅は雄よりも狭い。

◎2021 サンコウチョウの子育て 2021年6月30日
◎2021 サンコウチョウ 2021年6月1日
◎2020 サンコウチョウの子育て 2020年下旬
◎2020 サンコウチョウの抱卵 2020年6月下旬
◎2020 サンコウチョウ 2020年6月3日~29日
◎2015年『サンコウチョウの巣作り』 
◎2015年『ホイホイホイの季節』 
◎2014年『サンコウチョウ・2014』 
◎2013年『サンコウチョウ(パートⅡ)』 

◎2019年6月21日  富山県にて  写真7枚 追加しました















◎2018年6月3日  富山県にて  写真2枚 追加しました





◎2018年5月22日  富山県にて  写真8枚 追加しました












暗い茂みの中で





◎2016年6月21日  富山県にて  写真2枚 追加しました。





◎2012年6月28日 富山県にて  写真3枚追加しました
親子で森の中へ






動画をお楽しみください
サンコウチョウ そして森の中へ
↓をクリックしてください
http://www.youtube.com/watch?v=7mQml854v3w&list=UUb4EiiYl4OMUP8BDA6IUa8A&index=5


◎2012年6月28日 富山県にて 写真3枚追加しました
4羽の巣立ち



そして 空になった巣


動画でお楽しみください
サンコウチョウ 巣立ちの時
↓をクリックしてください
http://www.youtube.com/watch?v=PW23xjmy1ro&list=UUb4EiiYl4OMUP8BDA6IUa8A&index=6

◎2012年6月28日 富山県にて  写真3枚追加しました
巣立ち直前






動画をお楽しみください
サンコウチョウ 巣立ち前
↓をクリックしてください
http://www.youtube.com/watch?v=xih8wLUHc-c&list=UUb4EiiYl4OMUP8BDA6IUa8A&index=8

◎2012年6月26日 富山県にて 写真3枚追加しました
只今子育て中






動画をお楽しみください
サンコウチョウ 子育て:パート2
↓をクリックしてください
http://www.youtube.com/watch?v=1TCGfVogvOA&list=UUb4EiiYl4OMUP8BDA6IUa8A&index=7


◎2012年6月21日 富山県にて  写真3枚追加しました
ヒナの誕生






動画でお楽しみください。
サンコウチョウ ヒナの誕生
サンコウチョウの子育て
↓をクリックして見てください
http://www.youtube.com/watch?v=I9JkZS-x9BE&list=UUb4EiiYl4OMUP8BDA6IUa8A&index=9

◎2012年6月8日  富山県にて  写真3枚追加しました
只今抱卵中



雌鳥が抱卵中に居眠りをはじめました・・・・お疲れモード?
あくびかな??・・・・口の中は黄緑色でした


動画でお楽しみください
サンコウチョウの抱卵
↓をクリックしてご覧ください
http://www.youtube.com/watch?v=LuBzhyBu-is&list=UUb4EiiYl4OMUP8BDA6IUa8A&index=10


◎2012年5月29日(火)  富山県にて  写真6枚追加しました
巣の完成・・巣から出ている小枝のから巣の縁の高さが26日と違います。








動画でお楽しみください。
サンコウチョウの巣作り
↓をクリックしてご覧ください
http://www.youtube.com/watch?v=Hg15EaN9a5U&list=UUb4EiiYl4OMUP8BDA6IUa8A&index=13


◎2012年5月26日(土)  富山県にて  写真10枚です
巣作り中















ウラミスジシジミ(裏三條小灰)

2019-06-19 07:02:59 | 蝶・蛾・トンボ
【ウラミスジシジミ(裏三條小灰)】
昆虫  : チョウ目 シジミチョウ科 シジミチョウ亜科
分布  :  北海道・本州・九州
時期  : 6~7月
珍しさ : 普通 ★★★☆☆ 珍しい
ゼフィルスと呼ばれるグループの一種
別名  : ダイセンシジミ(大山小灰)

赤褐色地に、白く細いラインがはいったはねを持つシジミチョウ。
はねの表は周囲が黒褐色で、中央部は青紫色に輝く。
雑木林で見られるが、分布は局地的で個体数も少ない。
日中は不活発で、夕刻になると樹木の周辺を活発に飛び回る。
幼虫の食樹は、コナラ、クヌギ、ミズナラ、カシワなど。

◎2019年6月18日 石川県にて 写真9枚


















ウラゴマダラシジミ(裏胡麻斑小灰)

2019-06-15 06:18:44 | 蝶・蛾・トンボ
【ウラゴマダラシジミ(裏胡麻斑小灰)】
昆虫  : チョウ目 シジミチョウ科 ミドリシジミ亜科 
時期  : 5月~6月
生息地 : 北海道・本州・四国・九州
大きさ : (前翅長)17~25mm
珍しさ : 普通 ★★☆☆☆ 珍しい
ゼフィルスと呼ばれるグループの一種

翅の裏は灰白色で、縁に沿って2列の黒紋列がある、やや大型のシジミチョウ。
翅表はやや光沢のある灰青色で紫青色の大きな紋がある。
幼虫の食樹はモクセイ科のイボタノキ、ミヤマイボタ。ゼフィルスの多くは新芽の脇に卵を産みつけるが、本種は小枝や幹に産む。
越冬態は卵。羽化はゼフィルスの中では最も早く、成虫は5月ごろから出現する。
葉上で静止している姿がよく観察され、翅を完全に閉じる場合と半開きにする場合がある。
占有飛翔は夕方よりやや早い午後3時ごろから開始する。
幼虫はイボタ類の葉を食べ、成虫もイボタ類が自生する川沿いなどで見られる。

◎2019年6月14日 石川県にて 写真5枚 追加しました













◎2018年6月19日 石川県にて 写真5枚 追加しました











◎2017年7月3日 富山県にて 写真4枚







クモマツマキチョウ(雲間褄黄蝶)

2019-06-06 21:22:51 | 蝶・蛾・トンボ
【クモマツマキチョウ(雲間褄黄蝶)】
昆虫  : チョウ目 アゲハチョウ上科 シロチョウ科
分布  : 本州(主に標高1,000~2,000mの渓流)
時期  : 5~6月
前翅長 : 前翅の開張幅は雄 42mm内外
珍しさ : 普通 ★★★☆☆ 珍しい
この蝶は、準絶滅危惧に指定されています。

薄い白色の翅を持つチョウ。
翅裏はツマキチョウと同じく草ずり模様になっている。
ただし翅先は突出せず、全体的に丸みを帯びている。
雄と雌で色彩が異なり,黄白色の地に,雄では前翅の先半分が美しい橙赤色で,雌では先端外縁に沿って暗色模様をもつ。
また前翅中央に黒点があり、これが北アルプス亜種は丸く、南アルプス亜種は三日月形をしている。
典型的な高山蝶といわれ,高山の標高 2000m付近のお花畑にみられます。
本種は日本のチョウ愛好家の間で非常に人気が高く、クモツキと呼ばれ親しまれています。
幼虫の食草はヤマハタザオ、イワハタザオ、ミヤマハタザオなどのアブラナ科植物のつぼみや実です。
年一化で成虫は5月ごろから発生し、夏が終わると見られなくなる。
越冬態は蛹。

◎2020 クモマツマキチョウ 2020年5月28日
◎その1 : クモマツマキチョウ(雲間褄黄蝶)
◎その2 : 色々なシーン(クモマツマキチョウ)  

◎2019年6月6日 富山県にて 写真10枚
クモツキの雄(♂)です





















◎2019年5月25日 長野県にて 写真6枚
クモツキの雌(♀)です・・・逆光で証拠写真ですが











飛翔・産卵(クロツバメシジミ)

2019-06-02 20:59:03 | 蝶・蛾・トンボ
【飛翔・産卵(クロツバメシジミ)】

ツメレンゲなどベンケイソウ科をはじめ、キク科、カタバミ科、バラ科、マメ科などの花を訪れ、吸蜜する。
食餌植物の葉裏に1卵ずつ産付される。
卵は白色で、産卵直後はやや淡緑色を帯びる

その1 : クロツバメシジミ(黒燕小灰)  
その2 : 飛翔・産卵(クロツバメシジミ)

◎2019年5月25日  本州にて  写真8枚 + アニメ












産卵シーンです(アニメ)


食草のツメレンゲです



クロツバメシジミ(黒燕小灰)

2019-06-01 09:44:58 | 蝶・蛾・トンボ
【クロツバメシジミ(黒燕小灰)】
昆虫  : チョウ目 シジミチョウ科 
大きさ : 前翅長約12mm
分 布 : 本州、四国、九州のごく限られた場所
時期  : 4~10月
珍しさ : 普通 ★★★☆☆ 珍しい
この蝶は、準絶滅危惧に指定されています。

表は一様に黒褐色で、通常 後翅の亜外縁に弦月形の青白斑列があります。
裏の地色は淡黄褐色または灰白色で、数本の黒点列が並び、後翅の肛角部分付近に赤斑が現れます。
後翅の翅脈端には短い尾状突起がある。
ツバメシジミと似ていますが、裏の地色が褐色を帯びることで識別ができます。
生息地の上を穏やかに飛び、岩の上などに翅を半開にして止まる。
ツメレンゲなどベンケイソウ科をはじめ、キク科、カタバミ科、バラ科、マメ科などの花を訪れ、吸蜜する。
食餌植物の葉裏に1卵ずつ産付される。
卵は白色で、産卵直後はやや淡緑色を帯びる

その1 : クロツバメシジミ(黒燕小灰)
その2 : 飛翔・産卵(クロツバメシジミ)

◎2019年5月25日  本州にて  写真12枚