自然とデジカメ

山野草や野鳥そして蝶々などの写真を撮っています。

ジョウザンミドリシジミ(定山緑小灰)

2019-07-29 21:26:37 | 蝶・蛾・トンボ
【ジョウザンミドリシジミ(定山緑小灰)】
昆虫  : チョウ目 シジミチョウ科 
分布  :  北海道、本州  山地、林縁など
時期  : 年1回、6月~7月
前翅長 : 14~22mm、(開張)30mm前後
羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、オスは翅の表側が青緑色に輝き、北海道札幌市の定山渓で最初に発見されたのでこの名が付きました。
珍しさ : 普通 ★★★☆☆ 珍しい
ゼフィルスと呼ばれるグループの一種

年1回初夏に発生し、山地のミズナラ林や低地のコナラ林等で見られるシジミチョウの一種です。
きらめく羽を持つゼフィルス(ラテン語で西風の意味)の仲間で、翅の裏側は、薄茶色地に白線が入り、後翅下に橙紋が見られ、中央でくびれながらもつながっています。
また、長い尾状突起が目に付きます。
翅の裏側は、オスでは青緑色に輝き、メスは茶褐色で前翅に白斑が見られます。
尚、オスは午前中に活発に活動し、占有行動をとることが知られています。
幼虫は、ミズナラ、コナラ、カシワなどを食べます。

◎2018年7月1日 富山県にて 写真3枚 追加しました







◎2018年7月1日 富山県にて 写真9枚 追加しました
雌(♀)との出会い








雄(♂)です











◎2018年6月25日 富山県にて 写真3枚 追加しました







◎2017年7月19日 富山県にて 写真3枚 追加しました







◎2017年7月19日 石川県にて 写真3枚 追加しました







◎2017年7月8日 石川県にて 写真12枚























ヒクイナ(緋水鶏、緋秧鶏)

2019-07-22 08:58:58 | 野鳥
【ヒクイナ(緋水鶏、緋秧鶏)】
野鳥  : ツル目 クイナ科 ヒメクイナ属
生活型 : 夏鳥
生息地 : アシ原、水田、湿地、湖沼、池、河川など
時期  : 5~10月
全長  : 19~23cm

全身赤っぽい羽色で、腹から後方には白色と黒褐色の縞模様があります。
太くてしっかりした脚をしていて、指も長いので、泥地や湿地も脚をとられることなく自由に歩き回っています。
もちろん浅ければ水の中も平気です。
アジアの熱帯地域に分布していて、その中で日本は最も北の分布地になっています。
主に本州以南で繁殖しています(北海道では稀)が暖かい地方の湿地、水田などで見ることが多く、小さな昆虫類、貝類、イトミミズ類など小動物を食べています。

◎2021 ヒクイナのヒナ(幼鳥) 2021年9月5日
◎2021 子育て中??(ヒクイナ) 2021年8月2日
◎2021 ヒクイナ 2021年6月28日
◎2020 ヒクイナ① 2020年6月22日
◎2020 ヒクイナ② 2020年6月22日

◎2019年7月20日  写真13枚
番いのヒクイナです



葦原からまず、片方が出てきました



あたりを警戒しながら田んぼへ





安全を確認にて合図

もう1羽(赤)が雛(白)を引き連れて出てきました・・・先の1羽(赤)は田の中に





親(赤)が見守りながら雛(白)が5羽 田の中へ入っていきました

最後に親も入っていきました


ミドリシジミの雌の4型

2019-07-21 09:05:41 | 蝶・蛾・トンボ
【ミドリシジミの雌の4型】
2019年7月1日  石川県にて 写真9枚

ミドリシジミ類では、種によってメス(♀)の表の斑紋に4つの型が見られます。
ミドリシジミではすべての型が現れます。

A型 : 橙斑(やや淡色もあります)・・・アイノ、メスアカ、ミドリ、など
B型 : 青斑              ・・・アイノ、ミドリ、など
O型 : 無紋              ・・・アイノ(稀)、ミドリ、など
AB型: 橙斑と青斑           ・・・アイノ、ミドリ、など
淡灰色の斑紋              ・・・ミドリ、クロ、など

ミドリシジミの裏


A型か淡灰色型


B型


O型か淡灰色型


AB型


メスアカミドリシジミ


アイノミドリシジミ


ジョウザンミドリシジミ


エゾミドリシジミ


などです

ホソバセセリ(細翅挵)

2019-07-18 15:19:45 | 蝶・蛾・トンボ
【ホソバセセリ(細翅挵)】
昆虫  : チョウ目 セセリチョウ科 セセリチョウ亜科
分布  : 本州・四国・九州
時期  : 6~8月
前翅長 : (前翅長)16~21mm
珍しさ : 普通 ★★★☆☆ 珍しい

茶褐色で、後翅に白い斑紋がたくさんあるセセリチョウ。
やや南方系で、西南日本に多い。
緑深い雑木林の周辺や渓流沿いで見られる。
他のセセリチョウの仲間よりやや緩やかに飛び、いろいろな花で吸蜜する。
地面で吸水することもある。
幼虫の食草は、ススキなどのイネ科植物。

◎2021 ホソバセセリ 2021年7月16日

◎2019年7月17日 石川県にて 写真6枚











ミヤマカラスシジミ(深山鴉小灰)

2019-07-17 19:06:20 | 蝶・蛾・トンボ
【ミヤマカラスシジミ(深山鴉小灰)】
昆虫  : チョウ目 シジミチョウ科 ミドリシジミ亜科
時期  : 7月~8月
分布  : 北海道、本州、四国、九州
珍しさ : 普通 ★★★☆☆ 珍しい

形態がミドリシジミの仲間に似ているが確かに分類上ミドリシジミ亜科ではあるが、カラスシジミ族に属し、ゼフィルスではない。
ミヤマカラスシジミは、環境省のレッドリストにはないが、多くの自治体で絶滅危惧種IA類や準絶滅危惧種に指定されている。
はねの表面は黒褐色、カラスシジミに似ているが裏面の斑紋(はんもん)が異なる。
年1回の発生で、7、8月に出現する。
幼虫の食草はクロウメモドキ科の各種の植物。
卵の状態で冬を越し、翌春、食草の芽立ちとともに幼虫は孵化する。

◎2019年6月26日  長野県にて 写真4枚 追加しました









◎2018年7月9日  石川県にて 写真4枚







ササゴイ(笹五位)

2019-07-16 09:59:12 | 野鳥
【ササゴイ(笹五位)】
野鳥  : コウノトリ目 サギ科 ササゴイ属
生活型 : 夏鳥
生息地 : 河川、水田、池など
時期  : 4~10月
全長  : 52cm

翼の白い羽縁がササの葉のように見えることからササの名前がついたと言われています。
成鳥は頭の上部は黒色で、背と雨覆は青緑色の光沢のある黒褐色です。
羽縁が白く、この為ウロコ模様に見えます。
風切は黒褐色で下面は淡い紫灰色です。
足と目は黄色です。
黒い冠羽があり、獲物を狙うときは背をかがめてじっとしています。
繁殖期にはつがいをつくり、水辺近くの枝の上に巣を作ります。

◎2021 ササゴイ 2021年6月28日

◎2019年7月13日 富山県にて 写真5枚追加しました











◎2012年5月20日 石川県にて 写真1枚追加しました



◎2012年5月7日 石川県にて 写真11枚





首を長くして何かを見ています

ササゴイの営巣です・・・口に小枝をくわえています



つがいで巣を作っていました







1羽が餌か小枝を求めて飛んでいきました

ヨシゴイ(葦五位)

2019-07-15 16:09:51 | 野鳥
【ヨシゴイ(葦五位)】
野鳥  : ペリカン目 サギ科 ヨシゴイ属
生活型 : 夏鳥(暖地では留鳥)
生息地 : アシ原、水田、湿地、湖沼、池、河川など
時期  : 5~10月
全長  : 37cm

和名は、アシ原に住むゴイサギという意味から来ています。
アシなどの茎をつかんで渡り歩くことが出来、エサをとるときは水際やアシの茎にとまり水面をのぞいて獲物を探します。
日本産のサギ類で最も小さい。
雄は額から後頭が青みのある黒色で、上面は茶褐色、体下面は淡黄白色で、喉から前頸の中央に淡茶褐色の縦斑があります。
飛翔時は、淡褐色の雨覆と黒褐色の風切や初列雨覆とのコントラストが明瞭です。
婚姻色では眼先が赤みを帯びます。
雌は雄に比べ、全体的に淡色で、前頭の黒色部はないか、あっても縦斑で、後頭だけが青黒色で、体下面は淡白色で、頸から胸に褐色の縦斑が5本あります。

◎2021 ヨシゴイ 2021年7月14日
◎ヨシゴイの子育て 2020年7月26日
◎ヨシゴイ幼鳥の色々な仕草 2020年7月26日
◎ヨシゴイ幼鳥の兄弟喧嘩? 2020年7月26日
◎ヨシゴイの幼鳥 2020年7月26日
◎2020ヨシゴイ 2020年6月8日 

◎2019年7月13日 富山県にて 写真6枚













◎2015年6月30日 石川県にて 写真11枚
頭だけ見せてくれました・・・雄成鳥と思います



















飛翔

カギシロスジアオシャク

2019-07-09 06:06:42 | 蝶・蛾・トンボ
【カギシロスジアオシャク】
昆虫  : チョウ目 シャクガ科 アオシャク亜科 
分布  :  北海道・本州・四国・九州、対馬
時期  : 5~8月
大きさ : (翅開張)29~45mm

アオシャクの一種で日本全国の平地から低山地の林の周辺に普通に見られる美しいシャクガ。
白色の内横線と外横線があり、前縁で白紋となる。
平地から山地にかけて普通に見られる。
海外では、朝鮮半島,中国東北部,ロシア南東部に分布している。
幼虫はブナ科(クリ,ミズナラ,コナラ)の葉を食べる。

◎2019年6月18日 石川県にて 写真3枚





アゲハモドキ(揚羽擬蛾)

2019-07-08 10:19:28 | 蝶・蛾・トンボ
【アゲハモドキ(揚羽擬蛾)】
昆虫  : チョウ目 アゲハモドキガ科 
分布  :  北海道・本州・四国・九州
時期  : 5~6月、8月
大きさ : (開張)55~60mm
名の由来: 和名は体の中に毒を持ち捕食者に襲われにくいジャコウアゲハの雌に擬態していると考えられることからつけられた。

灰黒色で、翅の縁や尾錠突起は黒色、後翅に赤い斑紋があるアゲハチョウにそっくりの大きなガ。
体に毒を持つジャコウアゲハに擬態している。
翅の色合いや紅い斑点模様の配置など、ジャコウアゲハの雌とそっくりである。
ただし本種はジャコウアゲハよりだいぶ小さく、触角が両櫛(くし)歯状になっているので判別は容易である。
南方系の蝶であるジャコウアゲハ類が生息しない北海道や東北地方にも本種は生息している。
日中にも飛ぶが、夜、灯火にも飛来する。
幼虫は、ヤマコウバシ、ミズキなどを食べる。


◎2019年6月26日 長野県にて 写真1枚

ウラキンシジミ(裏金小灰)

2019-07-05 07:53:28 | 蝶・蛾・トンボ
【ウラキンシジミ(裏金小灰)】
昆虫  : チョウ目 シジミチョウ科 シジミチョウ亜科 
分布  :  北海道・本州・四国・九州
時期  : 6~8月
大きさ : (前翅長)16~20mm
珍しさ : 普通 ★★★☆☆ 珍しい
ゼフィルスと呼ばれるグループの一種

日本特産種で、本州の日本海側と南北海道、四国・九州の一部に分布。
一部の自治体では準絶滅危惧種などに指定されている。
ゼフィルスの一員であるが、食樹はブナ類ではなくトネリコ・コバノトネリコ(モクセイ科)。
卵で越冬する。
翅裏が金色であるため「ウラキン」と名づけられたが、個体による明暗の変異が大きい。
金色は通常はオスのほうが暗いとされる。
成虫は年1回,6〜7月に出現し、主に夕刻に活動する。
ノリウツギやクリなどをよく訪花する。

◎2019年7月3日 富山県にて 写真8枚















アサマシジミ(浅間小灰)

2019-07-04 08:31:48 | 蝶・蛾・トンボ
【アサマシジミ(浅間小灰)】
昆虫  : チョウ目 シジミチョウ科 シジミチョウ亜科 
時期  : 6月~8月
生息地 : 北海道および中部地方の中高山帯の草原で見られる
おおきさ: (前翅長)14~20mm
珍しさ : 普通 ★★★★☆ 珍しい
絶滅危惧Ⅱ種

翅裏は灰色で、外縁に沿ってオレンジ色の帯がある。
ヒメシジミミヤマシジミとよく似ているが、この2種の雄の翅表にある青色はやや紫がかる。
卵で越冬する。
幼虫の食草はナンテンハギ、イワオオキなどのマメ科植物。
食草付近の枯葉などに1つずつ産みつける。
年一化性で、成虫は6~7月に発生します。

◎2019年8月1日 富山県にて 写真12枚 追加しました


食草のイワオウギ(マメ科)にて


ヨツバシオガマに


イブキジャコウソウに


タテヤマウツボグサに




テガタチドリに


笹に




その他








◎2019年6月26日 長野県にて 写真5枚