退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#805:2024年、私は家に帰れなくなってしまった。1

2017-01-30 13:19:09 | アメリカ便り
ボス猿的メンタリティーで”始めの権力誇示が大事”と言わんばかり(いや、実際言わずに行動で見せつけている)のトランプの度肝を抜くような政治、いや、会社経営が始まりました。
そこで、私の初めての試み、フィクション作品です。
いや、単なるフィクションではなく、限りなくノンフィクションに近いフィクションです。
これが現実にならなければ良いと言う願望も入っています。

2024年、アメリではトランプ大統領最後の年を迎えるはずだった。

しかし、2022年に大統領令を発表し、自らを総統と命名、今迄2期8年がリミットだった任期をエンドレスとした。
これがアメリカにおける、ヒットラーを思い出させる独裁的政権の始まりでした。
”自由の国”と長らく、自他共に認めていたアメリカで、どうしてこのような事態が起きたか、1977年以来アメリカに住み、学校に通い、仕事をし、そして家族を設けた私には理解できた。

この国には、ナチスを思い出させるホワイトスープリーマシスト(白人至上主義者、レッドネックと呼ばれることもある)がたくさん存在する。
そして、それらの多くは低い教育レベル、ブルーカラーワーカーでしめられている。
そう言った人たちは、低い労働賃金でなんでもする低開発国からの移民を敵視していた。
人種が雑多な、ほとんど100%の国民(アメリカインディアンを除いて)が移民で成り立っていているアメリカで、どうしてこのような白人至上主義者が幅を利かし始めたかと言うとやはり、ナチスドイツ時代にドイツ人が抱いた、ユダヤ人に対する恐怖感と同様なものを感じたからであろう。

2020年の大統領再選では、トランプが一人勝ちといっても良いほどの大差をつけ、民主党候補者 アンドリュー コモをやぶった。
先回の選挙と同様、この選挙にもロシアのプーチンが絡んでいると噂されていたが、CIA、FBI、ホームランドセキュリーティー、さらにはトランプ自ら設立した防衛機関BT(溺愛している10才の息子の名前)と全ての治安機関を牛耳っているトランプを相手に、誰も異議を言えるはずがなかった。

To be continued

ハブグレジュンタのマミー