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本づくりのリテラシーその1

2016-03-12 | わかりやすい表現
本づくりのリテラシーその1 

本には、それを本と呼ぶに値する色々の仕掛けがあります。
たとえば、表紙が表と裏にあり
それに多数の紙が挟みこむのも仕掛けの一つです。
これ以外にも、たくさんの仕掛けが、それなりの
機能を果たすべく、本には作りこまれています。
これらを「本づくりのリテラシー(決まりごと)」として
紹介していきます。
本を読むとき、こんな仕掛けの出来不出来を見ながら本とつきあうのも一興かも。



心の元気

2016-03-12 | ポジティブ心理学
心の元気には2つあります。
「から元気」と「真正の元気」とです。
「から元気」。
やや軽すぎる言い方ですが、たとえば、「おいしいものでも食べて元気を出して」というようなときの元気が、これです。一時的な心のポジティブ化とでもいうようなものですね。
多くのキーワードでは、もっぱら「から元気」づくりの話になりますが、本当の心が元気というのもあります。それを真正の元気と名づけてみました。

ちょっとやそっとではめげない強くいつもはつらつとした前向きの元気です。
こんな元気を発している方々が、皆さんの周りにもいるのではないでしょうか。
使命感に溢れ、宗教心を持った人です。
使命感は社会との絆の中での元気づくり、宗教心は個人が真善美を果てしなく追求する中での元気づくりです。

こんなことを考えているからでしょうか、思わぬ本に遭遇しました。
今日、本屋で東野圭吾著「使命と魂のリミット」(角川文庫)を偶然みつけました。
なにやらこのタイトル、自分のこの考えと共振しているようで嬉しくなり買ってきてしまいました。読みました。
ミステリーを超えた本でした。医師、看護師、患者、警察官、刑事、そして犯罪者さえもが、まさに、

「人間というのは、その人にしか果たせない使命というものを持っているものなんだ。誰もがそういうものを持って生まれてきているんだ。」

を実践して生きるすごさを描ききった感動のミステリーでした。
使命感も
それを突き抜けると宗教心にまで高まるのですね。

誰もがこうした使命感と宗教心に支えられた真正の元気を身につけて欲しいとは思いますが、いきなりは無理というものです。
そこで考えたことは、「から元気も積もれば真正の元気になる」ということです。
から元気を少しずつでも心のダムに溜め込んでいけば、いつかは、真正の元気として人生を切り開く力になるはずとの確信です。

 さらに、ポジティブマインド、万々歳ではないということです。
 感情は喜怒哀楽あって自然です。朝から晩まで、職場でも家でも、気にくわない人の面前でも、笑顔で元気、は不自然です。疲れていずれひっくりかえってしまいます。
 元気に泳ぎ続けないと死んでしまう黒マグロになることのすすめではありません。
ちょっぴり、あるいは時々ポジティブ感情のほうにバイアスをかけるための手助けくらいのところですね



徹底した権威活用の広告

2016-03-12 | 社会
広告に著名人や組織など権威を活用するのはよくある。
今日みつけたのは、
「東大生107名を使った実証実験」でLED照明のほうが一般光よる優れているというもの。それだけでなく、TV著名人学者による監修、とある。
ここまで権威を使った広告もめずらしい
思わず、笑ってしまった。
それにしても、よくぞ、ここまで徹底して考えるもの



愛着(attachment)」心理学基本用語

2016-03-12 | 心理学辞典
◆愛着(attachment)

サルや人の新生児において観察される、母親とのもっぱら身体的接触を介して得られる情緒的一体感のこと。乳幼児期での、母子分離による施設などでの養育には、この点に十分な配慮をしないと、施設病(hospitalism)とよばれる発達障害の発生が懸念される。逆に、この時期の十分な愛着経験は、後々の安定した世界観の確立に寄与するとされている。