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安全工学からのヒント

2012-02-17 | ヒューマンエラー

8回 安全工学からのヒント (2009.03.21)

安全工学では、工業技術として、ミスが事故に繋がらないような
様々な仕掛けを作りこむ工夫をしている。

これらの工夫は、うっかりミスをなくすために非常に参考になります。

1.フール・プルーフ
危ないことはやりにくくする。
作業するときに安全装置をはずさないと作業が出来ないようにする。

2.インターロック
順序通りにやらないと働いてくれない。

3.ロックイン
割り込みは受け付けない。
パソコンのディスクへの書き込み時に、他の作業を受けつけなくなるのはロックインの仕組み。

4.ロックアウト
危ないところには入れないようにする。
立ち入り禁止にする処置などは、ロックアウトの仕組み。

5.多重防護
二重三重の保険をかける。
ひとつミスが起こっても、次の安全策で被害を広げないようにする仕組み。

6.フェイル・セーフ
バックアップを用意する。うっかり忘れてもバックアップできるような仕組み。

7.フェイル・ダウン
不具合が起きたらまず止まる。

8.アフォーダンス
自然に適切な行動となるよう導く

出典

「ミス」をきっぱりなくす本 (成美文庫)

海保博之著


ぼんやり運転

2012-02-17 | 心の体験的日記

走りやすいい1本道

一番気をつけなくてはいけないのは、ぼんやり運転

追突の危険である

いつも車間距離を大きめにとるように心がけているが

これだけでは無理

考えごとをしない

緊張を低下させない

しかし、難しい

老化との関係もありそう

運転をいつやめるかも視野にいれて

安全運転を

 


授業満足度

2012-02-17 | 教育

 

今日は恒例のファカルティディベロップメント研究会

そこで健康・スポーツ心理学科の石崎教授の報告がおもしろかった

いや、かなり深刻な内容のプレゼンだったので、その一部を紹介してみる

消費者としての学生にとって授業満足度とは

・わかるための努力が最小の授業

・単位がもらいやすい授業

・ノートとりなどの面倒のない授業

・テキスト代な金銭負担のない授業

・楽しい授業

つまり、コストをできるだけかけないですむのが、一番、満足度が高い授業

という傾向がないだろうか、という内容

うーん、思い当たるふしがある

 


ウイークタイ「名言の心理学

2012-02-17 | 名言の心理学

ウイークタイ(weak tie)つまり弱い結びつきでつながっている人からは、

身近にない新しい情報が得られる可能性が高く、

いい就職先が見つかる可能性が高い。----

日本人は、弱い結びつきでできている人間関係を

作るのに慣れていない。

(山岸俊男「リスクに背を向ける日本人」現代新書より

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岩波書店が、紹介者のみ応募可能として物議をかもした。

数人の採用に、数千人もが押し寄せる状況をなんとかしたい

との採用者側の都合であろう。

しかし、この名言は、日米を比較して、

日本人は、ストロングタイになれているため

こねというとすぐに大げさに考えてしまうのに対して、

アメリカ人は簡単に相手に紹介するが、それで何か責任を負うとか

つよくこちらの意向を通してほしいという気持ちはないのだそうだ。

紹介先での自律的な判断にゆだねるのだそうだ。

この弱い結びつきが、求職などのセーフティネットとして

機能しているらしい。

ストロングタイは自律心を奪う

ウイークタイは自律心を前提にした成熟したつながりを生む

 


成長度チェック

2012-02-17 | 教育

文科省、

、次々と大学にパンチを繰り出してくる

いつ頃か、大学の自治 なんてどこかに飛んでいってしまった

法人化したら、もはや人事(副学長の一人は文科省からが常態化)も

教育、研究の内容にも積極的に介入

大学もものすごく変わった

総体的には、いい方向に変わったと思う

それにしても というものもある

今回の成長度テスト構想

大学に入ったときから卒業するまでに

思考力、コミュニケーション力など社会で必要とされる

基盤的な能力がどれくらい伸びたかを評価する

何が問題かというと、

こういうテストが行われることになると、

そのテストの点数をあげるための授業をカリキュラムの中にいれる必要がある

本来は、普通の内容の授業をまじめうけていれば、自然にみにつくはずの

能力なのだが、それができない層の学生には、

直接テストの点数が上がる内容で訓練する必要がある

大学評価がこの成長度で評価されるようになるから、

各大学は必死で、やる

 

王道は、繰り返すが、大学の専門教育をしっかり学ぶ中で陶冶される

能力こそ、大事。それが成長のあかし。

若者の成長は安易なテストではかられるものではない

 

 

 


「第1回テクニカルコミュニケーション学術研究会」のご案内

2012-02-17 | わかりやすい表現

弟子筋の島田君から、以下の案内がきました

ふるって参加してください

島田先生は

「わかりやすさとコミュニケーションの心理学」朝倉実践心理学でも

分担執筆してます

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> 「第1回テクニカルコミュニケーション学術研究会」のご案内
>
> 情報通信技術の継続的な発達により、テクニカルコミュニケーション(以下、TC)
> の重要性がますます高まっています。この中で、TCを学術的研究に位置づけ、確
> かな知見に基づいた、よりよいTCを提供する必要があると考え、TC学術研究会を
> 企画しました。今回は、TCに関する学術的研究を行っている研究者からの話題提
> 供と、TCの学術的研究に関するシンポジウムを予定しています。TCに関心のある
> 実務家、研究者、学生など、どなたでもご参加可能です。ご参加お待ちしていま
> す。
>
> ※最新情報、お申し込み方法等は、以下のTC学術研究会ホームページをご覧くだ
> さい。
> http://www.keyton-co.jp/tc/
>
> 記
>
> 日時: 2012年3月3日(土)13:30~17:00
> 場所: 早稲田大学早稲田キャンパス
> 早稲田大学22号館早大インターナショナルセンター502教室
> (22号館は北門に面した道路沿い、北門から徒歩1~2分程度の建物です。)
>
> 内容:
> (1)研究発表1
> 島田英昭(信州大学)
> 「読みたい!」と思わせるマニュアルの心理学的研究
> (2)研究発表2
> 三波千穂美(筑波大学)
> 大学におけるTC専門教育カリキュラム展開の可能性
> (3)シンポジウム
> TCの未来に学術的研究は必要か?
> 司会:森口稔(フリーランサー)
> パネラー:島田英昭(信州大学)、三波千穂美(筑波大学)、高橋慈子(株式会
> 社ハーティネス)
>
> ※終了後、別会場で懇親会を予定しております。
> ※参加費:1000円を予定(資料代、研究会準備費用として)
> ※お問い合わせ先:
> 島田英昭(信州大学)
> tc-info (at) shinshu-u.ac.jp
>
> 以上
> ---


メタ認知能力の向上方法「自己モニタリング能力」(

2012-02-17 | ヒューマンエラー

メタ認知能力の向上方法「自己モニタリング能力」(2009.03.01)

前回は、メタ認知能力について、簡単に説明をしましたが
ミスを防ぐためには、メタ認知能力を向上させることが必要です。

メタ認知能力を構成する2本の柱は、「自己モニタリング能力」
(自分の心を知る能力)と、「自己コントロール力」
(自分の心と行動を制御する能力)です。

「自己モニタリング能力」を高めるための3つの方法を紹介したい。

1.「こころの日記」を書く習慣を持つ
「自己モニタリング能力」を高める上で大切なことは、反省と内省です。
ミスについて日記を書くことで、気持ちの客観化を行い深い自己洞察を行うことが可能になります。

2.ミスの体験を生かす
ミスを体験したときに感じる「なぜ?どうして?」という気持ちを
1
日の終わりに振り返ってみて、明日からの活動に生かしてみる工夫を考えてみることです。

3.心理学用語や知識を豊富にする
誰もが自分の心を語る「言葉」をそれなりに持っている。
だいたいの人は今の自分の感情をそれなりに語ることが出来る。
自分の心の動きを適切にしり、さらに語ることことが
出来るようになるためには、科学としての心理学の語彙と知識を増やしていくことです。

次回は、メタ認知能力のもうひとつ
「自己コントロール力」を高めるための方法を考えてみたい。

出典

「ミス」をきっぱりなくす本 (成美文庫)

海保博之著


感動する日常

2012-02-17 | 心の体験的日記

東京成徳大学観光文化学科主催

フォトコンテスト あいさつ

受賞された諸君、おめでとうございます

写真をとる

それも受賞するような写真をとれる諸君が実にうらやましい

なぜなら、それだけ日々、感動を体験できるからです

シャッターを押させるもの

それは、感動です

たくさん感動できる日常が積み重なれば、

それは、人の何倍もの人生を生きれることにもなります

これから写真を撮り続けてください