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内容と方法と熱意

2010-10-27 | 教育
内容と方法と熱意

大学の授業に限らないが、吉田章宏氏によると、内容と方法と熱意の観点からみることができる。

義務教育では、内容は学習指導要領でかなり厳しく規定されている。もっとも、最近では、文部科学省は、これは最低基準に過ぎないと言うようになってきているが。
大学では、教える具体的な内容にはまったくといってよいほど制約がない。アカデミック・フリーダムの伝統があるからである。あるのは、その講義が置かれるカテゴリーによる緩い制約である。「教職の中の」教育心理学と「心理学の専門コースの中での」教育心理学とでは、授業のねらいが異なるので内容も異なるはずであるが、どう異なるかは担当教官によって異なる。
昔は、教員帝国主義で、誰がどんな授業をするかはまったく教員に任されていて外からはうかがい知ることができなかったが、最近では、シラバス(講義概要)作成が普及して、講義内容もかなりオープンになってきた。それとともに、カリキュラムの体系も少しずつ整備されてきた。
いずれにしても、自分の研究直結の内容の講義をするのが、教員にとっても学生にとっても一番好ましい。しかし、そんな講義だけで済ますことができるほど、いかに大学とは言え、甘くはない。
教養的な講義もしなくてならない。こういう時は、自分の専門から遠い内容の講義になる。当然、講義内容の勉強も必要になるが、さらに、こうした授業では、講義技術にも意を払わないと、授業が成り立たないことがある。

されどわれらが日々

2010-10-27 | 心の体験的日記
柴田翔著
捨てようとした本の中から出てきた
1964年発売
自分の学生頃の話
ポスト安保世代の若者の恋愛小説
実にまじめな世代
実によく考える世代
考えすぎて挫折する人と妥協する人
かつて夢中で読んだことを思い出しながら
ゆっくりと読めた

これがあるから本は、捨てられない