指針1「ビジュアル表現を使う」
たとえば、「用紙送りキーを押してください」と文章で指示したとする。しかし、キーボードのどこにそのキーがあるか、どのように押すのかが、この文章だけではわからない。しかし、これを、例1のように、テクニカル・イラストを使った表現にすれば、たちどころに、キーの場所、押し方がわかる。
なお、ビジュアル表現は操作説明には、なくてはならないが、それだけでは必ずしも十分とは言えない。ビジュアル表現には、読み手による解釈の自由度があるため、伝えようとする情報だけを伝えることができないことがあるからである。図の説明(キャプション)を言葉で入れるように、マニュアルでも言葉による説明も併用することになる。