心の風景 認知的体験

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マニュアル

2008-01-23 | わかりやすい表現
マニュアル  
マニュアルに従いながらそこから脱却する
ポイント********************************
1)手順化すれば、誰でもそこそこの水準の仕事はできる。
2)手順の土台にある暗黙知を身につける
3)仕事師の仕事を見て学ぶ機会を増やす ****************************************

●手順化の意義  マニュアルには手順と手順書/取扱説明書の意味とがある。手順あっての手順書であるから、両者は一体である。  頭の中でする仕事も含めて、仕事をするには手順が決まっている/決められていることが多い。したがって、手順通りにやれば、誰でもが「それなりに」目標に到達できる。これが手順化の意義の一つ。取扱説明書がこれをねらっている。  手順化のもう一つの意義は、決められた通りのことだけをするべし、余計なことをするなという作業に制約をかけることである。とりわけ、法律的な厳しい規制などがあるところでは、違反行為を防ぐために、こういう形で手順化が求められることになる。なお、最近は、やや違反行為が目立ちすぎるのが気になる。手順の守り方なる手順書(メタ手順書) が必要のようである。

●手順化の背景にあるもの  手順化できるのは、明確に言葉で表現できる世界である。しかし、その背景には、いわく言い難しの世界があるのが普通である。これを、形式知と暗黙知として区別することがある。  同じ手順に従った仕事でも、熟練した人のほうが、仕事の質が高くなるのが普通である。手順としてはっきりと形にされた知(形式知)としては表現できない、膨大な暗黙知に支えられて行なわれているからである。これが、その仕事の文化を作り出しているのである。  「最近の若者(素人)はマニュアル人間。言われた通りのことしかしない」という熟練者のいらだちは、もっとなところがある。  しかし、熟練者もはじめは「最近の若者」の一人だったことを思えば、そのいらだちをもっと積極的な方向に向けたいものである。

●手順から脱却する  仕事を学ぶときには、手順だけからでは限界がある。暗黙知の中に埋もれている仕事の知恵、ノウハウをも学ぶことが、どうしても必要となる。  そのためには、まず第一に、学ぼうとする意欲がなければならない。そのためには、逆説めくが、教えすぎないことである。教えなければ知りたくなるのが人間の常である。「技を盗む」くらいの意欲が沸くような状態にしなければ、だめである。  その上で、仕事のエキスパートと一緒にいる時間を増やす。ただ一緒にいるだけでも、そこから何かが学べる。暗黙知がはからずも表にでるのは、エキスパートの何気ない素振りや一言だからである。伝統技能の習得の場では、弟子入りして師匠の身の回りの世話をしながら技能を学んでいるのも、師匠の暗黙知が顕現する一瞬に立ち会うためである。  そして、エキスパートの真似をすることになる。これについては、第17回「模倣」を参照されたい。   *

**本文59行******
図解*「暗黙知から形式知まで」
********* 図は別添 「解説」 仕事の中には、きちんと言葉で教えることのてできるもの(形式知)と、言葉では言い表すことのできないもの(暗黙知)とが含まれているのが普通である。仕事が高度になるほど、形式知と暗黙知との乖離が大きくなる。そんなところでは、手順化は仕事の質を高めることにはあまり貢献しない。
**************************************** 図解*」暗黙知と形式知とを比較してみる」* 表は別添 (野中郁次郎・紺野登「知識経営のすすめ」 (ちくま新書)より)

「解説」 暗黙知と形式知とは固定された分類ではない。暗黙知から形式知への知の移行は、教育・研修の場だけでなく、学ぼうとする意欲がある者は、エキスパートの仕事の模倣から自らでその移行を行なっている。なお、形式知から暗黙知への移行もごく普通にある。手順を意識しなくとも仕事ができるようになったときが、それである。

東京成徳大学 応用心理学部 福祉心理学科

2008-01-23 | 教育
カリキュラムの特徴
本学科では福祉心理学にかかわる基礎的な知識と実習の学びからはじめて、
皆さんが社会に出てすぐに力を発揮できるように、
高度な実践知識とケアスキル、さらに、福祉マインド
を身に付けられるようなカリキュラムを用意しています。
また、社会福祉士と精神保健福祉士の国家試験合格、および、教職免許取得への支援、さらに、福祉関連の就職支援にも万全の対策をとっています。

何もしない福田政治

2008-01-23 | 心の体験的日記
国会答弁、記者会見
すべて、福田総理が何を言うか
あらかじめわかってしまう
今日の記者会見、彼が言う前に
言うことを家内の前でまねをしてみたら、
本当にそのとおりのことを首相が言った。
この未曾有の株価下落にもかかわらず、「冷静に」はないだろうって。

常識人の枠をかたくなに守る首相
それだからこそ支える官僚
これは、まずいよ。
日本沈没もあちこちでその兆候があると
いうのに。

写真 これじゃ不幸の招き猫になっちゃうぞー

留学生はがんばる

2008-01-23 | 心の体験的日記
昨日、後期一発目の試験
留学生が40%くらいのクラス
時間前に出すのは、日本人学生
時間ぎりぎりまでがんばるのが留学生
ちょったフライング気味のところも
みられたがご愛嬌。
彼らのがんばりはすごい。
日本人は負けるねー

日本の福祉の危機

2008-01-23 | 心の体験的日記

日本の福祉の人材養成は今、最大のピンチ
① 人が集まらない
  経済好調で人材をそちらに採られてしまう
  給料水準が低い
  3K(きつい、きたない、危険)
② 2大国家資格が生かされない
  社会福祉士、介護福祉士の資格をとっても、業務独占ではないので、
    十分な処遇をされない
  合格率が異常に低い

今日の一冊

2008-01-23 | 心の体験的日記
島井哲志編「ポジティブ心理学」ナカニシや出版

必要に迫られてこの関係の情報を集めていて入手した本
セリグマンが提唱してまだ10年くらい
日本でもこれほどのレベルの研究者がいたのかー
とびっくり仰天
新しい流れになるだろう
「病理モデル」から「幸福モデル」へのコピーもよい