日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

「皇室や文化庁 京へ移転を 首都バックアップ検討委」 読売新聞

2012-06-06 07:40:20 | 日月神示の実践

<読売新聞より転載>

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皇室や文化庁 京へ移転を 首都バックアップ検討委

 

 災害時の首都機能バックアップに関する検討委員会が30日、上京区で開かれ、京都が受け持つことができる機能について、皇室の居住や文化庁の移転などとする中間報告がほぼまとまった。近く、国に提案する。

 検討会は府や京都市、学識経験者らで構成。機能を受け入れるエリアとしては、京都市中心部と桂イノベーションパーク、らくなん進都、学研都市を対象としている。

 検討会では、京都は首都圏と同時に被災する可能性が低く、地理的にもアクセスしやすい利便性があることを確認。その上で、京都御所や京都迎賓館があることから、皇室の人々の居住や儀礼の実施を受け入れやすいと判断した。また、文化庁や観光庁の移転、国会や首相官邸の代替施設となる可能性があるため国立京都国際会館の機能を強化することも国に提案する。

2012年5月31日 読売新聞)

<転載終わり>

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 東京で関東大震災クラスの地震が発生した場合には、当然ながら首都機能はマヒします。その時のバックアップ機能を京都に構築しようという計画があるそうです。天皇も京都御所に移転されることになるようです。徳川家の江戸城跡に天皇が住まわれるより、確かに京都御所の方が似合うように思います。

 京都は大地震や津波などの巨大災害はほとんどありませんし、新幹線が通っていますので交通の便は良いので、バックアップ候補地としてはよいと思います。ただ、東日本大震災の例にもあるように、1000年前に巨大地震が起こっているかも知れないと思い、一応調べてみると、1830年に京都地震というのが起こっていました。

 マグニチュード6.5(1830年の地震をどうやって調べたのかは解りませんが)の規模で、死者も280名いたそうです。現代の耐震基準をクリアした建物であれば、被害はあまりないと思いますので、京都は比較的安全だと思います。ただ、阪神大震災のように、地震は、来ないだろうと安心している場所に起こりますので、100%安心はできませんが。

 このような動きも「ガイアの法則」通りの動きに見えます。明石や神戸、大阪、京都などの関西地域がいずれ世界の中心になるという法則ですが、少しづつ近づいているように思います。

 

 

京都地震

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 
移動: 案内, 検索

京都地震(きょうとじしん)は、1830年8月19日文政13年7月2日)に発生した地震京都大地震とも文政京都地震とも呼ばれる直下型地震で、京都市街を中心に大きな被害を出した。

概要 [編集]

震源地は、京都府亀岡市付近であったと推定されている。地震規模はM6.5と比較的小さいが、京都市街地を襲う内陸型の地震であった、建物の倒壊が相次ぎ死者280人[1]、負傷者1,300人を数えた。甲子夜話の記述では、市中の二階建ての建物はことごとく倒壊し、土蔵なども大きな被害を出したと伝えている[2]。著名な建築物や寺院も例外ではなく、二条城のほか興正寺など多数の建築物が被災している。

・wikipedia

 

・読売新聞


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南ヨーロッパでの投資金は完全に絶望視されている25のサイン

2012-06-02 07:24:53 | 政治・社会

<Rockway Expressより転載>

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崩壊するかユーロ圏?

◆5月31日

 ギリシャから資金が逃げている。と言うより南欧から北欧に逃げているというほうが正確のようだ。PIIGSといわれた、ポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペインは、アイルランドを除けば南欧諸国だ。この諸国がいよいよ揺れだしている。これにつられて中国もぜいたく品などから値下がり傾向が著しくなってきている。ようするにバブルが弾け出しているのだ。穏やかな世界は今年いっぱいと見た方がいいようだ。

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●南ヨーロッパでの投資金は完全に絶望視されている25のサイン
http://theeconomiccollapseblog.com/archives/25-signs-that-the-smart-money-has-completely-written-off-southern-europe
【5月28日 Michael Synder - The Economic Collapse】(部分訳)

 金融問題を見る際には「投資金」の言う事を聞く事が重要だが、投資金がどうなっているのかを見る事はもっと重要だ。この惑星上の超富豪と金融機関を経営している者たちは、金融界で実際に起きていることに我々よりずっと精通している。しかし我々が彼らの動きを見れば、将来何が起きると彼らが考えているかを知る事のできる手がかりを得る事ができる。

 現在、資金は南ヨーロッパから出て北ヨーロッパへ入っている。いくつかの大企業はギリシャで日中稼いだ金を毎晩引き出している。金融界の上層部ではギリシャのユーロ圏離脱は「不可避」とみなしている事、また残りの南ヨーロッパ諸国の多くも負け戦であると考えていることがますますはっきりしだしている。残念だが南ヨーロッパでの金融崩壊が新しい世界的不況を引き起こす引き金になるだろう。 

 警告となるあらゆる兆候があったのだが、2008年に金融危機が起きると考えていた者は殆どいなかった。しかしそれは起きた。今や、あらゆる兆候があるのだが、もう一回「リーマン・ブラザース」型の危機がやってくると考えるものは殆どいない。

 悲しいかな、殆どの人々は間に合わなくなるまで真実に向き合おうとはしないものだ。以下は、南ヨーロッパでの投資金が完全に絶望視されていることを示す25のサインである。

 1.ロンドンのロイズはユーロ圏の崩壊に対処する準備を進めている事を公式に認めている。
 2.ニューヨーク・タイムズ紙によれば、世界的な法律事務所が顧客に対して全ての現金とその他の流動資金をギリシャから引き上げるアドバイスしているという。
 3.CNBCによれば、多くのヨーロッパの金持ちが南ヨーロッパにある銀行から金を引き出し北ヨーロッパに送っているという。
 4.フィラデルフィアの連邦準備銀行会長のチャールス・プロッサーは、連邦準備銀行はファンドに対してヨーロッパに対する投資を減らすようアドバイスしていると言っている。
 5.スペイン国債の利回りは非常に重要な7%に向かっている。
 6.ギリシャで操業している多くの多国籍企業は毎晩のように資金をギリシャから引き出している

 7.ドイツ銀行重役ののユルゲン・フィッチェンは、公的にギリシャは「破綻国家」だと宣言した。
 8.スイス中央銀行総裁はユーロ圏の崩壊にどう対処するかという問題でスイスが「アクション・プラン」を作成中だと認めた。
 9.ヨーロッパ委員会は全メンバー国家に対してギリシャのユーロ離脱に対応する為のコンティンジェンシー計画(不測事態対応計画)を作成するよう督促している。
10.PIMCOのCEOのモハメド・エル・エリアンは、ギリシャがユーロを離脱する事は「恐らくは避けられない」と言っている。
 
11.スペインの株価は岩のように転がり落ちている。
12.スペイン銀行の帳簿にある不良債権の割合は18年間で最悪となっている。
13.25日の晩になってスペイン政府は、巨大銀行のバンキアが190億ユーロの救済が必要になるだろうと発表した。
14.スタンダート・アンド・プアーズは25日、スペインの5行をジャンク基準に格下げした。
15.ムーディーズは5月17日にスペインの16行に対する格下げを行っている。
16.テレグラフ紙によると、苦悩の中にあるヨーロッパの銀行は作成中の秘密計画の一部としてブリュッセルが掌握し支配されることになるかもしれないという。
17.ソシエテ・ジェネラルのエクイティ・ストラテジー部長のクローディア・パンセリは、ギリシャがユーロを離脱すればヨーロッパの株価は50%ほども落ちるかもしれないと警告を発している。
18.エコノミストのマーク・ファーバーは、新たな世界的不況が来る可能性は「100%」だと警告している。
19.ギリシャは市民の動向のため今経験している問題点があることをあげつらう傾向が出てきている。以下はIMFの専務理事のクリスティーヌ・ラガルデが最近のインタビューで語ったものだ。

 「ギリシャに関する限り、税金をいつでも支払わずに済まそうとしている人々の事を私も考えた」
 仕事がなく社会保障も受けられない人々については、「同じように考える。彼らは連帯して助け合うべき。自分たちの税金を支払う事で」
 彼らの子供たちに対しては、「そうね、親に責任があるでしょ? だから親が彼らの税金を支払うべき」
20.テレグラフ紙によれば、メルケル政府閣僚の何人かが、ドイツは「底なしの穴に金を注ぎいれる」ことはしない、と語った。
21.イングランド銀行は今週、世界の中央銀行代表者らによる「秘密サミット会議」をヨーロッパの金融危機に際して開催する予定である。
22.ゼロ・ヘッジによれば、ドイツの主要新聞が、ギリシャがユーロ圏を離脱する事は「確定事項」だと報じている。
23.CNBCによれば、必要時のために、新ドラクマの印刷と配給が静かに進行しているという。
24.シティバンクのチーフエコノミストのウィレム・ブイターは、ギリシャ政府が発行するいかなる通貨も「たちまち60%下落」するだろう、と警告している。
25.ロイターは、計画メモなるものが存在し、それにはギリシャはユーロ圏からの離脱の「道を和らげる」ために、500億ユーロまでの資金を受け取れる事が示唆されていると伝えている。

 もしギリシャがユーロ圏を離脱すれば、残りのヨーロッパが負担する事になる額は天文学的なものとなる。以下はジョン・モルディンの記事からのものだ。

 情報に通じた人々や機関におけるヨーロッパの将来に関する議論が白熱している。ユーロ圏の崩壊は、ギリシャの離脱を許すとしてもあまりにもコストが高すぎて、起こすわけには行かないだろう。概算で1兆ユーロが、ギリシャの離脱だけでヨーロッパの銀行、政府、企業に降りかかってくる。スペインとイタリアの金利負担を持続可能レベルに維持するだけで数兆ユーロかかる。年金や保険積立金は言うまでも無い事だ。だとすれば、ギリシャの離脱のコストが1兆ユーロだとすれば、スペインやイタリアの離脱ではどれほどになるのか?

 以前書いたように、ギリシャの離脱は銀行の取り付け騒ぎを引き起こし、既にスペインやイタリアで起きはじめている。

 ヨーロッパの問題は単なる政府の債務問題ではない。真実は、ヨーロッパ全体の金融システムがメルトダウンの危機に瀕している事である。

 残念だがこれを解決する事のできる総体的な回答は存在しないので、事態はますます悪化するばかりである。

 何回もこの問題を指摘してきたように、次の経済崩壊はヨーロッパで始まるだろうが、これは世界全体に深刻な影響を与えることになる。

<転載終わり>
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 今朝の新聞の一面に「ユーロ安 一時95円台」とありました。投資している人だけでなく、出張や海外旅行でヨーロッパに行く方なら95円とはずいぶん安くなったと感じると思います。以前ヨーロッパに行った時に円をユーロに交換しましたが、120円~130円くらいが多かったです。でも、昨日は何と95円でした。ギリシャのユーロ離脱の問題だけでなく、スペインの金融不安などもあって、一気にユーロが売られたようです。その影響もあって、昨日はニューヨークダウも274円下げました。かなり荒れてきていますが、またユーロやドルを大量に刷ることになると思います。
 
 Rockway Expressさんも今年いっぱいは平穏だろうと予測されていますが、たぶんそうだと思います。副島隆彦さんが先月ひふみ農園赤城に来られた際に、私は直接副島さんに質問しました。日本及び世界経済は今年後半から崩れるのではないでしょうかと。その答えは、今年後半はぐずぐずしながらも何とかもつでしょう。本番は来年ですと言われました。あくまで予測ですから外れるかも知れません。(自分で予測するのも面白です。)
 
 私がいつも思うのは、「自由も共産も共倒れ」、「神の国、二度つぶれたようになるぞ」という神示です。この神示はまだ実現されていませんが、いずれそうなるだろうと思っています。神の計画も多少は、ズレると神示にありますから、時期に遅い早いはあるということになります。2008年のリーマンショックでは相当のダメージがありましたが、神示にあるような「つぶれたようになる」という状態ではないことが解ります。ということは、リーマンショックなど比較にならないほどの変化が起こるということと取れます。これも良い世の中に変わるためには必要ということです。グレンと引っくり返るということは、今までの社会経済システムの基礎を残したまま、良い世の中に修正するのではなく、根底から変ってしまうということだと思います。一時的には相当の苦労があると思いますが、ミロクの世を実現するには一時的な苦労は致し方ないことです。
 
*今日は福島で中矢代表の講演会があります。これから東京駅でひつき仲間と合流し、新幹線で向かいたいと思います。福島県の方々が大勢参加されますので、いろいろなお話しができればと思います。福島の方々は何を想い、何を考えているのかを教えていただければと思います。何も支援などできませんが、せめて福島に行き、放射能が全く問題ないことを皆で再確認したいと思います(何度も確認済みですが)。普通の人はあまり福島に行きたがらないのですが、今日の講演会と明日の田植えには、20代、30代の若い方もかなり来てくれます。福岡やハワイから来てくださる方もいます。ただ、他の日本弥栄の会のイベントよりも参加者が少ないのは、会員の中でも放射能が怖いと思っている人もそれなりにいるということかも知れません(調べたわけではないので憶測ですが)。
今日も快晴です。いつものように、元気に行きましょう!
 
 
 
 
 

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新刊『2013年 株式市場に答えがある』まえがき 朝倉慶氏

2012-06-01 05:39:02 | 船井幸雄氏

 <船井幸雄.comより転載>

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新刊『2013年 株式市場に答えがある』まえがき

 「欧州各国民が私達を見ている! 緊縮から脱したいのだ! あなた方が原動力だ!」
 フランス大統領選で勝利したオランド候補は観衆の歓喜に応えたのです。
 「緊縮政策なんてまっぴらだ!」フランスに限らず欧州全域で政策転換を求める嵐のような勢いが盛り上がっています。

 一方ギリシアの選挙では急進左派の政党が大躍進、「ドイツの言う事ばかり聞くな!」との国民の怒りを一気に吸収した形です。「国民の痛みをやわらげる、ドイツとは再交渉だ!」と訴える急進左派連合のツィプラス党首は大人気です。
 実際、国民の怒りももっともです。ここ数年、南欧をはじめとして欧州各国は緊縮策の連発で財政再建、健全財政を目指してきたのですが、一向に経済は上向かず、いつまで経っても成果が出てこないのです。

収まってはぶり返すユーロ危機への対処策は・・・?
 ドイツを除いて、欧州周辺各国はほとんど例外なく、債務残高の対GDP比は、危機発生前の水準を上回っています。財政再建を叫び、それに耐えているのにもかかわらず、その効果はさっぱり出てこないのです。出てこないどころか経済は各国とも悪化する一方、国債の利回りは上がる(価格低下)、金利負担は増えるし、失業者はますます増大してきています。問題となっているスペインやギリシアでは若者の失業率は50%を超えてきているのです。
 「これ以上緊縮策を続けても未来はあるのか!」
 民衆の苛立ちは当然でしょう。しかし市場は冷淡で残酷です。緊縮策を放棄するのであれば、ばら撒きです。いったいユーロ圏のどこに財政出動を行う資金があるのですか? ギリシア国民は緊縮策は嫌だという。しかしユーロには残りたいという。そんなわがままをドイツを中心とした北部欧州諸国が許してくれると思いますか? これ以上、ドイツ国民の資金をギリシア国民のために拠出させろというのですか? 先日、ギリシアの借金を7割も減額してやったばかりでしょう! それでも足りないと言っている、そんな法外な要求にいつまでも付き合ってはくれないでしょう。

 収まってはぶり返し、収まってはまた規模を大きくして襲いかかってくるこのユーロの危機、どうやって処方するのですか?
 「大丈夫ですよ! 今まで通りやりましょう。魔法の杖を使いましょう。昨年の12月もあれだけの危機だったのに一気に収まったではないですか! 魔法の杖の出番ですよ!」

 昨年12月、もうユーロは崩壊と思われたその瞬間に、さっそうと現れた新しい救世主、ECB(欧州中央銀行)のドラギ新総裁はまさに大盤振る舞いよろしく、107兆円という膨大な額を域内の銀行に投下して危機を収めたのです。
 「この手があるでしょう! 魔法の杖は健在です!」 危機なんてお金を刷れば一発で解決です!

 「QE3(=Quantitative Easing 3 量的金融緩和第3弾)はまだか!」
 市場関係者のFRB(米連邦準備制度理事会)を見る目は常にこの一点です。
 リーマンショック後、見事に危機を収めたバーンナンキ議長は英雄です。何をしたかって? QE1(=Quantitative Easing 1 量的金融緩和第1弾)でお金を刷りました。そのお金で住宅担保ローン証券を買い取りました、そして米国債を買い取りました。「よくやった!」とりあえず危機は収まった! ところが1年でまたおかしくなると、今度も「魔法の杖だ」と、QE2(=Quantitative Easing 2 量的金融緩和第2弾)の出動、米国債を大量に購入しろ、と8ヵ月にわたってドルを刷り続けたのです。おかげ様でQE1、QE2とドルを印刷するたびに株価が反応、この好調な株価をベースにして米国経済は復活模様です。

迫りくるインフレ
 「魔法の杖は健在です!」お金さえ刷れば何でも解決です。
 「いつまで経ってもデフレじゃないか!」「バーナンキとドラギを見習え!」「何でお金をもっと刷らない! 魔法の杖を使え!」
 欧州や米国でしきりに魔法の杖を使っているのに、日銀は使っていないというのです。日銀からすれば「そんなことはない、日本国民の皆さん、私達はもう2000年からみれば10倍以上の国債買い取りを行っているのですよ。もう勘弁してくださいな」と言いたいかもしれませんが、そんな言い訳は許してくれません。
 国民はデフレ不況にもう20年も苦しんでいるのです。「なぜ魔法の杖を使わない! クビにするぞ!」ついに国会議員はいきりたってきました。
 言うことを聞かないなら日銀法改正です。「目標を達成できないのであれば、責任を取らせろ、当たり前のことだろう!」というわけです。
 欧州も米国も日本もそして世界も、あらゆる市場関係者も常に視点は、「魔法の杖を使うのか、使わないのか?」に釘づけです。中央銀行というマネー製造機関に頼るしかありません。
 にわかに続くこの勢いに、ふと正論が発言されます。そして日本では報道されず、海外メディアの一部に小さく載るのです。
 「中央銀行が国債の買い入れを通じて、最終的に際限のない資金供給に追い込まれれば、この膨大な通貨供給の帰結は、歴史の教えに従えば制御不能なインフレである!」
 ワシントンでの白川日銀総裁の発言です。
 日本の今年の国債の買い取り額は40兆円、一方で今年の新規の国債発行額は44兆円です。いやいやながら国債を買い続けている日銀ですが、もう毎年の日本の膨大な発行全てを買い取るまでにその量を拡大してきているのです。それでもご存じのように「足りない!」と国会でつるし上げにあっています。
 完全なる感覚麻痺、いったいどこまで、「魔法の杖」マネー製造装置の中央銀行が機能できると思いますか? 「インフレなんて全く来ないじゃないか!」 その通り、しかしいつか確実に来るのです。それも何かのきっかけで突如爆発するのです。それが世界の歴史です!
 世界一の投資家と言われる全米の尊敬を集めるウォーレン・バフェットは「債券など通貨に関連した資産はもっとも危険だ!」と警告を発しました。バフェットが言うには今の世界中の金利は安過ぎるというのです。そしてやがて金利上昇(インフレ)が訪れるというのです。その時、現金や国債などで資産を保有している人は実質価値を大きく失うだろう、と警告したのです。
 2012年に入って世界中の株価は大きく上昇してきました。日本の株をはじめ、まさに上昇転換したのです。4月、5月と欧州危機の再来で再び波乱含みとなってきています。
 しかし世界の基本的な潮流は変わりません。「魔法の杖」を持つ中央銀行に頼るしかないのです。大不況に見える世界経済ですが、ニューヨークダウは史上最高値まで10%もありません。新興国は軒並み金利引き下げラッシュです。繰り返しますが、日銀も更なるマネー供給を続けるしかないのです。これらの流れは必ずや株式市場を刺激してくることでしょう。そしてその第一弾が今年から始まってきているのです。いよいよ現金はその実質価値を失うインフレが迫ってくるのです。どのように生き抜くか? 答えは株式市場にあるのです!

 <転載終わり>

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 朝倉さんはこの4年間、「いずれデフレが反転して、激しいインフレになる」といい続けて来られました。しかしながらそのときはまだ来ていません。相変わらず日本はデフレのままです。今週何気なく新聞の折込チラシを見てびっくりしました。32型液晶テレビが17,800円でした。桁が違っているのかと思うほどの安さです。エアコンは29,800円でした。特に家電は安さが目立ちます。

 理論的にはこれだけお金を刷っていれば、いずれはインフレになるだろうと思いますが、実際は20年間デフレのままです。最近は原油も安くなってきていますし、穀物も下落しています。この3年間、食糧危機が叫ばれていましたが、今は危機的な兆候はあまり見られません。こうなると、普通はこのままデフレが続くと思うはずです。誰でもそう思うのではないでしょうか。

 リーマンショック以降、あれだけお金を刷っているのだからインフレになるだろう、と考えていましたが、現実は反対でした。ただ、最近の日銀はお金を更に刷っていますので、インフレへの反転はいずれ起こるだろうと思います。インフレになると、、不動産も上がります。当然食料や日用品も値上がりします。20年間デフレの中に居ると、土地やマンションが値上がりするとは考えにくいですが、インフレに反転すればそうなるはずです。

 2012年12月21日から23日までに大激変が起こると考えている人も多いですが、実際は何も起こらず、「普通」が続くのかも知れません。副島さんは今年は何も起きない、と言われていますが、1999年のノストラダムスの時と同じで、結局何も起きないのではないかと思います。天災は忘れた頃にやって来るのと同じで、劇的な変化というのは皆が予測していると起きないことが多いです。逆に私たち大衆が全く無防備なときに、大きな変化は起こるケースが多いです。かなり皮肉にできています。どうもノーマークの時に、大変化は起こるようになっているようです。2012年12月21日から23日までも何も起きないとすると、皆は「なーんだ。何も起きやしない。」と少々嘲笑しながら言うのだと思います。大衆の想いと逆に展開するのであれば、皆がこれからも何も起こらないだろうと思ったときに、起こるのだろうと思います。ずいぶん皮肉なもんですね。

*先週の土日の富士山ツアーはとても得る物が多い良いツアーでした。そして、明日からは福島で中矢代表の講演会とひふみ農園での田植えが開催されます。参加者はあまり多くはありませんが、きっと意味のある講演会&田植えになると思います。明日は関東チームは午前中に東京駅に集合して、新幹線で福島へ行きます。福島で一緒にお昼ご飯を食べて、講演会に参加します。その後、懇親会には福島県の方々も参加されますので、色々と話しをしたいと思います。二次会から参加されるチーム関東の方もいますので、また楽しくやりましょう。20代、30代の若い方々も多いので、田植えはきっと盛り上がりますね。

 また、5月27日には大宮で料理サークルが開催されました。かなり内容は良かったようです。これはまた後日お話しします。それと、富士山ツアーに参加されていた山形のSさんとお話しして、いよいよ東北神社巡りがスタートしそうです。先ずは山形の神社に参拝させていただくことになりそうです。いよいよ東北が動き出してきました。東北人はそうカンタンには動きませんが、動き出したら力を発揮します。楽しくなりそうです。

 

・船井幸雄.com


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