<日本弥栄の会より転載>
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今年の景況を予測する
皆さんは、どのようなお正月休みを過ごされましたでしょうか。
年末年始にもかかわらず、仕事だった方もいらっしゃるでしょう。ご苦労様です。
私も忙しく過ごしましたが、1月3日は、また一泊で福島県須賀川市の温泉宿に家族で行ってきました。
相変わらずここのお料理は美味しくて、つい食べ過ぎてしまいまして・・・。
いつも書いていますが、とくに福島のお米は、とびきり旨いですよね。
新潟や秋田の陰に隠れていますが、福島のお米とて負けないくらい美味しいです。
温泉にもたっぷりと浸かり、つかの間の骨休みをして参りました。
4日に新幹線で帰ってきたのですが、この日、株式市場では「大発会」があり、日経平均株価が一時、昨年末の終値より300円以上も値上がりして1万700円台をつけたそうです。
米国の「財政の崖」が回避されたこともあったし、ご祝儀相場ということもあったのでしょうが、基本的に景気は大衆の「気」で動くものです。
景気対策としての理論や手法はいろいろありますが、どれもなかなか現実には結びつきません。
大勢の人が晴れやかな気分になり、好況への期待感が湧いてくると、簡単に景気も上向くわけです。
安倍政権に変わったことに対して、市場が好意的に受け止めていることがわかります。
おそらく、株価はしばらく上昇するでしょうし、市場も活気を取り戻すでしょう。
私の得ている情報からして、向こう半年ぐらいは、この流れが続くことになると思います。
しかし、問題はその先。今年の後半です。
世界的な経済変動の大波が来る可能性が高いです。
早ければ、6月ぐらいに第一波が来るかもしれません。
遅くとも、9月末までには来るでしょう。
私は経済の専門家ではないので、詳しいことはわかりません。
ただ、大ざっぱに言うと、今年はそんな流れになると聞いています。
例えて言えば、ジェットコースターみたいなものでしょうか。
ゆっくりゆっくり、上がっていって、ある時点でピークに達すると、あとは急転直下──みたいな。
この振幅を、何とか小さくおさめたい。
ハードランディングからソフトランディングへと、大難を小難にまつり変えたい。
ここでは書きませんが、私も出来る範囲で出来る限りのことはしたいと思います。
一方、『玉響』読者や、このコラムを読んでいる方にとっては釈迦に説法かもしれませんが、サバイバルに備えておくことをお勧めします。
といって、どこかの田舎に逃げることを勧めているのではありません。
買い溜めしておけということでもありません。
ある程度の期間、自給自活できるような準備をしておいた方がよいと思います。
それには、日頃から自分なりにネットワークづくりをしているかどうかが重要ですね。
部屋にこもってネットサーフィンするだけでは、本当のネットワークは築けません。
イザとなったら、やはり人と人とのつながりが、モノを言います。
ご近所づきあいも大切ですね。
金融経済システムが崩壊しようと、べつに世の終わりが来るわけではないんですから、大丈夫です。
粗食であっても食べ物があって、飲める水があって、燃料(エネルギー)があって、雨露をしのげる家があり、着るものがあれば、とりあえず生きていけます。
日月神示によれば、神の国(日本)は神の肉体であり、「いざとなれば、お土も、草も木も、何でも人民の食べ物となるように出来ている」(『夜明けの巻』第2帖)そうですよ。
話は変わりますが、かつて山一証券が倒産した時、精神的におかしくなってしまう社員が出たことを私は知っています。
絶対潰れることなど有り得ないと信じて、企業戦士としてずっと尽くしてきた。
ところが一夜明けてみると、会社が無くなっていた。
それで、何を拠り所にしていいかわからなくなり、心が壊れ、おかしくなってしまう。
企業に勤めたことなどない私は、そんなことで精神が不安定になってしまうという例を目の当りにして、ショックを受けました。
べつに会社が無くなったって、死ぬわけじゃなし、自分自身の力で自由に生きていけばいいのに・・・。
自己責任で自由に生きている私としてはそう思ったものですが、長年企業に身も心も捧げてきた人にとって、会社が無くなるということがどれほどのインパクトをもたらすものか、想像を絶するものがあるようです。
ですから、サバイバルといっても、物理的な面で備えるというだけでなく、気持ちの面で今から備えておくことがいかに大切かということです。
これまでにない新しい発想と生き方で、この大峠を乗り切って行きましょう!