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第52回有馬記念(GI)徹底調教診断!

2007-12-19 22:37:33 | 調教診断

ロックドゥカンブ追加
メイショウサムソン動き良し
ダイワメジャー今秋1番の動き

【ロックドゥカンブ】○ 動きダイナミック
M・キネーンを背に南Pを2頭併せで半マイルから。鞍上との呼吸はピタリで、直線で前脚を高く突き上げ、スッと左手前に替える。四肢を目一杯伸ばしたダイナミックなフォームで余裕残しの手応えで先着。ただ、菊花賞後にビシッと追われたのは1週前と今回だけ。大きな上昇度とまでは。


インティライミ】◎ 攻め強化
DWを単走で。相変わらず顎をグッと引き、掻き込みの強いシャープな脚捌きで抜群の集中力。長めから追われたにもかかわらず、最後もしっかりと踏ん張った。この中間は2週続けてビッシリと追われ、太め残り解消に懸命だ。前走は関東圏での競馬で発汗が目立った。パドックでの落ち着きがポイント。

ウオッカ】◎ 態勢万全
1週前にCWを3頭併せで速い時計を出しているだけに、最終追いは四位を背に坂路を馬なりでサッと。1週前がハードに追われただけに気負いが懸念されたが、リラックスしてリズミカルなフットワーク。全くの馬なりで、見た目のスピード感は今ひとつながらラスト1Fは12秒9。これはフットワークが大きいためで走る馬の証拠。万全の態勢。

【コスモバルク】△ 太め残り懸念
門別ダートで2頭併せの外。追走していたとはいえ、馬なりの相手にステッキが数発入って同入がやっと。時計自体は優秀だが、重心が高く素軽さに欠けた。寒い門別での調整だけに太め残りの懸念がある。

【サンツェッペリン】○ 除々に良化
伊藤直(レースは北村宏)を背に南Pで2頭併せの外追走。3,4角で抑え切れない感じで併走馬の直後まで取り付き、直線で余裕残しのまま先着。四肢を目一杯伸ばして活気のある動き。まだ、ダービー当時の獲物を捕らえる様な雰囲気にはなっていないが、除々に良化している

ダイワスカーレット】◎ 抜群のスピード感
例によって安藤勝を背に坂路で2頭併せ。力強い四肢の捌きで、少し気合いを付けられただけでグイッと先着。スピード感抜群の脚力で、どこまでも伸びそうな感じだった。この中間は3週続けて坂路で53秒台を出し、CWでも2本時計を出している。攻め強化。あとは、初の長距離輸送による精神的なイレ込みだけ。

ダイワメジャー】◎ 動き圧巻
南Wを2頭併せの外から大きく追走する形。直線でかなりの差があったものの、軽く気合いを付けられるとグンと加速。少し内へモタれたが、抜群の脚力で瞬時に突き放した。圧巻。動きはこの秋一番だろう。秋4戦目でも疲れは皆無。有終Vも見えてきた。

【チョウサン】○ 良い意味で平行線
坂路を2頭併せで終い重点。追われると内へモタれていたが、これはいつものこと。相変わらず前脚を強く叩きつけるフットワークは健在。1週前に速い時計を出しているし、良い意味で平行線。

【デルタブルース】○ 態勢整う
川田を背にCWで3頭併せの中。馬体を併せたまま、ラスト1Fで余裕残しのままグイッと先着。例によってゴール版を過ぎても1角まで追われた。前向きな良い走りだった。1週前は案外の動きだったが、日曜日に坂路で半マイル52秒6-12秒8を出しているし、CWでも3本速い時計を出している。プール調教も併用され、大駆けの態勢は整った。

【ドリームパスポート】△ 折り合い不安
高田を背にDWで2頭併せ。3,4角は抑えるのに苦労し、掛かった。ラスト1F手前で肩ムチ2発にステッキ1発が放たれる。馬体を併せて差し切ろうかの勢いだったが、追われてから頭が高く、クビ差遅れてしまった。折り合い面に不安を残す。

ハイアーゲーム】◎ 文句なし
中1週のため、坂路を2頭併せでサッと。手綱を抑えて完全な馬なりだったが、それで3ハロンから36秒7-12秒3の好時計。完歩の小さく回転の速いピッチ走法で抜群の脚捌き。いかにもデキが良さそう。文句なし。距離延長は微妙も折り合い次第で一発あるかも。

【フサイチパンドラ】○ ビシビシ攻められ
DWで単走。テンから飛ばしたために最後は一杯だったが、男馬のような力強いフットワークは健在。6ハロンから79秒6-12秒4と好時計。強行軍でもビシビシ追われ、太め残りに懸命。

【ポップロック】○ 至極順調
CWで3頭併せの中。終始、馬なりで馬体を併せたまま僅かに先着してフィニッシュ。前脚をピンと張り出し、前へ前へと集中力のある攻めができた。この中間はCWで4本時計を出し、プールと坂路を併用され、いつもと変わらない攻め過程。至極順調。

マツリダゴッホ】◎ 抜群のスピード感
蛯名を背に南Pで3頭併せ。4角であっさり交わし、馬なりのまま自らハミを取ってグンと加速。四肢を気持ち良さそうに伸ばし、抜群のスピード感だった。6ハロンから81秒8-12秒2も申し分ないし、デキは良さそう。

メイショウサムソン】◎ 文句なし
武豊を背にDWで2頭併せの外追走。ラスト1F手前で馬体を併せ、そこから気合いを付けられ、きっちり先着。首をグイッと下げ、重心が低く、力強いフットワークで文句なしだった。武豊は巻き返しに自信。

【レゴラス】○ 頭高いも、脚捌き力強い
坂路で3頭併せの内追走。頭の高い走法だが、ラスト1Fで追われると力強い四肢の捌きが目立ち、半マイル50秒9-11秒5。動きは悪くない。

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