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2022年は客観的な予想を心がけます。

大阪杯(GⅡ)回顧

2006-04-03 22:33:25 | 回顧
【馬場状態】重馬場で力の要る馬場。ノメる。グリーンベルトが残っているのか、内ラチのほうがいいよう。

12.8 - 11.6 - 12.5 - 12.6 - 12.5 - 12.4 - 12.3 - 12.2 - 12.3 - 13.3
(36.9-37.8)(49.5-50.1)(62.0-62.5)

【展開】好発を決めたシルクフェイマスがハナへ。道悪ということで道中は12秒台中盤のラップが続く緩い流れ。勝ち馬、2着馬は馬場に脚を取られることを懸念してギリギリまで追い出しを我慢。

春とは思えない肌寒さ、前日からの降雨の影響で水分を含んだ緩い馬場。そんな酷条件を制したのはカンパニーだった。道中は馬場のいい内ラチで我慢。これは今回と同じ道悪だった中山記念で早めに動いて末をなくしたことを教訓にしたもの。勝負どころの3~4角で他馬が仕掛けを開始しても我慢。ギリギリまで待って直線で外目へ。そこから一頭だけ違う脚色で差し切った。類まれなる決め手を秘めているだけに、道悪の消耗戦への適性が疑問視されたが、意に介さなかった。2000㍍の距離に対応できたのも明るい材料。溜めればGI級の決め手。坂のある阪神もなんら問題ない。

2着のマッキーマックスは試走という意味では申し分ない内容だった。道中は後方で折り合いに専念。終始、馬場のいい内ラチを通れた。直線でローゼンクロイツからのプレッシャーにも動じずジワジワ伸びた。平均して長く脚を使うタイプ。今回、抑える競馬をしたことで、本番で競馬がしやすくなった。

3着のスズカマンボは久々で急仕上げ。道悪競馬の消耗戦で59㌔を背負う厳しい条件。それを好位から正攻法の競馬で見せ場を作ったのはさすがGI馬というもの。ただ、レース後に競争能力喪失で引退に。本当に残念でならない。

本命視したシルクフェイマスは惜しかった。好発を決めるとスッとハナへ。道中、12秒前後のラップに持ち込み、直線も100㍍手前まで粘り込むもバテてしまった。だが、苦手の道悪でこの結果なら高く評価できる。良馬場なら逃げ切っていたろう。イレ込みやすい気性だけに使い込んでのストレスに注意したい。

ローゼンクロイツは道中、中団を追走。トビの大きい馬で道悪では本来の力を発揮できなかった。

アドマイヤジャパンは積極的に2番手を追走するも、道中からずっと内へモタれて追走に余裕がない。勝負どころの4角で早くも手応えが怪しくなって万事休す。意外な脆さを見せてしまった。右回りでは内ラチを奪えるかが課題に。

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