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ノーマルからライトへ

CD制作にむけての収録作業は昨日で完了しました。
(ツイッターでその都度、簡単に報告してきました。お読みください)
けっこうな曲数になりました。1~2曲ボツになっても、充分足りるでしょう。
ひとつ区切りがついたので、弦を張り替えました。
古くなったから替えたわけではありません。
前々から考えていたこと……「プロアルテ」の「ノーマル」から「ライト」への移行……要するに「指に力がなくなってきたので、ゆるめの弦を張って、負担を減らそう」というわけです。
私は「一度これにしよう」と決めたら、必ず弦をまとめ買いして、不足すれば買い足し、何年も同じメーカー、同じ種類の弦を使い続けます。そういうタイプです。
若いころは、「演奏技術のある人は張力の強い楽器(あるいは弦)を使う。技術のない人は弱い楽器(弦)を使う」と盲信していたフシがありまして、それからなかなか抜け出せないできました。つまりは、「歳をとったことを認めたくなかった」というわけです。でも、ここ2~3年の間に、愛器(マツムラギター 1976年)以外の楽器を使う機会が増え、その楽器(弦)に応じた弾き方をもとめて練習を進め、コンサートにのぞむことが多くなりました。
楽器を替えるのと同様に、弦を替えれば弾き方も変わります。楽器も弦も単純に「こうだ」ときめつけるべきではありません。
それがわかり、「ゆるい弦(楽器)にはゆるい弦(楽器)の面白さがあるな」「だったら、いつまでも無理をしている場合じゃないな」と思えてきた次第です。
若いころ、「これが私の十八番です」という顔して弾いていた、アルベニスの「アストリアス」を弾いてみました。実はこの曲、最近のコンサートで「今だと、しんどいな」と思い、プログラムからはずした曲です。ライトテンションでもけっしてやさしくはありません。でも今度は何とかなりそうな気がします。近いうちに再挑戦することにしましょう。
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