ハンプティ・ダンプティの詩の暗唱は続くがその内容は思いがけない展開を示す。彼はやかんでなら魚たちに言うことを聞かせることができると思ったが、ところが魚たちがとんでもないのである。
すると誰かが私に来て言った Then someone came to me and said,
「小さな魚たちベッドに臥せった」 ‘The little fishes are in bed.’
私はそいつに言った、はっきり I said to him, I said it plain,
「ならばお前は魚たちを目覚ませろ、ぱっちり」 ‘Then you must wake them up again.’
私は言った大声で確かに I said it very loud and clear;
私は行って叫んだ耳の中に I went and shouted in his ear.
ハンプティ・ダンプティの声はこの詩を諳んじるうちにどんどん高くなりほとんど金切り声になる。アリスは身震いし「何をもらっても彼の使いには絶対なりたくない」と思う。
PS:英詩の1聯は“said”と“bed”、和訳は「言った」と「臥せった」が脚韻を踏む。
英詩の2聯は“plain”と“again”、和訳は「はっきり」と「ぱっちり」が脚韻を踏む。
英詩の3聯は“clear”と“ear”、和訳は「確かに」と「中に」が脚韻を踏む
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