「お前は鏡の国 the Looking glass world でずっと私と一緒にいたんでしょ。覚えてる?」とアリスが子猫に尋ねる。現実の世界の子猫が夢の中では赤の女王だったから。ところが子猫はゴロゴロしか答えない。不便だ。「ハイならゴロゴロ、イイエならニャオとか答えてくれればいいのに!」とアリスは思う。子猫はゴロゴロ言うだけなので鏡の国でアリスと一緒にいたのかわからない。「いつも同じことしか答えない人とどうやったら話ができるのかしら!」とのアリスの嘆きはもっともである。風がいつでもゴーゴーとしか答えないのと同じである。さらに言えば会話で同じことしか答えないのは無言と同じである。
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