「GPSの消費電力を1/100 に」、英ベンチャーが開発

エア・セミコンダクター、日本のコンシューマ・デジタル・カメラ市場にGPS 機能を提供 (ニュースリリース)
「GPSの消費電力を1/100に」，常時トラッキングを可能にするCMOSチップを英ベンチャーが開発 (Tech On!)
英Air Semiconductor社、デジカメ向けGPSチップで日本市場参入を狙う (EDN Japan)
消費電流1mAでGPSチップを常時稼働、英Air社が日本のデジカメ市場参入を狙う (EDN Japan)
「位置情報を25msで取得可能」、エア社が1mA消費のGPSチップ開発 (ee times)

　イギリスのエア・セミコンダクタ社は5月12日、消費電力が1mAと極めて小さい GPS 技術を発表した。この技術を利用したAirwave 1というチップは、本年中にサンプル出荷されるという(まだ開発中)。

　特徴は、
・消費電力が 1mA と極めて小さいため常時動作させることができる。
・常時動作しているため、測位したいときに、瞬時(記事によると25ms)に位置を算出することができる。
にあるようだ。
　また常時動作しているため、屋内で測位できないような場合でも、測位できた最新の値を使うことができる。

　興味深い。ニュースリリースにあるように、写真に位置情報を付加することに対してはニーズはあると思う。期待したい。

iPhone/iPod用PlaceEngine利用ソフト「ロケーション・アンプ for 山手線」

クウジット、赤松正行氏とのアーティストコラボを実現「ロケーション・アンプ for 山手線」をWhere2.0でデモ展示 (プレスリリース)
クウジット、iPhone/iPod touch向けの山手線位置情報アプリを開発 (BB Watch)
山手線乗車時の位置情報を自動表示するiPhone/iPod touchアプリ (CNET)

　PlaceEngine を開発しているクウジットは5月12日、iPhone/iPod touch用ソフト「ロケーション・アンプ for 山手線」を開発したことを発表した。サンフランシスコのカンファレンスでデモ展示されるという。

　ソフトの機能としては、山手線に乗車中に使用し、最寄り駅と進行方向を認識して自動的に駅情報を表示するアプリケーションだ。
　技術的には、
・位置取得にはPlaceEngineを使用。
・無線LANの位置情報データベースはiPhone/iPod touch内に置く。
・iPhone/iPod touch内蔵の加速度センサーを利用し、進行方向を認識する。
といったことをしている。

　デモビデオも２本掲載されている。ちょっと小さいので見づらい点もあるが、渋谷を発車に原宿に到着する中で、位置が更新され、原宿に到着したことが認識できていることが分かる。

　このようなアプリケーションが発表されたということは、PlaceEngine は山手線上ならばほぼ問題無く無線LANのポイントが見え、リアルタイムに位置が把握できるということなのだろう。PlaceEngine の使用経験はほとんど無いため、その点に驚いた。
　山手線で位置が分かるだけといってしまえばそれまでなのだが、使えば楽しそうなソフトだ。こういうソフトを見ると iPod touch が欲しくなってしまう。