ひらけいメモBlog@goo

デジカメ・GPS・PC・デジタル家電などに関するニュースを扱っています。

LatLongLab「ぽ地図」を公開

2008-12-05 08:54:45 | 位置情報・地図
「ぽ地図」を公開しました (サイトの説明)
地図上の文字を直接クリッカブルに、ヤフーが「ぽ地図」実験公開 (INTERNET Watch)

 ヤフーが運営する地図・位置情報の実験サイト、LatLongLab。このサイトはアルプス社がYahoo!と合併したことにより、アルプス社の実験サイト「ALPSLAB」での新規実験を Yahoo! のサービスとして続けるためにできたサイトだ。ただ完全に移行するのではなく、これまで ALPSLAB で公開されたサービスは ALPSLAB に、新規のサービスを LatLongLab で公開する、という位置づけらしい。

 その LatLongLab で、新規のサービスが公開された。それが「ぽ地図」だ。
 これは「地図の中のお店の名前をクリックするだけで詳しい情報がすぐ見られる」(サイトの説明)というサービスであり、サイトでは「ストレスフリーの地図インターフェース」としている。

 サイトを表示させると、見た目は普通のスクロール地図だ。縮尺は詳細な街路表示となっていて、変えることはできない。詳細地図上に表示される施設名称がクリックできるようになっていて、クリックすると画面の左側に クリックした施設の詳細情報(名称や電話番号、住所、業種)、Yahoo! Web 検索や Yahoo! 地図情報の結果が出てくる。

 ふーん?といった感じで最初は見ていたのだが、確かにこれは使いやすいかもしれない。
 INTERNET Watchの記事に詳しいが、従来は地図を閲覧していて気になる施設があれば、わざわざその施設名を検索窓に入力して、検索していた。今回のサービスでは気になる施設があればその施設名をクリックすればよいので、確かに直接的で分かりやすい。
 また検索結果数が多くなってしまうような検索では、地図がピンだらけになってしまって見づらくなる、というのも確かにその通りだ。
 当たり前だと思って地図サービスを使っていたが、こういう手法もあるんだ、と関心する。

 ただ現状では記事で指摘されているように、縮尺は1/1,500固定、地図上の施設名表示も業種などでオンオフできない、といった制限がある。このあたりはその内改善していき、縮尺も変えられるようになって、表示対象も業種選択やフリーワード検索ができるようになるのだろう。(ただフリーワード検索は従来の地図サービスでもさほど問題はないだろうとされているので、作られないかもしれないが)
 ヤフーでは、このサービスを将来的にはヤフーの展開する複数のサービスと組み合わせていくことを検討しているようだ。おもしろそうであり、期待したい。
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GPSMAP60CSx日本語版の地図無しバージョン

2008-12-05 02:05:14 | GPS


 GARMIN社のハンディGPS、GPSMAP60CSx日本語版に、地図無しモデルが登場した。
 地図ありモデルは126,000円だが、この地図なしモデルは99,750円と多少は買いやすくなった。地図無しモデルであるため、地図はベースマップと呼ばれる1/20万の地図のみが搭載されている。この他の詳細地図が必要となった場合には、別途購入となる。
 microSDカードは本来添付されていないが、上で紹介した製品は現時点では2GBのmicroSDカードをサービス品として添付している。

 それにしても、日本語版は高い。
 わたしは eTrex Vista HCx(英語版) にアップダウン製作所の地図を入れて使っている。が、地名が英語表示ということもあり、やむを得なくはあるのだが使い勝手は落ちる。
 そういう意味では日本語版の価値はあるのだが、それにしても高い。
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山岳ナビ搭載のナビシステム、発売

2008-12-05 01:47:47 | GPS


 IDA ON-LINEやPDA工房で、「山岳ナビソフトSANGA」というものを搭載した PND が発売された。
 PNDはKAIHOUのTNK350という機種で、「SANGA」というのはこのPND専用の山岳ナビソフトらしい。
 現在の価格は、このセットで32,400円だ。

 まずは、ハードウェアから見ていこう。
 大きさは93mm x 83.5mm x 22mm、165gと小型軽量。液晶サイズは3.5インチ。電池のもちはGPS使用時で3.5時間とPNDとしては比較的長めだと思うが、「山岳ナビ」として持ち歩くにはちょっと心許ないように思う。内蔵メモリは1GBだ。

 次に、カーナビソフトとしての機能だ。
 地図は2008年度版。縮尺は25m~1kmの7段階。電話番号は1,000万と充分。住所は1,300万で最近の流れから見ると少ない。施設名検索は250万、周辺施設検索は250万。
 1GBならこんなものかな、という感じだ。なおスクリーンショットなどを見る限りでは、搭載されているカーナビソフトは GrandMap Navi を出している MapNet 社の SHAKE! 同等だろう。

 そして、山岳ナビソフトだ。
 まずは地図表示。1/25,000、1/50,000(ここまでは地域ごとに別売り)、1/20万、1/20万超が表示できる。さらに50mメッシュの等高線データを持ち、立体レリーフ地図の表示ができる。これが大きな特徴だ。
 また、観光おすすめ情報のデータを持つ。
 その他仕様によると、自然地名検索6万件、太陽・月の暦に対応、KML対応予定、GPS軌跡ログ取得対応(1件あたり28800ポイントを100件)とある。
 1/25,000の地図は地域ごとだが、北海道・東北・関東・中部・関西・中国/四国・九州/沖縄という地域分けがされているようだ。
 このソフトの開発元ははっきりとは分からないが、カーナビソフトの開発元である MapNet 社で開発が表明されていた山岳ナビのように見える。


 カーナビにも使えるし、車から降りれば山岳ナビとしても使える、というのはおもしろくはありそうだ。ただ懸念は、3.5時間しかもたない電池だろう。この機種は内蔵電池で駆動するので、せっかくGPSの軌跡が取れはするのだが、移動中に電源を入れっぱなしというのは難しそうだ。
 もう1つは、防水や頑強な作りがあれば・・・ というところだろう。ハードウェアは一般的なPNDのようなので、これを山に持って行っては、まずは防水の面が心配になりそうだ。
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