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今後のGoogleケータイ向けサービス

2006-05-23 21:59:19 | GPS
「携帯向けサービス、アイデアは山ほど」・米グーグル徳生シニアプロダクトマネージャー (IT Plus)


()書きは記事の引用

 KDDIとGoogleの提携に関連しての、Google 日本向けの携帯サービスを統括する方へのインタビュー記事。
 Google は「モバイルに関しては駆け出し」と認識し、「ウェブとは違ったサービスを提供」しようとしている。
 モバイル向けサービスの拡充を図ってきているようで、例えば「今日(18日)、パソコンのグーグルマップで探した場所のメモを携帯電話に送れるサービスを始めた」そうだ。
 また、モバイル版でも「『カフェ』『渋谷』などと、探すものと場所を入れて検索する『ローカル検索』では、結果を地図上に表示する」サービスも展開している。このサービスではケータイ向けということで「地図は各機種の画面にあわせて解像度、形を変えている」という。

 このような Google が今後、位置関連でケータイ向けにどのようなサービスを展開するのだろうか。

 位置情報に関連して、Google は日本のケータイ市場の特徴として、「携帯電話の画面が大きく、高精細だったり、GPSを使った歩行者向けナビサービスがあったり」と、位置を測定するためのGPSと、表示するための画面について触れている。
 また今後の展開としては、「GPS機能と連動したグーグルマップ(中略)など面白いサービスはいくらでも考えられる」と述べている。また広告という面から見ても、ケータイ+GPS という環境では現在の位置を知ることができるので、効果的な広告配信をすることが可能になる。これらから、Google はケータイ向け位置情報サービスについても積極的に取り組んでくるだろう、と考えられる。

 ただ、日本では NAVITIME をはじめとして GPS を用いた優れた位置情報・周辺検索サービスが既に提供されている。特に NAVITIME は au とともに EZ ナビウォークなどのサービスを育ててきた。かつ周辺検索に使うことのできる情報も豊富に蓄積している。
 この NAVITIME をはじめとするサービスに、Google Maps と GPS を組み合わせてどのような独自のサービスを展開できるのか、注目していきたい。

 例えば、ケータイから Google Maps API を用いた地図サービスが使えるようになり、これと GPS による現在位置が連動すれば便利だろう。そして GoogleMaps 上で目的地を見つけ、そこへの行き方を検索できるようになれば、おもしろい。
 これにより、Google Maps API の登場で爆発的に増えた、何かの目的に特化した地図情報サービスを、現在位置と連動させて使うことができるようになる。
 例えばある地方の観光協会が観光ガイドのサイトを構築すれば、ケータイを片手に簡単に観光スポットを巡れるようになるだろう。また誰かが作成したドラマの撮影地ガイドを片手に巡り歩く、ということもできるようになる。

 今後 Google がケータイ向けに何を打ち出してくるのか、期待したい。
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