嵐行く 唸り声あげて どたどたと 閉じ込められし 家の中かな
ひのひら ろくべえ
台風の通過の一日、家の中で身動きできず、ひたすら待つ身
待つ身と言えば、こんな諺がある。
「待つ身より待たるる身」早く来ないかと待ってる人も辛いが、待たせて
待たせている者、早く行かなければと、相手の事が気になる。気持ちだ
けが焦るそんな状況も辛い、「待」という事は待たせる者も、待つ者も
辛い状況であるという事であろう。互いに相手の事を思いやり、互いに
許し合う、そんな精神性が大切なのであろう。このことが人間関係の基
本ではないだろうか。つまり、コミュニケーションノ精神の持ち方であろう。
ついつい人間は相手の事を、非難したり、相手のせいでうまくいかない
などと責め立てるが、そうではない互いの問題が存在していることを冷
静に分析し、その問題を取り除く努力を互いに行うことが、人間関係の
方法であろう。解らない者と解かる者との交流であれば、解るも者が、
解らない者を導くかかわりが求められる。学校の先生と生徒の関係、
福祉施設における利用者とヘルパーとの関係、医療における医療専
門家と患者の関係などその代表的な状況であろう。
専門家は間違ってはいけない、専門家のほうが階段を下りて、相手の
ところに近づくことを心がけた、コミュニケーションを心がけることが大
切なのであろう。やたら専門用語をカタカナ語で並べ、説明や説得を
されても、相手はチンプンカンプンなのである。伝え方というもの
もあることを、心に刻んでおきたいものである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます