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迷歩録  負担

2021-08-20 07:36:41 | 日記
   雨の朝  鳴き数揃え  なきじゃくる  夏を楽しむ  つくつくぼうし


                                    ひのひら  ろくべえ


    雨音激しい南九州である。少しの雨の止んだ時を楽しむように、鳴き数を

   そろえる様に、必死に鳴くつくつくぼうし、短くなった夏を惜しむように鳴

   く、まるで鳴き数をそろえる様に、一年、一生の鳴き数が決まっているよう

   でもある。

    雨に襲われ、夏らしい夏は数日に限られていたこの夏、蝉たちも予想外の出

   来事であっただろう。いつもの夏ならば、油蝉から始まりミンミンゼミ、そし

   て,つくつくぼうし、日暮らしと続いて、秋へと移行する季節が、飛び飛びで秋

   へと移り行く、何とも季節観までもが戸惑う気候である。今も外は雷が鳴り、雨

   音が地響きのように聞こえてくる。もう一週間も同じような天気が続く、大地は

   弱り切りへとへととなっているであろう。

    天候までが自粛を強制するようなそんな感じさえしてくる。雨もコロナもいつ

   になったら終息するのであろうか。収穫時期を迎えた農産物は全滅であろう。農

   家は大変である。コロナで出荷が減少し、雨で被害を受ける、二重に負担がかかる

   一日も早い回復を願うばかりである。