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迷歩録 ひさめ

2018-11-19 13:57:57 | 日記
  雨の朝  黄金の柚子や  ぽとりきて  寒さに耐えて  土へとかえる



                                     ひのひら  ろくべえ


      今日は朝から、冷たい雨が落ちている。冬の寒い雨は「ひさめ」とも呼ぶ。

     この雨に打たれてしまうと、その寒さでたちまち風邪をひいてしまうことにも

     なる。何とも厳しい雨である。

      「ひさめ」とは、雹、霰、霙、またそれに近い極めて冷たい雨のことを言う

     らしい、この「ひさめ」の反対が、春雨である。暖かい雨ということになる。

      「ひさめ」になるか、春雨になるかは大きな違いではないだろうか。どちら

     を目指して、日常的に行動するのかそのことが日常の態度や言葉使いを決定づ

     ける。

      ひさめを意識している人の行動や言葉は、その中に愛情はなく冷淡さえも感

     じることになる。

      反対に春雨的人間を目標としてる人の態度や言葉は、愛情にあふれ細やかで

     温かみを感じるという事になる。

      どちらを場面によって使い分けることができれば、効果的であろうが、そう

     もできない、ついつい本音が出てしまう。人間は意識を高めての行動は、一日

     何パーセントぐらいできるであろうか?ほとんどは無意識の行動ではないだろ

     うか。この無意識の中にこそ、「ひさめ」や春雨が隠れていることを知ってお

     くことが大事である。

      他人は無意識こそを評価しているからである。無意識から意識へ格上げでき

     ることが、大切である。そのことで、意味のない悩みから意味のある悩みへと

     なっていく。それが成長というプロセスなのだから。